10/22
朝起きたらの~んびり準備をして、朝食を取ってから出発。
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バイク旅でこんな上品な朝を迎えるなんて、僕らしくないか??

出発して、先ずは昨日は日が落ちてて見られなかった街の様子を見て回る。
宿の人に教えてもらって仮庁舎へ。

昨日、日が落ちたら真っ暗だった訳が分かったね。
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街が無いんだもん・・

とてもここに街があったなんて思えない。
知らないで見たら、造成地なんじゃない?っておもうような風景が広がってる。
ここにあったもの、全てが流されちゃったなんて。。。

この仮庁舎は海抜30m程にあるんだけど、これの1階部分がも完全に水に浸かったらしい。
車でここへ避難してきた人も、ここの駐車場から車と一緒に流されていったそう。
ほんま、現地来て見ても、その時の状況なんて想像できなせんね。

街だったと思われる所には、今だに押し倒されたビルが残されてたり。
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とても復興が進んでるとは思えない状態です。

女川町を出てからは、R398→R45で北上する。
途中にはやっぱりこういう建物が残ってる。
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5階建てで4階まで水に浸かったなんて、考えられんなぁ。。

途中、岬に寄りながらも先に進み、この日のメインの見所。
陸前高田の奇跡の一本松へ。
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ここも街が消えてた。
松原があったなんて思えない所だったし。

それに、一本松ばっかり有名になってるけど、この下のYH跡も記録としては残してもいいんじゃ?
地形が変わって完全に水に浸かった状態で残ってる。
想い出残ってる人もいてこんなの見たくないって思うかもしれないけどね。。

なんか、複雑な気になる所でしたね。

一本松を出たら日没時間が気になりだしたので、高速を使いながら北上を続け、宮古市の休暇村陸中宮古へ。
・・・結局、日が落ちてからの到着になっちゃった。。

日没が早いおかげで夜が長いのはの~んびりできていいんだけどね。

宿に入ったらのんびり風呂に浸かって、評判のバイキング夕食を堪能。
お得価格で大満足!
この宿にして良かったね~。

この日は昼頃からは雨も上がってくれて、徐々にに天気回復。
明日はええ天気になるみたいやから、楽しみですね~。

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西仙北SAで高速を降り、R13を進んで行くと「コメリ」があるとの事なので、そこに寄ってブースターケーブルをGet。
トラブったのがスマートICがあるSAで、そこから降りての道沿いにブースターGetできる所があったのは幸いだったね~。
最小限のタイムロスで済んだからね。

ブースターをGetしてからは、大曲ICから高速に復帰し秋田自動車道を南下。
横手Jctで湯沢横手道路にスイッチし、須川ICから県道51号へ。
この旅第一の目的地、川原毛温泉大湯滝に向かう。

この県道51号。路肩にはやたらと「遭難注意」」の看板が目立つ。
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走ってるだけで遭難するなんてことはないだろうけど、なんかおどろおどろしい雰囲気ではありましたなぁ。。
おまけに、途中には三途川橋なんてのまであったしね~。
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川原毛温泉大湯滝には予定より2時間ほど遅れての11:30頃に到着。
遅れはしてるけど、せっかく来とるんやからのんびりしていかんとね~。

駐車場から滝湯までは歩いて約15分。
弱まった雨の中、のんびり歩いて滝湯を目指す。途中の川でも湯に浸かれそうだったけど、せっかく来とるんやから滝まで行かんとね~。
それに、山の色は明るくて、雨でも気が重くならんで行けたしね。
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で、たどり着いた滝湯は…これはなかなかにええスケールやないですか。
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もちっとしょぼいもんかも。。って心配もあったんだけど、これなら来るに値しますね。
心配だった湯の温度もまずまずで、「秋からはぬる過ぎる」って聞いてただけにこれまた大満足。

