年の瀬の依頼 | mo-niの土地家屋調査士・受験奮闘記録&その後

年の瀬の依頼

 

面識はあっても今まで仕事の連絡をくれた事がない某司法書士より29日の午前中に電話が鳴った。

 

大至急建物登記の作業を開始してくれる人を探してるとの事。

 

「いいですよ」と二つ返事で答える。

 

条件は、29日15時実地調査、1月4日朝一で登記申請。

 

1月4日10時までに登記申請書の写しを欲しいとの事。

 

なかなかの条件だけどまぁいいかなと思った。

 

ここで良い対応をすれば未来の仕事に繋がるかなと思った。

 

 

条件はさらに続く、格安でお願いしたいとの事。

 

まぁいいかなと思った。

 

今後の事を考え営業費としてみれば、それほど悪く無いかなと思った。

 

わかりましたよと。一般的な建物登記の相場金額の3割引でやりますと答えた。

 

1月3日に働く事になるけど、まぁ・・・それでも・・・いいかなと思った。

 

 

で、昨日現地へ行ったきた。

 

これがまたひどい。

 

建物の区画数は1階、2階で30を越える。

(そんなの聞いてないよ)

 

敷地は広大で建物が数棟建っている。

 

最寄りの境界点からの建物までの距離は約80m(笑)

 

建築確認は当然内地番。

 

もうこれ、他の事務所に依頼したらどれだけ料金かかるのというボリューム。

 

今日の朝から色々準備して、各階平面図を作っているけど、

 

確認の面積と合わない。

 

合わないのは1㎡弱の数値だけど原因を把握しないと気持ち悪くて前にすすめない。

 

確認申請に記載されている30以上の区画の求積式をエクセルに入力し、

 

数式と計算値、合計値をチェックするも一致する。

(そりゃそうだ。手打ちはあり得ないだろうから合っていると予想していた)

 

だけれど、当方CADの自動計算値と確認の面積が微妙に合わない。(外枠は閉合している事を確認済)

 

斜めの線が大量に入っているのでそれの影響なのか、少数第6位を切り捨てか四捨五入かの問題なのか、

 

色々検討するも原因が見つからない。

 

簡単な建物だと10分位で完了する建物図面が、数時間経っても終わらない。

 

求積図の数値と求積式の数値をチェックするも間違いが見つけられなかった。

 

これ原因なんなんだろう・・・というか、答えは出るのだろうか。

 

答えが永久に見つからないパターンもあるのかもと思い不安になりはじめる。

 

 

最後の手段として、建物の形状・区画をCADで描いて分割された区画に全部任意で座標を付けて

 

縦×横じゃなくて、1つ1つ座標求積し求積式の数値と対比してみた。

 

そうすると、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

見つけたー!!!

 

求積式の間違いを見つけた!!!

 

というか求積式は手打ちなのかーいwww

 

求積図がとてつもなく紛らわしくて、

 

誰が見ても誤って数値を拾ってしまう求積図だった。

 

人が求積図を見て数値を拾って求積式を入力しているっぽい。

 

すごいすっきりしたのと同時に、すごい驚いた。

 

てっきり専用ソフトで求積等自動配置だと思ってたから、

 

30以上の求積式を1つ1つ手打ちで入力している事に驚いた。

 

 

すっきりしたので今日は建物図面作成まで作業して残りは3日にやる。

 

苦戦したり予想外の事が起きたりびっくりしたり、現実の世界は色々起きてほんとに楽しい♪マゾ