ちかぽん@モンゴルコーディネーター兼業騎馬遊牧民兼日本語教師です。
2018年からモンゴル伝統弓術のお稽古をしています。
モンゴル国で入門者・初心者の基礎の基礎から
モンゴル式の乗馬・弓術・騎射を学べる
ナムナーアカデミーで国際関係と馬・キャンプ設営を担当理事もしています。
ナムナーアカデミーでは、ウランバートル市内の
屋内練習場での新規練習生を募集中です。
週末は、英語・日本語での通訳付きで基礎から楽しく学べます。
読者の皆様で、短期・長期・単発でやってみたい方いらっしゃったら、
コメント欄・メールください。(アメブロメッセンジャーは見落としがち)
動画では、モンゴルの騎馬軍団の軍事訓練で使われていた
引っ張る的をおっかけて狙う練習と、
スポンジ付きの矢尻で、お互いをうちあう
ナムナーアカデミーの名物種目「ハルバダイ」
直径30㎝のボール的を狙う「ブンブクナムナー」を
紹介しています。
1分19秒-22秒くらいのところで、
おっかけ射撃で、わたくし、馬手射をしております。
通常は、馬の左側の的を射るのですが、
モンゴル騎射でも、馬手射はあって、馬の右側で
弓を操作するやり方です。
モンゴル騎射では、ほかに、弓の持ち手自体を
右手にして、左手で弦を引くというやり方もあります。
敵や獲物がいつも馬の左側から現れるわけではないですものね。
騎射用の馬というのは、音や普段見慣れないものに対して驚かないように
訓練しています。
また、練習する前にも的や撮影で使う道具などに
わざと馬を近づけて臭いをかがせたり、
怖いものではない、と馬に確認させたりします。
この段階で、ビビッて暴れたり、立ち上がったり、飛びすさったりする
こともあるので、乗り手側も、馬を掌握し、バランスをとれるように
日頃から訓練しています。
落ちる、ということも想定して、
初心者さんには、マットを何重にも敷いたところで
落馬の練習や受け身の練習なども怠りません。
集団での射ち合いや、急カーブなどの馬の操作や
観客の歓声や旗、何かが風で舞う、など予期せぬ事態も
よくあります。
競技自体は、コースが決められていて、
騎射馬は、コースに入ったら襲歩、最後の的を通り過ぎて
計測係の旗を通過したら、減速、馬どまりで停止、
と自分の判断でやってくれるから、手綱を離しても
それほど怖いとか不安はありません。
でも、騎馬軍団ショーのようなパフォーマンスや
合戦シーン等の撮影などでは、コースもないし、
馬同士がぶつかり合ったり、騎士同士の動きが合わないと
弓や弓入れなどがぶつかったり、絡んでしまったり、
ヒヤリハットなこと多発。
勇気と騎乗技術が試されます。
ナムナーアカデミーでは、来年も
ツアーのお客様向けの騎射・立射弓術体験レッスン+騎馬軍団ショーの
プログラムの提供を予定しています。
今年は、モンゴルのランドオペレーター(ツアー客を連れてきてくれる旅行会社)のマネージャーさんや経営者さんを招待してのプロモーション活動も精力的にやりました。
レッスン自体は、個人・少人数の方でも体験できます。
冬は屋内練習が主流ですが、うちの馬っこの仕上がり具合によっては、
冬の半日乗馬などもやろうかなって思ってます。