冷静に観察すると、自分に都合がいいかは別として、ものごとにはいい面と悪い面を常に見つけることができます。
今回は興味深い記事を見つけたので、そこから現代の子育て・教育に悩む大人たちへメッセージ。
ぜひまずはリンクをご覧ください。
東洋経済オンライン2019/07/27の記事
あまりに辛辣!ロシア人の「日本人への本音」
https://toyokeizai.net/articles/-/292654?page=4
例えば、日本人と〇〇人の親をもつ子ども。
海外に家族がいるから、外国語に触れる機会・感性の違う人間に関わる機会・海外へ行く機会があることがいい面だと捉えられがちだけれど、本人の気質によっては多言語・多文化の狭間で自分の立ち位置に戸惑ったり、下手するとひとつもしっかりした“母国語”をもてなかったり、非常に日本的ですが目立つのでイジメの対象になったり、たかだか親戚づきあいするのに大出費だったり、、、
一見華やかな外側しか知らなくていい人たちにはわかりにくい“負の側面”というのがあるんです。
じゃあ、何事にもいい面悪い面があるってことをあなたの人間関係に落とし込んでみましょう。
大好きな友人、無二の親友、、に限らずあなたが普段からおつきあいしている人たち。その人たちっていい面しかない人たちですか?
みんな人間だもん。
そんなはずはないよね?
もちろんその人にはいいところもあり、そしてあなたがどうにも好きになれないイヤなところもあったりして、それが
いい面>悪い面
で関係を続けていく上であなたにとって必要だったり心地よい存在だから、マイナスすぎてしんどい関係ではないから、だから今も関わりがあるんじゃないでしょうか。
リンクの記事は、ロシア人の考え方を題材に、日本人が見えない悪い面をちっとも考えようともしないでいい面から過大評価してものごと全体を楽観的に捉える傾向があり、それは時に大いに間違っていることを語っています。
そして私はそこからの続きで、
日本人としてグローバル感覚をもちたいのなら、英語力アップだけでは足りないよ、グローバルに生きる人たちがしている発想(考え方)を正しくつかむ「感覚の受け皿(英語的な考え方)」も合わせて育てていかないと。
“意思疎通”は語学力だけじゃないのよ。
をみなさんに感じてもらいたくてリンクをお届けしています。
なのでリンクを読まないことにはあなたには全く意味がなくなんの発見も得られない投稿です。
子どもを英語が話せて考える力のある子に育てたいという考えがあるあなた、英語ができないけどもう親になっちゃったあなたが子どもの成長にためにすべきことは、自ら探して必要な情報にふれ、この情報を取り入れるべきか捨てるべきか自分の頭で考え判断すること。その判断に自分なりの理由や根拠があること。
そこに、日本人がしがちな、他人の顔色をうかがうような理由や根拠は必要ありません。だって、他人にとってあなたの子どもの将来は、本当の意味では自分ごとではないんだから、なぜそんな無責任で言う立場の人たちの空気を読みたがるのか、私はさっぱり理解できません。
そして日本の親がしがちな、子どもを放り込んで人任せにする塾や英会話教室探しに必死こいて頭を使うような姿からは子どもは何も学びませんよ。あなたは頭を使っているつもりなんだろうけれど、実はそれは情報を並べて見比べて、ウンウン唸っているだけ。
そのたくさんの比較対象から紡ぎ出されたあなたらしい総合的な意見や結論そしてその根拠を子どもと家族と話し合えるくらいじゃないなら、それは今の子どもが必要としてる「考える力」と同じレベルで考えたことにはならないんです。
大学終わればたいていの人は“勉強”は終わりますが、“学び”は人生に一生ついてまわるもの。
受け身な受験勉強人生がつまらなかったからと言って“学び”まで嫌わないでください。その姿勢がモワッと雰囲気で伝染するから、だからあなたの子どもだって勉強を学びを楽しいものだと思わないんです。
あなたがその見本だから。
東洋経済オンライン2019/07/27の記事
あまりに辛辣!ロシア人の「日本人への本音」
https://toyokeizai.net/articles/-/292654?page=4
*************************************
「学び、考え、判断し、新しいものを取り込み変化する」のは生きている間“常に”必要な能力。
変化しようとしてるようには到底見えない日本の大人のもとで「考える子ども」なんか育つわけない。赤ちゃんが言葉を覚えるように、子どもも周りの大人から見て・聞いて学ぶ。
あなたは自分の考えを脳みそに大事に保管したままだったり、せっかく口に出しても無難な相手を選んでる。自分のポリシーを、よそさんの前では目立たないようごまかして話す。ポリシーはハッキリさせたまま、相手に受けとめてもらえるような言葉選びすらできない。やってみようともしない。
こんな、考えをストレートに発揮しない、意見を言わない、言えない大人たちに囲まれたままでどこの誰が「考える子ども」に育つんですか?空気読んで場所を選んで無難なことしか言えない“あなたジュニア”が仕上がるだけじゃない?
日本の大人は日本の子どものために、子どもが今を生きていく学びを得る環境が私たち大人が見せる行動・言動にすごく影響されている事実に気づいてほしい。
一番吸収できる子ども時代につめこんだ受験対策と就職対策のノウハウで100歳まで安心して幸せに生きられますか?
すでに30代、40代を過ぎたあなたならわかっていることでしょう!?
子育て・教育に関わる大人なら、集団にまみれてないでそろそろ自分だけでも身近な子どものために変わっていかないと。
勇気出してかないと。
今、私たち大人が“変化”から逃げたら、時代がガンガン変化する中で私たちと同じ考え方しかできない子どもが育って苦労するだけ。
この、“本来”真面目で礼儀正しく賢い人ばかりが集まる国、そして私の愛する Home Country 日本が、日本人の将来がそんな風になっては絶対もったいない。
なのでメッセージを発信しています。