
桜が満開の公園には、たくさんの家族連れがいました。みんな花見の仲間。五感が鈍くなっていた私には、こんな淡い色の桜でもとても刺激的なのです。
夜になればきっと流星もたくさん見えるんだろうな。今は髪や瞼がきらきらとまぶしい陽の光を受けて……。

すべてのものに平等に打ち寄せる波。一度きり?や、まだまだ近づいてきてくれるよ。

何度とではなくても、わかった。今私が望むもの……。

浜だし……素敵な色の貝でも拾おうか……。あなたのために。あなたという私自身のために……。
「見たか?拾ったか?」
私が拾った貝が、最後の1ピースだった。
鬱がひどくなって消えていたもの……安心感(黄)、笑顔(赤)、自信(青)、奇抜さ(緑)、負けず嫌い(橙)、可能性(桃)、祈り(紫)……。
(花)私が花の名を知らなかっただけで、あなた色の花は一輪でも、逞しく、精一杯咲いていてくれました。
君が変えてくれたんだ。
誰にも渡さない。
まっすぐ前を見て
振り返らない。
今日は心療内科です。
君を連れていくから
見守っていてね。
背中を押してね。
私はもう
君を見つけたから
君が私を見つけてくれるまで
祈りを飛ばします。