目的語になるものは名詞と名詞の働きをするものすべてだ。

ちょっと何があるか上げてみよう。

名詞はもちろんだが、To不定詞句、動名詞句、名詞節、ちょっと変わったものとしては副詞句のように見えるものが目的語となっているものもある。

 

まずはじめに日本語にはない英語特有の目的語を取るものについて、知っておかないとならない。同族目的語と言われる表現だ。笑いを笑う、とか生活を生活する、とか、夢を夢見る、というタイプのものだ。

live a happy life

dream a dreadful dream    dreadful 恐ろしい

He laughed a hearty laugh. hearty  心からの

He has breathed his last. breathe 呼吸する his last breathのbreathが省略

She smiled her brightest. bright  にこやかな her brightest smileのsmile省略

こういう表現は英語特有なものとして頭のどっかに入れておこう。

これらを訳すときは, 普通に日本語の言い方で直す。

つまり、幸せな生活を生活した、ではなく、幸せに生活した、というふうに。

夢を夢見た、ではなく、夢を見た、微笑みを微笑んだ、ではなく微笑んだ。

 

次は目的語として再帰代名詞 -self形をとるもの。

これは他動詞でその動作が自分自身に及ぶ場合、再帰代名詞を目的語に取る。

他動詞+oneself = 自動詞 となるので訳し方に注意する。

She enjoyed herself  enjoyは ~を楽しむ  彼女自身を楽しんだとは、ようするに彼女は楽しんだ、ということだ。同じように

kill oneself    自分を殺す→ 自殺する

hide oneself 自分を隠す→ 隠れる

enjoy oneself  自分を楽しむ → 楽しむ

このように他動詞+oneself形は自動詞として訳すと日本語らしくなる。

 

The mystery may resolve itself into knowledge some day.

 

mystery 神秘 resolve A into B   AをBに変える

直訳すれば

神秘はいつの日かそれ自体を知識に変えるかもしれない、

だが、他動詞+oneselfは自動詞として訳すわけだから、

 

神秘はいつの日か知識へと変わるかもしれない。

 

つまり~を変える、ではなく自動詞的に、変わる、と訳す。