金融
16日のNY市場は続伸。ダウは20.09ドル高の11980.60、ナスダックは6.55ポイント高の2363.84で取引を終了した。ダウは連日の高値更新で12000ドルを窺う展開となっている。7-9月期決算発表が本格化することから手控えムードとなっているものの、業績への期待感から緩やかに上昇する展開となった。セクター別ではエネルギーや運輸が上昇する一方で電気通信サービスや銀行が軟調。シカゴ225先物は小動きとなり、セトル(清算値)は大証比15円安の16685円。ADRの日本株は富士写、ブリヂストン、日電産、シャープ、デンソー、京セラ、トヨタ、三菱UFJ、ミレアが小じっかり。半面、エーザイ、三菱電、ソニー、TDK、リコーが冴えないなど、高安まちまち。
昨日の日経平均は直近戻り高値を更新し一時、16732.44円と5月以来の16700円を回復している。ハイテク中心とした国際優良株が引き続き強い動きをみせているほか、資源関連株も堅調。みずほFGなど大手銀行なども上昇しているほか、リース業界の再編機運の高まりからリース株が軒並み値を上げていた。また、先週末に大きく切り返しをみせた新興市場は、本日も見直し買いが優勢となっており、マザーズ、ヘラクレスは日経平均、TOPIXを上回る上昇率となっている。
ただ、日経平均が5月高値水準で推移する一方、TOPIXは9月高値を超えてないこともあり、プラス圏で推移しているものの、さらに上値を追う動きには慎重である。ハイテク中心とした国際優良株主導の流れは継続しているが、トヨタがマイナスで推移するなど利食いの動きも強まってきている。日経平均はこのところ朝方の動きで方向性が出てしまい、その後は膠着相場が続いているが、インテル、IBMの決算や半導体BBレシオの発表を控えているため、本日は様子見ムードが強まる可能性がありそうだ。ただし、上値の重さを嫌気してショートとしても、下値の堅さから反対に踏み上げ的な動きにつながってしまう状況である。
そのため、値動きの軽い材料株などに資金が向かいやすいと考えられる。また、先週末および16日の米国市場では原油価格上昇を嫌気せず、ダウ、ナスダックともに上昇している。この動きが続いてくるようだと、資源関連株など売り込まれていた銘柄を見直す流れが次第に強まる可能性はあり、国際優良株主導による2極化の修正につながることになろう。そのほか、月末にTOPIX浮動株比率見直しを控えており、ウエイト変化に伴う需要などが徐々に影響を与えそうである。
