昨日はあまりの寒さに

出掛けるのをやめようかと一瞬頭をよぎったけれど、気合いを入れ直して自宅レッスン2クラスを終えてからバタバタと出掛けました。


難波弘之先生の退任記念演奏会へ。





中目黒・代官山キャンパスは

5年前に建てられた新キャンパスなので

行くのは初めてなのです。

初めてのところは緊張するよねぇ

母校なのに緊張したさ~~~

ソワソワソワソワ


現地には中目黒からも代官山からも行かれるけれど、昔、美容院に長く通って多少はわかる代官山駅から行きました。


おぉぉぉ~

ここか~





話には聞いていた

カフェのディーン&デルーカはこれか~





右側がカフェで左側がホール




どうした母校!
寂しくなるほどお洒落大学に様変わりだよぅ



ホールロビーのお花。
すぐ左に客席への扉があります。


お客さんは音大関係ではなさそうな
先生のファンの方や音楽関係者さんかなという方々が圧倒的でした。
ライブでお見かけする方もいました。
卒業生かなという人達もいましたけど。


大学職員をしている同期の友達(トランペット)と連絡を取り合っていたので客席で合流。



ステージの大きさはオーケストラや吹奏楽だと
ちょっと編成が大きくなるとギリ乗るか乗り切らないからしい。
なので器楽科のオーケストラと吹奏楽は池袋キャンパスで、新しく開設した吹奏楽アカデミーはこのキャンパスなのだそう。
そういった情報をいろいろ聞くことが出来ました。
ドラマの話もねウインク
友達は裏方でかなり大変な重要任務をしているのだそう。
エンディングでは毎回名前が出てると他の職員さんから聞いてます。
撮影は終えてるけれど、ビデオチェックもあってまだまだまだまだ大変なのだそうです。


ステージ真ん中にある黒い物体はスクリーンでした。
冒頭で映像が流れすぐに撤去されました。

映像は先生がバンドでご出演されていた
『タモリの音楽は世界だ』の黒柳徹子さんがゲストの回で先生が活躍された様子のところでした。
いやでも徹子さんのお話の方が長かったな 笑

ちなみに黒柳徹子さんはこの音大の大先輩です爆笑
淡谷のり子さんもそうなんですよ。


お喋りお上手の先生は、
昨夜も緊張しているとおっしゃいながらも
かなりお話しされてました。
やっぱり活字で見るよりお話を聞く方が
先生の歴史がわかりやすいです。

生まれ育ちから音楽への道とご活躍へのご縁の数々、とても興味深いお話でした。
ソロアルバムのジャケットは手塚治虫さんが描かれたことやその経緯、SF小説のストーリーに合わせて他のアーティストにも曲を提供して頂いたこととか。
そういった曲や、その頃の曲を演奏されました。
お歌も歌われました。
山下達郎さんが提供された曲は、
らしさがあるとても良い曲でした。
先日私もライブに行ったA.P.Jの曲も2曲ほどありました。

なのですっごーい!とバリバリ弾きまくるようなプログラムではなかったです。
初めて先生の演奏を聴いた友達は

「聴いてると難波先生が少年に見える~」

と言ってました。
70歳の少年キラキラキラキラ

終演後は先生にご挨拶の人が殺到すると思い
私はご挨拶には伺いませんでした。

友達が職場に荷物を取りに行くついでに
レッスン室などを案内してくれました。
近代的でどこかのお洒落IT企業ですか?っていう内装です。
この環境に慣れてしまう若者が心配になってしまうほどです。
レッスン室はやっぱりトントン、ガチャッて開けてガチャッと閉めないと腕の力が落ちちゃうぜ!笑 (防音の部屋なので扉の開け閉めに力が必要だったのです。池袋キャンパスにはまだその建物がある。)

荷物を取りに行ってる間に私はトイレへ。
出てくると友達が男性職員を一人連れて来ました。

うわっビックリ!
当時の学生課にいらしたHさんでした。
私のことを覚えてくださってましたビックリマーク

毎日毎日早朝に、まだ早番の職員さんがいらっしゃらない時間から練習室を取るために学生課の前で並んでましたからね。
本番前の伴奏合わせとか、室内楽で使いたい時には頼み込んで普段は使わせてもらえない特別な部屋を解放してもらったりもしてました。
覚えてくださってて感動しました。
今は非常勤でお仕事してるんですって。
この時間までいらっしゃるのは珍しいことだったそうです。
ラッキーでした。

通りすがりの職員さんが撮ってくれました。


盛り上がって喋ってると、
背後から高校生を案内してる人が通り過ぎるところでした。
職員さんなのかなとお顔を見たら

うわーっ!!!

目が合うなり2人でなりました 笑

当時、楽器室にいらした女性の職員さんでした。

「わかります?ファゴットの◯◯です!」

「わかります!わかります!」

お連れの方がいらしたので軽く会話をして
通り過ぎました。
付属高校生をレッスン室に案内しただけだったそうですぐに戻られ会話の続き。
そして写真。


楽器室では何かと厳しい方だったんですよ。
言葉遣いや書類の書き方、返却の仕方(楽器ケースの置き方)などなど。
高価な楽器のお部屋だからそれもわかるんですけどね。
厳しかったです。
ファゴット科はコントラファゴットを借りることが多いんです。
あれを学生個人で持ってる人はいないです。

今は付属高校の担当だそうでお偉い方になってました。
付属高校は護国寺から池袋キャンパスに移転してるのです。

「J館がどうやったら高校校舎になるのか全く想像できないです」
と私が言うと
「最初は私も職員誰もがそう思ったんだけど、ちゃんとなってるのよ。こっちも見にきてくださいよ。案内しますから。」

と言ってくださいました。
行きた~い 飛び出すハート

この方は滅多に代官山キャンパスにはいらっしゃらないとのことで喜んでくださって嬉しかったです。
私もとてもラッキーでした。

「ここに、こんな時間に、滅多にいない二人に会えてるのは凄くレアなことなんだよ。凄いよ。」

友達にも言われました。
レア写真撮れてよかったです。
卒業して32年にもなって、その間たくさんの学生を見送っていらっしゃるのに、
お二人とも覚えてくださってて凄い記憶力です。
感動でした。
大学時代は練習のために大学に入り浸っていた証になるかしらん。


その後は
友達と軽くご飯を食べて帰りました。
刺激的な良い一日でした。


【追記】

セットリストが発表されました


<キーボードのセットで>
 1. 来るべき世界
 MC
 2. 夏への扉
 MC
 3. Party Tonight
<ピアノへ移動>
 4. ロスト・ラブ 〜 雨の宇宙空港
 MC
 5. Labyrinthos
 MC
 6. いちご色の窓
 7, 今夜限り世界が
 MC
 8. Happines
<キーボードのセットで>
 9. 虚無回廊
 MC
10. 夢中楼閣

 アンコールは、クラシック用のホールであるまじき行為ですが(笑)お客さんに Clapping を要請、「シルバーグレイの街」を演奏致しました。


先生のFacebookより