2019-03-31のブログ(下記)にあるとおりロードバイクをバラ完してから5年を超えました。

 

 

走行距離は、5年で 13,500 km くらいです。チェーンリングの摩耗が少々気になり始めました。アウター及びインナー両方です。下の写真はアウターです。

 

 

チェーンリングを新しくするにあたりまして値段を確認しました。まずはクランクセットの価格を比べてみます。2019-03-31現在価格は13,331円でしたが、2024-05-04現在価格は1.4倍の18,132円に値上がりしています。

 

 

価格が1.4倍に値上がりしたことが動機となりまして、クランクセットではなくてクランクなしの価格も調べてみたところ、2024-05-04現在価格は7,709円だとわかりました。2019-03-31現在価格を記録してませんでしたが7,709円を1.4で割って、2019-03-31現在価格は5,500円としておくことにします。

 

シマノ製品の品質及び信頼性は、良好だと思いますので、今ついているのと同じ新しいやつに更新するのが無難に違いありませんが、ちょっと思いついた仮説を根拠に、互換性のある社外品を選んでみました。

 

思いついた仮説というのは、ロードレースはオリンピック競技にもなっていて人気選手が大勢いるし趣味のロードレーサーも大勢いるという仮説です。この仮説を根拠にしてみますと、プロアマ問わず選手ともなれば、ピラミッドの頂点にシマノ製品の品質及び信頼性があるのでしょうが、ピラミッドの裾野でロードバイクを楽しむ小生のごとき趣味人にとっては、ロードバイクの部品は、コモディティ化していて、そこそこの互換性とそこそこの品質を備えてこなれた価格の標準品として存在している物ということになるのではなかろうかというわけです。このような可用性の高いものであれば、AliExpress、Temu等で売られているものは、そこそこの互換性とそこそこの品質を備えてこなれた価格であるに違いないだろうという仮説になります。

 

AliExpressで少々探してみましたところ、下図の製品をたまたま見つけたので、購入してみました。

 

 

 

左側が13,500km使用後のシマノ105アウターチェーンリング。右側がZRACE製アウターチェーンリング。(表側)

 

 

左側が13,500km使用後のシマノ105アウターチェーンリング。右側がZRACE製アウターチェーンリング。(裏側)

 

左側が13,500km使用後のシマノ105インナーチェーンリング。右側がZRACE製インナーチェーンリング。(表側)

 

左側が13,500km使用後のシマノ105インナーチェーンリング。右側がZRACE製インナーチェーンリング。(裏側)

 

シマノ105インナーチェーンリングの重さは33g

シマノ105アウターチェーンリングの重さは147g

合計 180g

 

ZRACEインナーチェーンリングの重さは31g

ZRACEアウターチェーンリングの重さは100g

ZRACEトリムナットの重さは26g

ZRACEトリムボルトの重さは7g

合計 164g

 

(シマノ105)7,709円ー(ZRACE)5,654円=2,055円

 

シマノ105の方は13,500km走って摩耗して軽くなった分及びこびりついた汚れの重さを無視しています。ZRACE製のチェーンリングを選んだことにより、シマノ105にするよりも、2,055円の節約及び16gの軽量化を達成することができました。品質及び信頼性については、仮説が正しいことを想定します。

 

アウターをクランクに取り付ける際に使う部品(トリムナット)です。

 

インナーをクランクに取り付ける際に使う部品(トリムボルト)です。トリムナットとトリムボルトで挟んでとめます。トリムボルトの締め付けトルクは最大8Nmだと刻印がしてあります。

 

トリムナットはどれがどこでもいいわけではなくて位置が決まっています。2か所はそこにしか合わないのですが、もう2か所はどっちがどっちでも一応つきますが、クランクの曲線が美しく流れるようにみえる位置が正解です。組み立て説明書は付いてきませんが、よーく観察すれば、どういうふうに組み合わせればインナーにもちゃんとチェーンがかかるかが判明します。

 

 

小生のチェーンはクイックリンクだからチェーンの取り外しは簡単ですが、後輪を外しただけでチェーンは外さず作業を行いました。

 

チェーンリングの歯数は50-34Tで変わらないのですが、ZRACE社製チェーンリングは、シマノ105チェーンリングとはチェーンラインが違うらしく、フロントディレイラの再調整が必要でした。シフトワイヤを外して初期の段階から調整しなおした方がいいくらいな感じだったのですが、シフトワイヤは余分を切って短く納めてあるので、外すと再利用できそうにありません。なので、少々やりにくかったのですがシフトワイヤも付けたままで再調整しました。

 

お試し走行で通過した鷺舞橋ポケットパークにて完成図を撮影しました。

 

 

ついでに相澤良牧場に寄り道しました。