モンゴルだるま@モンゴルで正月気分です。
一年の計は元旦にあり。2月とはいえ、まだまだ寒いのですが、日の出が遅い、というのはありがたや。
7:57が日の出ってことになっていましたが、草原の我が家あたりは、なだらかな山が東南側に広がっているので、8:10くらいに日の出でした。

来年は、2月9日あたりがツァガンサルになるようなので、もっと日の出は遅くなります。わーい!

日の出を拝む。サンゲージングでよいパワーを一身に受けます。
その時、両腕を大きく広げ、両掌を上向きにして、大きくぐるんぐるんと時計回りに回しながら「ホラーイホライホライホライ」と太陽を讃えるように大きな声で叫びます。

ホライ、ホライは、モンゴル帝国が西洋人を脅かす進撃をしたときの置き土産的なものになり、「フレー、フレー」という応援の形で日本にも上陸しております。

ホライホライというのは、掛け声ですが、「よきものが集まり高まりますように」みたいな祈りの気持ちがあったり、讃えるという敬意がこもっていたりします。

去年、日馬富士暴行事件の騒動で一人横綱でがんばった白鵬関が優勝インタビューで土俵で「万歳三唱」を観客にうながした、ということが、厳重注意になってしまいましたが、多分、これ、モンゴル人が「万歳=ホライホライ」だと考える、という文化的思考回路の違いから起きたことだったんじゃないかなぁって。

相撲業界の人達は、白鵬が思い上がってるとか、不謹慎だとか、横綱のやることじゃないとか、批判たらったらで、遠くモンゴルで漏れ伝わってくる相撲談義に忸怩たる想いでした。

「神聖だと思っている土俵だからこそ、皆で悪い気を祓って、よい気を集めて、皆でがんばって大相撲を盛り上げていきましょう」っていう想いだったんじゃないのかなぁって。

 

真相は定かではありませんが。

ホライホライは、本当に腹の底から元気な声で叫びます。
すると、悪いものが体の中から吐き出され、そして、よいパワーが体の中にみなぎってくるのです。

半径5kmくらいは誰もいない草原の我が家ですが、山のてっぺんとかゲルの近くとか、どこに人がいるのかよくわからない雪原を、日の出の瞬間にいっせいに「ホライホライ」する元気な声が轟きました。

モンゴル人は、辛いことがあったり、悲しいことがあっても、ホライホライと元気に心身の全てを使ってパワーをよい形で集めるのです。

結局、のんびりしているようで、ドタバタしていた元日。
今年の抱負をどうするか?目標はどうするか?とか何も決められないまま、一日が終わりそうです。

とはいえ、朝5時起きで遊牧民家庭が行う元旦のしきたり一通りをし、オボーを祀り、わんこたちをかわいがり、そして、初日の出も見て、ホライホライをしたし、喧嘩もしなければ、悲しさや怒りなどを覚えることもなく、幸せな気分で過ごせたっていうことで、素晴らしい一年になりそうだ、と思うことにします。


 

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