強風と大干ばつに見舞われ、なかなか設置が完了しない草原の我が家のゲストゲルたち。
太陽光熱を利用したホットシャワーは利用再開。
毎日埃まみれ、汗まみれになったスタッフたちが使っているとのこと。
さて、先日、若駒の去勢をした際に、お尻からちょろりと寄生虫が見え隠れしていたので、寄生虫駆除剤を投与したりするために、馬の群をチェックした際・・・
しれっと乗用馬のお兄さん達の間に紛れていますが、うちの子ではありません。
馬飼い牧民スタッフのアセンバイも、見たことない焼印でどこの馬がまぎれたのか、見当もつかない・・・と言っているのですが、ともかくも、ご覧のように、全身が疥癬状態(皮膚病)
先日、羊もかかっていて、イベルメクチンを注射し、皮膚洗浄をしたばかりなので、一応うちにも薬はあるし、とりあえず、連れてきたと。
周辺の牧民さん達には、うちで迷子の馬を預かっているというのは周知させているから、心当たりがある人がいたら、引き取りにくるだろうと。
モンゴルの民話では、「疥癬にかかった2歳馬」が大切に飼ってるうちに駿馬となって、国のナーダムで大活躍、というのがあります。
まぁ、今、種馬として活躍しているジュチ君も、実は迷い馬として2歳の時にうちにきた子。
モンゴル人は馬とか犬とかが、迷い込んでくるのは縁起が良いので、むげに扱わないというしきたりがあります。
2歳馬なので、おかあさんがいなくても普通にその辺の草を食ってれば、生きられます。
でも独りぼっちでは、野犬や狼に襲われやすい。だから、とりあえず「群の中にまぎれこんできた」ということ。群で生きる生き物のサバイバルな知恵ですね。
普段は容赦なくよそ者どころか、身内の先輩ですら、いきり立って、背中にかみつく発情期なう、なジュチ君がなぜか、このボロボロな迷子は群に受け入れているようなので、まぁ、なんかご縁があるのでしょう。
馬には帰巣本能があり、仲間意識も強くテレパシー的な勘が働くので、60kmくらい群からはぐれても、いつか戻ろう、とする習性があります。
だから、このボロボロ君も、元気になったら、そのうち自分の群に戻っていくかもしれないし、オーナーが探しにくるかもしれません。
それまで、我が家で健やかに穏やかに暮らしていられればいいねって思います。
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