※この日記は回想で書いています。
(現在は2016年8月)
(現在は2016年8月)
私とモニ夫は、東先生と話し合うことにした。
そもそもモニ夫は東先生と会うのは初めて。
父の知り合いということで、信用しきっていた。
私達は、腫瘍が大きくなっていたこと、
リンパに転移が見られたことを話した。
先生は、
「大きくなっても、リンパにあっても、
それが悪さをしなければ大丈夫。
免疫を高めて、元気な状態を保てば
何年も生きれるから」
と言った。
「何人もそれで長生きしている」
と。
モニ夫は言った。
「何人が成功して、何人が失敗しているのか?
成功した話ではなく、失敗したデータが欲しいんです」
と。
「それは、失敗したデータというのはない」
「失敗した話を聞いても為にならない」
「でもこんな成功例が…」と
違う話に変えようとした。