2022年にタナックス・モトフィズ・サイドバッグGTという名前の汎用サイドバッグを入手しまして、GSX250Rに設置してみましたが、どうもしっくりきませんでした。およそ半年後にリノワーク・バイク用サイドバッグを入手して、GSX250Rに設置しましたが、これもしっくりきませんでしたので、結局、キジマ製のサイドバッグサポートをGSX250Rに設置する運びとなりました。

 

タナックス・モトフィズ・サイドバッグGTの不満点は、ヘルメットホルダ、タンデムシート鍵、タンデムステップが使えなくなってしまうことでした。致命的なのは、ウィンカーへ干渉しないように取り付けると必然的にシート寄りになるため左右のバッグの間にシートが挟まれる格好となりまして、そこへ尻をすっぽり納める格好にならざるをえず、自由が利かなくなることでした。

 

リノワーク(Rhinowalk)にしたら、タナックスの場合の問題点については改善できたのですが、ソフトバッグなので見た目がいつもしわしわなこと、バッグデザインがオフ車に似合いそうだけどフルカウル車にはいまいちと感じ始めましたし、バックルが多くて開閉がいちいち面倒くさいという点も気になり始めました。

 

サイドバッグの利用を考えると、GSX250Rのウィンカー設置位置は、前過ぎて都合が悪いということなんだと思います。ということで、ウィンカーをナンバープレートの位置へ移設するキットを含んだ、キジマ製GSX250R用サイドバッグサポートが誕生したに違いないだろうと思いました。

 

当初、小生は、わざわざウィンカーの移設までせずとも、なんとかなるんじゃなかろうかと考えておりましたが、二種類のサイドバッグを実際に試してみて、やっと意味がわかりましたので、注文しました。

 

届きました。

 

サイドバックサポート金具は左右一体型という格好のやつです。なんだか溶接がうまいんだか下手なんだか、どうなんでしょう? 下の写真で上に一部が写っている金具が、ナンバープレートに共締めするウィンカーステーです。

 

簡単な取扱説明書が同梱されており、注意深く指示に従って作業を進めればよいのですが、取扱説明書を読んでも解らなかった場合には、やればなんとかなるとは考えず、持ち込み社外品の取付作業請負をしてくれるお店へ相談するとよいです。

 

たとえば、ウィンカー及びライセンスランプのギボシにアクセスするには、ふたを二つ外しますが、取扱説明書には、ふたを外すことは言及されますが、外し方については知識及び経験がある前提です。更に、たとえば、リアフェンダーから出る配線を車両本体のどこを通すのか、車両本体の太い奴は再利用可能な結束バンドであるだとか、いわゆるDIYをするならば、ある程度の知識と経験を想定するのは当然です。

 

でもまぁ、このような機会を教材にして、知識と経験を得るために、失敗も勉強だしけして無駄な出費ではないという考えで、DIYを楽しむというのが道楽だと小生は思います。

 

ウィンカーの位置を後方へ移動させるので、ウィンカー用配線及びナンバープレート照明用配線を延長する必要があり、そのための電線がギボシ加工済で同梱されてます。サイドバッグサポート金具の取付にあたり、一旦電線を外しますので、あとで元通りにすることができるように、どの線がどこに接続されているのか、わかるようにしておくことが必須です。下の写真に示すように極細の油性ペンで書いておきました。

 

ナンバープレート及びウィンカーのついたフェンダーブロックを外しました(下の写真)。ウィンカーをナンバープレートの位置へ移設します。

 

ウィンカーのナンバープレート位置への移設が終わったら、フェンダーをもとに戻し、延長した電線をもとのさやへ納めます。ギボシで接続することで電線の延長を行いますが、念のため自己融着テープで巻いたあとその上からビニールテープを巻いておきました。

 

下の写真をご覧になればわかるとおり、もとのウィンカー設置場所の穴には、目隠しのためにステンレス製のボルトを入れて内側からワッシャーとナットで止めています。結構太いボルトなので重たいですから、何かシールみたいな軽いものの方がよかったのかもしれません。

 

左側のサイドバックサポート。

 

右側のサイドバックサポート。

 

下の写真をご覧になればわかるとおり、サイドバッグを取り付けても、タンデムシート鍵、タンデムステップ及びヘルメットホルダーが利用可能になりました。

 

 

 

以下は、小生とGSX250Rとのサイドバッグ放浪記です。

 

一番目、2022-08-14のブログ「GSX250Rにサイドバッグ」に、タナックス・モトフィズ・サイドバッグGT(可変容量23~31ℓ)ブラック赤パイピング仕様という製品(型番はMFK-135R3)をGSX250Rに設置するにあたっての試行錯誤を記しました。下の写真はそのときの形です。タンデムシート鍵、ヘルメットホルダー及びタンデムステップはサイドバッグに隠れてしまい使えません。それより何より、いまいちだなあと感じるのは、シートのすぐ後ろにサイドバッグが迫っているので、シートとサイドバックでコの字になったところへ尻を入れている感覚です。これがどうにもいたたけません。高速道路などを真っすぐ走行しているぶんには気にならないのですが、高速道路のRのきついランプとか、峠道のワインディングとか、尻を自由にさせてくれっという感じになっちゃうわけです。

MFK-135R3 サイドバッグGT
¥12,656 (2022-08-14アマゾン調べ)
サイズ:300(H)×490(W)×160(D)mm(最小時、片側)
容量:23~31リットル(片側11.5~15.5リットル)
最大積載重量:6.0kg(片側3.0kg)

 

二番目、2023-09-22のブログ「GSX250R用サイドバッグ」に、Rhinowalk バイク用サイドバッグ18L(9L×2)(型名はMT1418)を設置したことを記しました。こちらは、下の写真のとおり、タンデムシート鍵、ヘルメットホルダー及びタンデムステップがサイドバッグに隠れないので使えます。尻がコの字にホールドされる感も無くなりました。けれど、なんかしっくりこない。