好奇心旺盛で中学二年生の娘の高校受験の話し。

 

「今から志望校決めてしまわなくても、あと一年あるから大丈夫ですよ。」という通級の担当の先生のお言葉。

いやいや、ADHD障害・ASD障害の娘を育てている親としては、中学二年生の夏休みまでには第一志望校ぐらいは決めておきたいし、むしろ早いとも思っていない。

通級の先生と私のこの温度差・・・。

 

娘にも高い目標を持たせることでモチベーションが上がると思うし、その高校に行くために今よりも頑張らないといけない部分(遅刻などの生活態度)も見えてくるし見通しも出来るから良いと思った。

 

寮生活という選択肢にしても、娘の希望であり、全ては娘の成長のために新たな第一歩として選んだ高校。

もしかしたら寮生活で何か変われるきっかけが出来るかもしれない。

やる気のある娘の背中を押してあげたり、親が子供の成長を望むのは当然のこと。

その成長を毎日近くで見れる当たり前だった生活が当たり前じゃなくなる日。

私の心の中でも長女の心の中でも、再来年の四月の寮の新生活に向けて、もうカウントダウンが始まっている。

正直なところ、長女の居ない生活は賑やかさに欠けて寂しい気持ちもある。

二学年年下の次女は、ジャイアンタイプのお姉ちゃんが寮生活になることで安心した暮らしが出来ると言っている。

「俺のものは俺の物。お前の物も俺の物。」という考え方で、よく長女が次女のモノを取って使ってしまったり、次女の分のお菓子まで食べてしまったりするからだ。

 

好奇心旺盛で、飽きっぽくて、新しいもの好きで興味あることに一目散に飛び込んでいくような長女の長所と短所を全て分かっている私だからこそ、長女にぴったりの高校を選び抜いてあげられたと思う。

長女がこういう性格じゃなかったら、たぶんここまで高校受験にこだわっていなかったと思う。

普通の高校で普通の受験していたかも。

 

 

その高校に入学できたら、きっとお金では絶対に買えないものや味わえない日々の体験や活動、芽生える探求心、毎日大好きな海を見ながら授業受けてかけがえのない楽しい青春の日常があると思うし、娘のやりたいことを応援するために、入寮式の日も笑顔で送り出してあげたい。

自分で言うのもなんだけど、あんまりこういう親って居ないと思うけど、ウチは幸い長女の理想を叶えてあげられる環境にあるから。

たとえこの先、親の都合で転勤があったとしても、寮生活なら高校生活も友達環境も変わらずに楽しく過ごせるし。

ただ一つ心配なことは海岸に近い高校と寮だから、地震や津波の影響や被害は大きいとのことで学校や地域ぐるみで避難訓練を強化しているのだそう。

 

大阪での暮らしや、何不自由のない暮らしから、都会を離れ田舎暮らしになり、親の有難さや気づけなかったこともいっぱい出てくると思う。

寮生活では主に食事を作る以外の部分は全部自分でやらなければならなくて、毎日の洗濯や部屋の掃除をしたりするため自立性や協調性なども養われると思う。

親から離れて苦労することもあると思うけど、たくさん学んで、人として一回りも二回りも大きく成長することでしょう。