さて、英語のちょっと難しいところをやっている。しっかりと理屈がわからないとでたらめな解釈になってしまうところだ。関係代名詞節は何かが欠けているが、文の構成要素である主語、目的語、ばかりではない。その他に不定詞や動名詞の目的語、前置詞の目的語、の場合もある。

 

I went to the door, which I was surprised to find open.

He knew everyone whom to know was an honor.

 

whichは先行詞のthe doorの関係代名詞で、カンマがついているので非制限用法、後ろの文のどこが欠けているのか、と言うことだ。すると欠けているところはfindの後ろしかない。つまり、不定詞の目的語が欠けている。to find the door open と言うことだ。the door = open であることを見つけて、という意味であることをしっかりと捕まえないとならない。この不定詞は~して驚いた、だから驚いたを修飾する副詞用法の不定詞だ。文の主要素ではなく不定詞の中の目的語の部分が欠けている。

私はドアのところへ行った、するとドアが開いているのを発見して驚いた。というのが正確な訳になる。ここらへんを絶対曖昧にやってはいけない。欠けている部分を意識して正確に意味をとるということを意識してもらいたい。

次の文はeveryoneが先行詞、目的格の関係代名詞whomであるから後ろの文は目的語の部分がかけているはずである。そういう目で見ていくといきなり不定詞がありwas an honorとなっている。欠けている部分はと考えるとknowの後ろしかない。すると不定詞の名詞用法が後ろの文の主語として来ているということになる。元の位置に戻してみると、to know everyone was an honorという文だ。すべての人々を知ることは名誉だった。だから、彼はその人々を知ることが名誉であるようなすべての人々を知っていた。→彼は、知っていれば名誉であるような人は誰でも知っていた。

 

There is no deram of man which atomic power does not promise a chance to attain.

 

attain 達成する atomic power 原子力  promise 約束する

whichの後ろの文、欠けている部分はattainの後ろしかない。先行詞はmanだと意味が合わないのでdreamの方だ。

atomic power does not promise a chance to attain the dream

この不定詞はchanceという名詞を修飾する形容詞用法の不定詞、その目的語が欠けている。原子力は夢を達成すべき機会を約束しない、 そんな人の夢は全く無い、という意味だから否定の否定は全肯定、原子力こそが人間の夢の達成を約束してくれるんだ、という意味だから、

人間の夢で、それを達成する見込みを原子力が約束してくれないようなものはない。

 

China tea is the only good drink in the world which it is easy to take in moderation.

There was a letter from Mary, which he insisted upon opening.

 

in moderation 適度に cf. in excess 過度に  insist on(upon) ~ing  ~するのを主張する、言い張る

 

it is easy to take the tea in moderation  適度にそのお茶を飲むことは簡単である。

中国茶は唯一の良いお茶だ。 この2つの文の合成だから、

中国のお茶は、適度に飲むのが容易な世界で唯一のお茶だ。

次の文は欠けているところは動名詞の後ろだ。復元してみると

and he insisted upon opening the letter. だから、

メアリーからの手紙があるが、彼はそれを開けるように言い張った。

 

Well do I remember the scene,which I stood with Jane at the window to admire.

admire  賞賛する

 

Well doではじまっているが、これは何かというと強調したいという意図を表しているので、私はその光景を実によくと覚えている。という意味。その光景と言うのは何かというと、ジェーンと一緒に賞賛するために窓のところに立っていた、という光景だから、訳すと

ジェーンと一緒に窓のところに立って賞賛した光景を私は今でも実によく覚えている。

 

We cannot know everybody whom it would be to our benefit to know, because there are too many of them.

 

to one's benefit ~の利益になる

whomだからどこかの目的語が欠けている。見ると、knowがあり目的語がない。

私たちはすべての人々を知ることは出来ない。

その人々を知ることが我々の役にたつであろうような。 

知り合えば私達の役にたつであろうと思われる人は、あまりにも多いので、そのすべての人達と知り合いになるわけにはいかない。

 

I believe there are a number of questions that it is no use our asking, because they can never answered.

 

動名詞askingの目的語が欠けている。asking the questions

決して答えることが出来ないので、いくら問うてみても無駄な質問がたくさんあると私は信じている。

 

Beauty is a letter of recommendation which it is almost impossible to ignore.

 

recommendation 推薦 ignore を無視する

it is almost impossible to ignore a letter だから、

美しさとは、それを無視することはほとんど不可能である推薦状だ

→美とは、推薦状であり、それを無視することはほとんどできない。

 

次回、前置詞の目的語が欠けている関係詞の考え方をやってみる。

何度か読んで僕の意識をなぞると関係節の考え方がわかるようになると思う。

たいしてむずかしいことはやっていない。理屈がわかれば簡単なことなので、理屈を体と頭になじませるようにやっときましょう。まずはざっと読む。二度目はゆっくり読む。三度目は一緒に考えながら読む。

初めて見る単語は、ちょっとつらいものだけど、それは少し我慢して下さい。別に覚えろとは言っていません。そんな意味なのか、で流してください。

あらゆる参考書が続かない原因は見慣れぬ単語が多くてつらい、それで三日坊主で続きません。その壁を超えるには、しきい値を下げる、ということです。つまり、覚えなくて良いんだ、とりあえずは、と自分に言い聞かせることです。ストップしてしまうよりは継続したほうがはるかにいいに決まっていますから、継続するためにはどうしたら良いのか、考えて、乗り越える壁をぐっと下げてください。