アクションラーニングとは

アクションラーニングとは、一般的にはグループ学習と理解されております。
その通りなのですが、このアクションラーニングの本質は何かといえば、この「アクションラーニング」という言葉にあります。

Actionというのは「行動」の事です。
learnというのは、「知識・スキル（=技能）を身につける」事です。
learningの場合は、ingで名詞化されますので「習熟」といった意味になります。

上記の意味から、アクションラーニングは行動ベースで知識やスキル（技能）を身につける事、行動ベースで仕事で必要な知識や技能に習熟する事である事であることが分かります。
習熟というのは、抽象的で分かりづらいかもしれませんが、「習」には「学ぶ」という意味があります。
「学ぶ」とは「真似てする」事です。
「熟」には、「慣れる事」という意味があります。
「慣れる」には「隔てが無くなる」という意味があります。
そこから、習熟とは正しい知識や技能を真似て繰り返し、あるべき知識や技能と自分の知識・技能との間に隔てが無くなる状態を指す言葉である事が分かります。

まとめますと、アクションラーニングの本質は行動・実践にあるわけですが、この行動を中心に目標達成に必要な知識や技能だけを一個一個確実に身につけて行き、熟する事がアクションラーニングだと言えます。
そのビジネス知識やスキルに習熟する過程では気づきが必要なのですが、それをもたらす為にグループで学習するわけです。