スーパーカブ110 JA59のヘッドライトはLEDなので、普通に明るいと思いきや、暗かったです。オートバイに乗る道楽は、可能な限り明るいうちに楽しむようにしていますから、小生にとっては夜道ではなくてトンネルが問題です。トンネル内でも走行車線をきちんと走行できるよう、路面が見えないといけないのですが、暗くて見えません。
ヘッドライトの玉を明るいやつに交換すればいいのだろうと簡単に考えていましたが、そういう玉は見つかりませんでした。仕方がありませんから霧灯を設置するしかありません。
Copilotに聞いてみました
「スーパーカブ110 JA59型のヘッドライトが暗いので、トンネル内できちんと車線内を走行することが難しいです。何かよい方法はないでしょうか?」
回答は次の通りでした
「スーパーカブ110 (JA59型) のヘッドライトが暗い場合、以下の方法を試してみてください。
LEDヘッドライトの取り付け LEDヘッドライトは、従来のハロゲン電球よりも明るく、視認性が向上します。プロテックなどのアフターパーツメーカーがスーパーカブ110用のLEDヘッドライトキットを提供しています1。取り付けは簡単で、点灯効果が大幅に向上します。
ハロゲン電球の交換 カブ110のヘッドライトは通常35/35Wのハロゲン電球を使用しています。ハロゲン電球を高輝度のものに交換することで、明るさを改善できます。
光軸調整 ヘッドライトの光軸が正しく調整されているか確認してください。適切な光軸設定は、視界を最適化し、他の運転者に対する妨害を最小限に抑えます。
これらの方法を試して、ヘッドライトの明るさを向上させてください。ただし、安全運転のためにはトンネル内で適切な速度で走行することも重要です。」
回答は全く助けになりませんでした。
YouTube動画を探しましたところ、10Wくらいの小さなLEDランプを両フォークの根本辺りにそれぞれ着けたら地面がよく見えるようになり夜道が安心になったといった類の情報が得られましたが、トンネル内ではどうなのかについては、依然として謎のままでした。
仕方が無いので自分でやってみるしかありませんでした。いろいろ探しましたが、これしかないという決定打といえるような製品を見つけることができませんでしたので、とりあえず、Biqing 20W バイクフォグランプ イカリング付き LED作業灯 ワークライト 12V/24V 狭角 スポットビーム フォークリフト オードバイ用 バイク補助灯 丸形 1個セット+スイッチ (ホワイト+アンバー) というのを注文してみました。
てっきり2個セットと思いきや、ランプとスイッチがひとつづつでした。「1個セット」というのはそういう意味でした、個数を確認するのが甘かったので自業自得でしょうね。
本体はプラスチックとアルミでできており、コの字形の台座は鉄製、ボルト及びナット類も鉄製でした。
開封して検品作業にとりかかりました。定電圧定電流機能のある安定化電源に接続して動作確認とあわせて電圧及び電流の値をみました。
12.0Vのとき0.80A
13.0Vのとき0.74A
13.5Vのとき0.71A
でした。
商品の仕様書きにある20Wというのは嘘で実際には10Wの商品でした。ちなみにイカリングの方も電圧及び電流の値を確認しました。
12.0Vのとき0.27A
13.0Vのとき0.25A
13.5Vのとき0.24A
でしたので3Wということがわかりました。
取付方法は、
(1) OHSATO製 フリーポイント金具(小) 製品番号: 11-312
JANコード:4935646316122
サイズ: 2×15×38×172 mm
JANコード:4905034052031
上記(1)及び(2)前かごに設置してランプのステーにいたしました↓
但し、(2)の穴は4mmなのでM4のボルト&ナットを使えば簡単だったのですが、固定力がもう少し必要ではなかろうかと思いまして、4mmの穴をドリルで6mmまで広げて、M6のボルト&ナットを使って(1)と(2)とを固定しました。
スイッチは下の写真に示すとおりの位置へ設置しました。スマホホルダの裏になりますが、実用上は特に問題ありませんでした。
昼間に霧灯を点灯させたらこんな感じです。左側の写真がイカリング(淡黄色)で右側の写真が霧灯本体(白色)です。どちらも点灯させた状態を撮影しています。スーパーカブ本体のロービームも点灯しています。点灯していると言われれば点灯しているんだなとわかる程度です。昼間だから尚更わかりずらいです。
