ジェネリック医薬品の種類で

私が認識していなかった呼び名があり

その分野も存在しているというのが

オーソドライズドジェネリック

というモノです。

質問してくださった「momo」さんありがとうございます。

『ジェネリック医薬品の良し悪し』本日私の同僚がご自身の病気の手術前という事で早退しました。その病気はパーキンソン病です。藤川先生の書籍やブログを参考にしたり東洋医学の視点でのアドバイスな…

ameblo.jp

あまり質問に本文で答えちゃうと

大変になりそうだったのですが

興味が出たので

書いていこうと思いました。

そもそも私はこの薬の呼び名を知りません

処方箋を扱わなくなった

場末の職場で細々と勤めている者にとっては

どんどん疎くなります

ですが

この呼び名を知らないだけで

騒動があったのは覚えています。

そこで調べてみました

まず特徴です。

薬剤師人材派遣の会社のHPから

まとまったのが見つかったのでリンクを貼っておきます。

オーソライズドジェネリックとは？メリット・デメリットや服薬指導のポイントを解説｜薬剤師求人・転職・派遣ならファルマスタッフ (38-8931.com)

特徴的なメリット

医療従事者のメリット

まずは先発医薬品と変わらない情報提供体制が維持される点があげられます。

オーソライズドジェネリックには先発医薬品において長年にわたり集積された知見やデータが引き継がれているため、文献や臨床データなどの情報が多いことが特徴です。

また、近年では製薬会社の相次ぐGMP違反などを背景に、出荷調整が行われるケースも増えています。

オーソライズドジェネリックでは、これまで培った経験をもとに安定供給が確保されているため、供給不足を起こしにくい点もメリットの1つです。

患者さまのメリット

大きなメリットは、先発医薬品と同一という信頼感をもてる点です。

オーソライズドジェネリックは通常、先発医薬品と同じ原薬・添加物・製造方法などが用いられるため、ジェネリック医薬品に不安を抱えている方でも安心して服用できます。

PTP包装も先発医薬品のデザインが踏襲される場合が多く、切り替え後でも服薬しやすいこともポイントです。

もちろん薬価はほかのジェネリック医薬品と同様に安価となるため、経済的負担を減らす効果も期待されています。

だそうです。

デメリットも掲載されているので

覗いてみてください

軽く調べてみたら

新薬メーカーの大手が

サイドでやっている会社が

上がってきます。

先発メーカーが

同じ手法で

先発品と同じ製品を

ジェネリック医薬品として

販売しだした。

そんな感じでしょうか。

これはなんの為に？

って思うと思います

先発メーカーが同じものを

ジェネリック医薬品として

販売していたら

先発品の意味がない

と思うのが通常です。

これは私が処方箋を扱っていない人で

一般企業で勤めている目線での

考察です。

まずこの先発メーカーが

わざわざ自分たちの販売額や販売数を減らすことするかな？

って思うと思いますが

この背景には

国の政策があったのです。

もう10年以上前から

2025年問題は言われていました。

私が薬剤師になりたての約20年前くらいには

その言葉がありました。

しかし当時は

20年も先でしょ！今そんなことを言ってもどうせ誰かが、何かやるんじゃない？

それに年を取れば病気になる人は増えるのは当たり前やん！

とまさに他人事のように認識していました。

この事についても周りの人たちは

同じような認識だったと思います。

まさに

無力感と他人ごと

これに尽きるでしょうか

そうこうしているうちに

順調に人生の先輩たちが

高齢者になっていき

毎年1兆円づつ医療費が増えて行っていました

グラフはこんな感じ

よく言われているのが

20年以降は出されていません。

コロナ禍もあったのですが

都合が悪いと言われています。

80年ころから続いた

増える医療費の角度が

2025年から角度が

急角度になる！

と言われています。

ちょと探せなかったので

スミマセン

この増額する医療費の負担を少しでも減らすために

ジェネリック医薬品の推奨を

国が進めていたのですが

号令だけだと

普及率は20％も無かったです。

それでも2010年くらいから

やっと40％くらいになったかな？

という感じです。

グラフがあったので貼っておきます。

この急激に増えた箇所は

平成25年ごろ

(2013年ごろ)

