動名詞は名詞だから主語、目的語、補語になりうる。その他にも前置詞の目的語にくることもある。変わったところではworthという形容詞の目的語になる。この他に動名詞を含む慣用的な表現は多い。また形としては能動形 V-ing の他に受動態 being P.P. と言う形、また完了動名詞 Having P.P.  というのもある。また動名詞に意味上の主語が前に付く場合もある。

 

まず慣用的な表現として次のものになれておこう。

 

There is no ~ing ・・・  ~することは出来ない。

worth  ~ing ・・・  ~する価値がある。

I t is worth while ~ing ・・・~する価値がある。

It is no use  ~ing ・・・~しても無駄だ。

feel like ~ing ・・・~したい気がする。

prevent ・・[from] ~ing   ・・に~させない。

keep ・・[from] ~ing   ・・に~させない

 

There is no inviting so many people at a time.

You will find that most books worth reading once are worth reading twice.

 

そんなに多くの人達を一度に招くことはできない。

一度読む価値のある本のほとんどは二度読む価値があるとわかるだろう。

最初のworth readin onceはbooksを修飾する形容詞節、二番目のwotrh reading twiceは補語になっている。

 

次は前置詞の目的語になっている動名詞を見ていこう。

 

One shakes hands with a host or hostess on arriving at or leaving a party.

Nero was unpopular with the people of Rome for having built a large palace in the middle of the city.

 

on V-ing  ~  は するとすぐに、するときに、という意味。

パーティに着いたときやさるときは、主人または女主人と握手をする。

ネロはローマの中央に大宮殿を建てたのでローマ市民の不評を買った。

forは理由を表す。完了動名詞になっているのは時制が主節の時制よりも一つ前を表す。だから不評を買った、その時点よりも前に建てた宮殿ということをあら欲している。

前置詞+動名詞で慣用的に用いられるものがいくつかあるので知っておこう。

on ~ing‥  ‥するとすぐに、‥するときに

in ~ing‥       ‥する場合には

never    …without  ~ing    …すれば必ず ~する

cannot  …without  ~ing  …すれば必ず ~する

of one's own  ~ing    自信が~した

 

My uncle never comes to my house without bringing me a nice present.

You ought to reap the harvest of your own sowing.

 

reap  刈り取る harvest 収穫 sow  種をまく

おじは私の家に来るときはいつでも素晴らしいプレゼントを渡しに持ってきてくれる。

自分でまいた種は自分で刈り取らねばならない。

of your own sowingは形容詞句でthe harvestを修飾。

 

次は動名詞の意味上の主語が付く場合。

 

She objects to his joining the club.

She objects to him joining the club.

 

意味上の主語は動名詞の前に置く。代名詞の場合普通は所有格だが、目的格の場合もある。どちらも使われる。口語では目的格が多い。普通の名詞の場合は、そのまま前に置くが、これも所有格でもいい。意味上の主語だからはっきり主語動詞がわかるように訳す。

彼女は彼がクラブに参加することに反対している。

 

I don't like you going out alone at night.

 

youはlikeの目的語ではなく動名詞の意味上の主語としてついている。

私はあなたが夜に一人で外に出るのが好きではない。

 

At first he refused the money on account of my having helped him, but I insisted on his taking it.

 

on account of   のために、の理由で insist on  ~ing  ~するべきだと主張する。

完了不定詞に意味上の主語myがついている。refused断った、よりも前の時制を表している。

最初彼は私が手伝ったということでお金を拒否したが、私は彼がお金を受け取るべきだと言いはった。

 

She was very happy about her son's becoming a doctor.

彼女は息子が医者になることをとても喜んでいた。 her son と目的格の場合もある。

He is convinced of the report being false.

 

be convinced of   を確信している。 false偽の

彼はその報告が嘘であることを確信している。  動名詞の意味上の主語the reportがbeinf falseの前に着いた形。主語動詞がはっきりわかるように訳す。

 

動名詞は名詞なので主語目的語補語、前置詞の目的語となりうる。また慣用的な言い方もあるのでそれらはしっかり覚えておこう。On ~ing なんてよく出る。知らないと戸惑うペリカンになるだろうね。もちろん一回読んですぐ覚えられる人は10万人に一人ぐらいだ。何回も読んで自然に覚えるのが普通だ。

 

ところでworthは叙述的に用いられて形容詞で動名詞を目的語に取ると言ったが、なんで形容詞が目的語取るんだよ、そんな馬鹿な、と思う人もいるだろうが、たしかに英文法のトワイライトゾーンかもしれない。

 

Boston is a city worth visiting.  訪れるのに価値がある都市、a cityを後ろから修飾する形容詞句だが、訪れるのに価値がある、目的語なのかどうかはあまりぴんと来ない。むしろworthを修飾してるのではないかとも感じられるところだ。ここらへんはトワイライトゾーンだ。あまり立ち入らないほうが良い。取れあえず目的語の動名詞や名詞がworthの後ろには来る、でいいだろう。

It is worth visiting Boston. だとこの Itは後ろの動名詞を指している形式主語に見える。ボストンを訪れることは=価値がある。

It is not worth while doing such a thing.

whileと言うのは時間とか間という名詞、これもItはdoing such a thingを指しているように見える。そんなことをするのは幾ばくばくかの時間に値しない。→そんなことをしても価値がない。

It is worth while V-ing  の形でVする価値がある。 普通動名詞や 名詞が来るが、

It is worth your while to visit the old casstle. と、不定詞が着くこともある。

こういうのは文法問題には出せないはずだが、出しちゃっているところもあるかもしれない。