それに、「見に来るだけの人も多い」って聞いてたんだけど、平日で雨だったおかげか他には人がおらず、完全貸切!思う存分楽しむことができましたよ。
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途中で一組カップルが来たけど、お互いに上段・下段の滝壺を分け合ってのんびり。
人目を心配がってた嫁も、最後はスッポンポンになって満喫しちゃってました。

ただ、この温泉で注意しないといけないのは、泉質。
酸性湯なもんで、たまらんこと目にしみる。。。
正直、滝に打たれてる最中はほとんど目を開けてられませんでしたよ。

小一時間温泉を満喫して駐車場へ。
この20分弱の歩きは、湯上りにもう一回体を温めることができて、この時期にはええですね~。

再出発してからは、R398に出て昼飯を食って先に進む。
R398→R457と走り、池月駅前の郵便局に寄ってお金をおろして再出発。
・・・と、思ったら、ここでまた嫁車のセルトラブルが発生。。

ま、ブースター持ってるし、大丈夫よね~。と、我が車とつないでみたんだけど・・・うんともすんともいいまへ~ん。。。
あかんやん、これ。どうやら、バッテリーの問題や無さそう。。
行きつけのバイク屋に連絡を取ってどうすべぇか考える事30分ほど。
と、何気にセルを回してみると、あっさり掛かっちゃった。。
どうなってんの??

どうやらバッテリーの問題や無く、セル自体の問題っぽい。
走った直後では問題無いので、止めてから10~30分たってセルに熱が移った時に発症してるみたい。
バイク屋の判断では、セルのブラシがあかんなっとるんじゃ?って事だけど、ここではどうすることもできんしね。
なんとか誤魔化しながら行くしかなさそうです。。

無事郵便局を出てからは、時間が押してたこともあって、R47→R108と、ほぼ走り詰め。
天気がイマイチやったから良かったけど、天気が良かったらもったいなかったろうね~。

そうそう、郵便局の職員さんと隣の交番のお巡りさん。心配して声かけに出てきてくれてありがとね~。

そんなこんなで、石巻に入ったのは18時過ぎてから。
完全に日が落ちちゃってて、街の様子は分からなんだね。

こっちの日没にはちょっとびっくりしちゃったね。
14時過ぎたら夕方っぽくなりだしちゃって、16時過ぎたらほぼ夜。
17時過ぎなんて、香川の19時みたいな感じでとっぷり「夜」。
行動計画では、17時に宿着を基本にしてたんだけど、もう一時間早くても良かったかも~って感じだったね。
マジで、秋の日の釣瓶落としを実感させられちゃいましたよ。

石巻を過ぎて女川に入ると、街灯が一気に減っちゃって街は真っ暗。。
気が付くと、知らない間に街を過ぎちゃってましたよ。

こうなると自力復帰は面倒なので、携帯ナビの力を借りる事に。
いや~、こういう時には便利ですね~。

携帯ナビの助けもあって、19時前には無事本日の宿、女川町のトレーラハウス・エルファロに到着。
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一種の仮設宿ではあるんだけど、かなりおしゃれな感じでええ雰囲気やったね~。
やっぱ、こういう所には明るいうちに付いてのんびりできた方がええですね~。

部屋に入ってからは・・・先ずは晩飯ですな。

当初の予定では女川町の仮設商店街に行って食べるつもりだったんだけど、2kmちょっとあるので今から行くのはなぁ。。
ってことで、エルファロから10分ちょっとの「ひわらび食堂」に行ってきました。
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ここも仮設で、でも、おっちゃんは別の業種からの転職って感じだったかな。
平日だったせいか他にお客さんおらんかったし、おっちゃん酒はいっとったし~。。。

ま、でも、珍しいもんばっか食べさせてもらえたので、これは嬉しかったね。
・・・地の酒が無かったのは残念やったけど。。

恐怖の「時価」額の支払いを無事終えてからはエルファロに戻り、ばったんQ~。
やっぱ、疲れたんやね~。

明日は石巻・女川がどんなになっとるかちゃんと見て、嫁車のトラブルが起こらん事を祈りながら先に進みたいですね。。

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空色線がこの日の行程です。