ここぐらいから

国が飴と鞭作戦で

薬局側だったり

処方箋を書く方だったりに

ジェネリック医薬品を出すと

保険の点数を加算します

という事を言い出したのです。

それで普及しだしたんですが

それでもまだまだ厚生労働省が目指す目標に達しませんでした。

それから

保険の点数にさらに反映させる

保険制度にドンドン変わって行きました。

先発品を出すのは医療機関側が悪い！

ジェネリック医薬品を進んで出さないと点数を出さない！

そんな感じの保険に変わった行ったのです。

ここで医療者とか患者側の利便性などは

ほぼ無視です

それでやりすぎちゃったのが

昨今の薬不足を招いている下地となっていきました。

薬価が下げられ

保険診療の本体部分の管理料は上げ

やってやれなくなった

弱小メーカーが

手順通りの手法で作っていなかった！

と言うのが発覚して

製薬業界に広がったんです。

この作戦に厚生労働省が動いています。

そしてすべては保険料の上昇をどうにかしたい！

という意向がかなり入っているます。

その意向に

医師会などの業界団体の思惑が複雑に絡んでいるんです。

全ては金です

国の運営ですからね

仕方が無いのもありますが

医療が本質をとらえていない現状が

袋小路に陥っている証拠です。

と話をタイトルに戻すと

私の信頼できる後輩に聞きました。

「現状はどうなんだろう？？教えて下さい」

後輩の回答です。

1人しか聞いていませんが

雰囲気が分かるので

この上記の普及率と合わせると

この意見で充分かな？と思います。

後輩　「患者さんたちや薬剤師側でも意識していません。後発医薬品の一種のような扱いです。」

　　　「こだわる患者さんがいれば、取り寄せて調剤してお渡しします。」

　　　「それくらいあまり使われている感じがしません」

という回答を頂きました。

後輩のＳ君ありがとうございました

ということで

私の意見としては

変わらずです。

命に係わる病気や怪我なら先発品

それ以外はジェネリック医薬品でもいい

というスタンスは変わらないという事になります。

それでも

少しでも安くしたいし

信頼おけるものが良い！

というなら

オーソドライズドジェネリック

で良いと思います。

ただすべての薬があるわけでは無いと思うので

良く調べて

かかりつけの薬剤師や薬局に聞いてみてください。

薬局側は

在庫が増えるので

数を取りたくない傾向があります。

患者の心は気まぐれで

急に来なくなれば

ストックしておいた薬が無駄になります。

(期限切れね。廃棄か返品か。誰かが損をします。)

これが薬局側の意見です。

これがメーカー側に立つと

自分たちが販売していた先発医薬品が

ジェネリック医薬品という

国が無策で膨大する医療費を抑えるために

メーカーの儲けが少なくなる！

という流れから

それだったら販売していて

特許が切れてジェネリック医薬品を作っているメーカーに

自分達の儲けが流れるのは

株主に何を言われるか分からん！

それじゃあ対策として

子会社を作って

そこに自分たちでジェネリック医薬品を

作って販売するれば

株主に言い訳ができる

という感じで対策してきた

と私には見えました

これは私の妄想が入っていますが

そこまで外れては無いと思います。

さらに書き出すと

こういった背景があったうえで

製薬会社の売り上げを確保するために

高い新薬を販売する

そんな戦略を取っている。

さらにそう見ています。

なので昔のように

安全性に優れているものよりも

新薬は

良く効くけど、その反動の副作用もエグイものも出ている

そんな傾向があります。

もちろん中には新薬が必要な人もいます。

本当に未知の病気を治せるための

薬の開発は必要だとは思ています。

その為に製薬会社には頑張ってもらいたいです。

特に神経などの再生医療には

期待しています。

だって神経は新陳代謝しないので

一度損傷すると

一生動けなくなるからです。

なので

薬に期待しつつも

当てにしない

というスタンスが私が取る考えです

全員が参考になるとは思いませんが

わたしアタオカなんで

できそうな人に聞いてください

オーソドライズドジェネリックの現状