こころのサンキャッチャー -14ページ目

こころのサンキャッチャー

ブログの説明を入力します。

もしも過ぎ去りしあなたに

全て伝えられるのならば

それは叶えられないとしても

心の中 準備をしていた

冷夏が続いたせいか今年は

なんだか時が進むのが早い

僕ら残りの月にする事を

決めて歩くスピードを上げた

赤黄色の金木犀の香りがしてたまらなくなって

何故か無駄に胸が騒いでしまう帰り道



期待外れな程 感傷的にはなりきれず

目を閉じるたびにあの日の言葉が消えてゆく

いつの間にか地面に映った

影が伸びて解らなくなった

赤黄色の金木犀の香りがしてたまらなくなって

何故か無駄に胸が騒いでしまう帰り道





「赤黄色の金木犀」より





ばあちゃん、家に帰ってきたよ。

小さい体で、私がおんぶして病院から帰った日もあったねぇ……

何度も「佳ちゃ~ん」て名前を呼んで……

その度に何時でも起きて……





私を呼ぶ声がない静かな夜

なんだかかえって眠れない……

午前中まで会話もできて……

なんで?

わからない。

わからないけど、

今は少し

わからないままでいい?





ばあちゃん

寒くねぇがい?

最後に聞いた声は

「寒いよ」

だった……

ばあちゃん、お風呂に入る度に「極楽極楽」ってニコニコしてたっちゃ?

また入るべね。





ばあちゃん、あと6時間で納棺だからさ……

「早く寝さい」

ばあちゃんの口癖。

んだね。

寝なきゃね。