これは、カトリック教会
わたしが、初めて行った教会は、開拓の教会で小さな民家。
外に看板が出てて、畳の上にパイプ椅子とオルガン、講壇?があるだけでした。
牧師は、主任牧師と副牧師の、女性ふたり。
ふたりというのは、大変意味が深く、教会を留守にしない。いつ、何どき教会を訪ねて来る人がいるかもしれない。
そういう人のために、いつも開かれている。
開拓なので、教団から毎月補助金が少し出てましたが、一日でも早く自立した教会になりたいとおっしゃってました。
わたしの誕生日を祝ってくれると言われ
「牧師食だけど良い?」って聞かれ、
「はい🎵」って即答。
牧師食?何だろう?っての、ワクワクしながら教会に行きました。
出されたものは、ハムの塊を少し厚めに切ったものと、ポテトサラダと、パンの耳でした。
「今日はご馳走ですね🎵」と、副牧師さん。
わたしの家も、貧しかったのでハムは嬉しかったけど、パンの耳?
あ~、こういう食事をされてるんだ。
と、牧師の生活姿勢に感服しました。
伝道に力を入れ、毎月第3日曜日は、午後から伝道会があり、質素な食事のあと、みんなでトラクト配布に行きました。
プラカードを掲げ、カセットテープで賛美歌を大音量で流しながら、マイクで呼び掛けながら道行く人達に、
「教会にいらっしゃいませんか?」
と言いながら、トラクトを配りました。
大体、駅前で配ることが多く、高校生だったわたしはなんと制服で配ってました。(真面目なわたし。ってか、外で着るような私服を持ってなかった)
初めて配る時、どんなに恥ずかしかったことか。
でも、一度配ると恥ずかしさなんてどこへやら。
一人でも教会に来て欲しいという思いでした。
だから、今でもトラクト配布や、ギデオン協会の聖書配布は、嬉しい気持ちで配る事が出来ます。
今は蒔かれた種が芽を出してないかもしれないけれど、きっと、神様がたてられたその人の計画の時に、芽を出す事を信じています。