トンネルへ行ってON/OFFして様子を観察してきました。下の走行動画では、ONにすると確かに明るくなる様子がとらえられてますが、目視感覚では、ON/OFFの違いは下の動画ほどはっきりせず、むしろ、こんな僅かしか変わらないのなら必要ないなと思いました。
日没後に街中を走行してみました。カットラインつき霧灯なのでロービームの上端をカットラインの上辺に合わせました。下の走行動画では、ONにすると確かに明るくなる様子が明確にとらえられてますが、目視した感覚では少し改善される程度で、すごく明るくなったという感じはいたしません。目視感覚では、無いよりも僅かに明るい気がするけど、このくらいしか違わないんだったら無くていいという感じでした。
この霧灯は、20W品としてアマゾンで売られていた中華製ですが、このブログの最初の方に書いたとおり、商品の仕様書きにある20Wというのは嘘で実際には10Wの商品でした。
興味があったので、このブログで言及している20W品としてアマゾンで売られている中華製LED灯の他にも、30W品、40W品、80W品の製品をアマゾンに注文してあります。届いたら順次測定して走行実験を行う予定です。
さて、
本当は最初に話題にするべき事項だったかもしれませんが、いまから言及します。スーパーカブには車検がありませんが、霧灯{むとう}(フォグランプ)を付けるならば、日本の保安基準について知っておくべきでしょう。かいつまんだところをGoogle先生にとりあえず教わっておきました。法律の原文にあたるのが正当ですが、とりあえずということで、下にノートしました。
ノートをみて思いましたが、アマゾンなどに出品されている商品(中華製が多いんですが)の中には、点滅モードがあってその動作を封じることができないやつとか、霧灯{むとう}(フォグランプ)本体が明らかに白や淡黄でないやつは言うまでもなくアウトだし、イカリングが青とか緑とか赤など、白又は淡黄色以外のやつもアウトでしょう。日本の保安基準に適合しませんから、そういう商品を選ばないようにしなければなりません。測定するまでもなく、誰が見ても一目瞭然で保安基準に適合しないと判る状態で走行していると、車検の必要な排気量オートバイだろうがそうではないオートバイだろうが、保安基準に適合しないということで、警察官に止められても不思議ではないようです。保安基準に適合しない状態で公道を走行することは、そもそも車検の合否とは別の話なので、違反になり、点数(1点)が引かれて反則金(二輪車は六千円、原付は五千円)も生じるようです。
以下はノートです。
1 取付位置
照明部の上縁の高さ地上80㎝以下、すれ違い用前照灯(ロービーム)の照射部上縁を含む水平以下、下縁の高さが地上25cm以上。車体の外側から40cm以内。ロービームの中心よりも下側に取り付ける。
{ということは、スーパーカブのハンドルの上に設置するのはダメですね。また、前照灯の真横というのもダメですね。}
2 装着数
取付個数には基準がないが、同時に2個までしか点灯させてはならない。2個点灯させる場合には左右対称であること。
{ということは、1つだけつけるのは差し支えありませんね。}
3 発光色
白色又は淡黄色であること。その全てが同一であること。
{ということは、青、赤、緑などを点灯させてはダメですね。また、「又は」と言っているから白と淡黄色を同時に発光させちゃうのもダメですね。もちろん片方を白でもう片方を淡黄色で発光させるのもダメですね。}
4 明るさ
規定なし。
5 色温度
3000K~5000Kがふさわしい。
{ということは6000KのLEDランプは、ふさわしくないということになりますね。}
6 照射範囲
上方5度及び下方5度、外側45度及び内側10度。ロービーム(20m~40m)以下でなければならない。例えばロービームの照射範囲が30mの場合にはフォグは30m以下となります。
7 光軸
下向き。
8 スイッチ
点滅しないこと。消灯できること。点灯していることが運転席からわかる装置を備えていなければならない。フォグ単体で点灯できない構造でなければならない。夜間(日没から日出までの時間)にフォグランプのみをつけて走行してはならない。
{ということは、フォグランプのみ点灯することができるようにするのはダメですね。また、点滅するモードを備えているやつはダメですね。}
9 その他
レンズの損傷や著しい汚損がないこと。