
その後、呼吸器科の先生とお父さんを見舞いました。
お父さんには肺気腫のため、胸から空気を抜く管を通していました。
以前にも肺気腫を起こしたときにも管を通したのですが、その管(その先の機械)は肺に水がたまったときにつける機械と同じものです
お父さんの最初の癌友達の水野さん、私と同じくらいの30代の男性です、彼が最期につけていたのがこの機械で、機械には血が混じった水が出ていたそうで、どうもそれがトラウマになっていてとても嫌っていました
現在、その機械には空気が出ている様子もなく、水も出ている様子もありません(看護婦さんに聞きました)
そこで先生にこの機械を取ってほしいとお願いすると「いや、今後これが役に立つから今は取らないほうがいい」といわれました。そのときはお父さんが嫌がっているのではずしてほしかったのですが、これが延命に役に立ったのはその後わかりました。
先生はお父さんに声をかけて退室しました。この日もドカベン先生はいました
たしかこのときだと思うのですが、脳死判定はとても大変ですからやりませんが・・・大変厳しい状態ですっと言われました