巻き付け型のグリップヒータをアマゾンで購入しましてスーパーカブ110 (JA59型)のグリップに設置してみました。ヒータの特徴は以下のとおりです。

 ・ マジックテープで脱着式

 ・ USB給電式

 ・ 6段階温度調節スイッチ付き

 ・ 最大95℃

 ・ IP67防水

USBプラグのところにスイッチが設けられており6段階で温度調節できることになってます。しかし、小生には、調節できているのかどうか体感では残念ながらわかりませんでした。

アマゾンをみますと巻き付け型のグリップヒータは何種類か売られています。オートバイ乗りの諸先輩方のYouTubeやブログなどを拝見しますと、USB給電式のものや巻き付け型のグリップヒータは暖かくないという意見ばかりでしたので、それならばと、なるべく最高温度の高い製品を探すことにしました。探した範囲ではこの製品が95度で最高でしたので選びました。

東京23区内を晴れの日に走るだけならば、冬の夜とか高速道路走行などは行わない前提なら、グリップヒータは不要かもしれないとも思いつつ、納車の際に純正グリップヒータを設置してもらうの失念したと少し後悔もしつつ、USB給電式の巻き付け型の実力を知りたいという好奇心から今回のブログとなりました。

 

小生がフルカウルスーパースポーツ車(GSX250R)に乗る際に使っているプロテクタ付きのしっかりした手袋をはめると、巻き付け型グリップヒータは、最高温度に設定してやってもなんだかちっとも温かくありませんでした。冷たくはないのですが全然温かくありません。評判どおりだと体験することができました。

 

次の実験はハンドルカバーをしたら状況が良くなるかどうかです。スーパーカブ110 JA59型に適合する「マルト(MARUTO)製の丸目カブ用ハンドルカバー(HC-PRM001)」を着けてみました。ハンドルカバーを利用する場合には、プロテクタ付きのしっかりした手袋ではむしろ危険なので、ロードバイク(自転車)用の手袋を利用することにしました。この実験では、とても満足のいく結果を得られました。とても快適だったからです。曇り空の2月、グリップヒータの温度設定を最高温度にして実験しました。10秒せず温かくなってまいりました。走行中は、もう少し温度を下げたいと感じることがある程でした。ハンドルカバーと巻き付け型グリップヒータの組み合わせは、実用になることが判りました。

グリップヒータへのUSB給電は、80Ah(22.5W)の容量を備えた比較的大形のモバイルバッテリーを利用しました。グリップヒータは常時最大温度にして、ナビ用のスマホへの給電もあわせて行いまして、およそ6時間連続稼働させて20%程消費してました。

この大形モバイルバッテリーのめかたは1.3kgです。他の小物と共に鞄に入れてスーパーカブの前かごにのせて走行してまいりました。

USB-Aの延長ケーブルを使うと、鞄を開かずに、グリップヒータ及びスマホとモバイルバッテリとの切り離しができるので、スーパーカブから離れる際に便利です。

 

ハンドルカバーに加えて「マルト(MARUTO) レッグシールド付きカブ用防寒ひざあて(LC-MM01)」も装備してみました。USB給電式グリップヒータ、ロードバイク(自転車)用手袋、ハンドルカバー、防寒ひざあてという装備で、2月の曇りの日、お試しツーリングへと出発しました。国道134辺りで気温9℃、厚木市街では7℃、宮ヶ瀬湖あたりでは4℃でした。このような気温だと、手袋だけですと凍てつく寒さに耐え難いことになるのですが、この装備のおかげだと思われますが、寒いのは確かですが耐え難いというところまでいきませんでしたので効果は絶大だったように思います。なお、グリップヒータは電源投入後10秒程度で温かくなりました。手袋がロードバイク(自転車)用ということもありオートバイ用より薄手だからかしっかり温かさが得られましたが、時々ぬるくなるように感じたのは気のせいなのかしらん。もう少しぬるくていいなと感じたときには6段階の温度調整を活用して温度を下げてみました。一応調節機能は利いていたような気がします。ご参考までに装備した状態の写真を下に示しますが、背景部分はぼかし顔部分は生成AIを利用して差し替えました。