Ms.S嬢が走ってるころ、空が暗くなりスコールのような雨が

降り出した。かわいそうに彼女はずぶ濡れだ、あの日焼け止めクリームは

なんだったんだろう。

次なる走者のY女史はこの雨のなかを走りたくないという。

オレの黄色い帽子を貸すからと言っても、嫌だという。

しかたがないのでMr.Xが走ることに、、

彼が2周走るころには雨が上がり、再び晴れてきた。

Y女史が彼からタスキを受けとり、走りだす。

 

Y女史からMr.X, そして2度目のオレにまわってきた。

30mほど前に若そうな女性ランナー(推定年齢31歳)の姿が見えた。

ショートヘアで白いTシャツに濃紺のランニングパンツだ。

中肉中背か、、ペースが自然に上がる、、あと3mぐらいか、、

 

お話ができるかな、、と期待する。

が、彼女の喘ぎ声がすごい、、とても会話が成立する雰囲気じゃない。

あきらめて、そのまま追い抜いていく。

一回目よりだいぶ慣れてきたが、やっぱり少しきつい。

2周走ってMs.S嬢にタスキを渡す。

 

残り時間15分44秒、今Y女史が走っている。

最後にMr.Xが走り1周目が終わったときの残り時間が6分だったので、

走らずにここで終了。

残り時間内に周回できなければ、走ってもむだになってしまうのだ。

結局、我々の記録は24キロだった。

 

Ms.S嬢のケーキは生地の上にカスタードクリームがのっている。

オーストラリアのホルスタインのミルクから作ったのか、、

濃厚な甘さで美味しかった。

帰途、さくら市にある蕎麦屋で食って帰る。