モンゴルだるま@モンゴル語通訳兼業遊牧企業家です。
皆さんにとって、大切な価値観ってなんですか?


私にとって、大切なのは、家族と自由と幸せを膨らませるお仕事です。
自分の家族が大好きで、会社のスタッフも異国に独りで暮らす私にとっては、かけがえのない幸せにしたい家族です。
 

家族旅行のアテンドが好きなのも、お一人でいらっしゃるお客様でもお土産をご購入いただく時に、遠く離れているお客さまの大切なご家族やお友達を一人ひとり思い浮かべながらショッピングをお楽しみいただけるようなお店巡りの時間をとるのも、家族キーワードだとお店を思い浮かべやすいから。

自由というのは生き方の選択だと思うのです。
面白いこと、自分がワクワクすること、今の自分が笑顔になれること、それを選び取りたい、そう思って、今までずっと生きてきました。
周囲の人々に理解してもらえないこともあれば、自分の思い通りにいかないこともある。周囲や自分の期待される成果を出せないこともある。
病気やケガで志半ばであきらめなければいけなかった夢もある。
それでも、その時、その瞬間に、自分らしく生きられる道だけを選んできました。

幸せを膨らませるお仕事は、今は「草原の我が家」や、「馬とつながる乗馬」です。
旅行に来てくださる方も、お留守を守ってくださるご家族やお友達やお客様のお仕事仲間も、私と一緒に旅を作ってくれるスタッフも、協力してくれる提携ホテルやドライバーやツーリストキャンプ、国立公園や博物館の人達も、ショッピングでめぐるお土産屋さんも、作ってくれるメーカーの職人さん達も、皆が私たちと一緒につくる旅を通じて、幸せな気持ちを膨らませて笑顔になれたらいいな。

パックツアーってお客様のご要望を盛り込んでいるようで、実は、現地の人達は道具としか考えていないし、いかに安くするかっていう時は、現地スタッフがまず削られるし、馬が削られる。キャッシュバックがもらえる提携の土産物屋にしか行かない。かなり無理なスケジュールで買いたいものがないショッピングスポットもひきずりまわされる。興味のない観光地やコンサートなどにも、「みんなと一緒の食事」をとるために「パス!」とはいえない。

お客様のことを考えているようで、「会社の都合」が主軸で「儲け」るための格安ビジネス。
「普通の」「一般的な」「普通だから格安の」の裏側にある実情が嫌いだから、格安とか普通というリクエストに脊髄反射で「うわっ、嫌だ」って拒否反応が出てしまっていたのです。

だけど、お客様は、そのスケジュールが会社やガイド・ドライバーのキックバックのためにあるとか、嫌だ、という権利もあるなんてことは知らないで、「普通」で「一般的で」、「わかりやすい」パックツアーでいいのよ、とおっしゃるのかもしれない。
「皆がそうするから」がそれまでの選択の仕方や生き方で楽だったり、安心できるものだったり、他人に迷惑かけないためには仕方がないっていう経験だったりが選択基準になってるからかも?と

お客様の心の声をききたいって思ったら、そんな課題を思いつきました。

 

自由になんでもしていいよ、というのに慣れていないから当たり前を求める。
贅沢せずに、自分の余暇に使う時間とお金を大切に節約することを大切にしたい人達。
「私なんかのために、特別な企画を立ててもらうなんて・・・」
「オーダーメイドのわがままなんで、どうせ高いから無理」
そんな風に、自分のワクワクにそっとベールをかけて、パックツアーの「安そう」な企画にとりあえず乗っかって、その「条件の中で、思う存分満喫する」という楽しみ方を選ぶ。

私、そういう慎ましやかな日本人も好きなんだって自分の両親を見ていて感じました。
この人達が行きたいって思う旅行も作ってみたい。

共白髪になるまで、いろんな紆余曲折や大変なことや幸せをともに生きてきたご夫婦が喜んでくださるような、思う存分のびのびできるような、ゆっくり休んでいただけるような。
そして、冒険したー!この年でこんなところに行けるなんてねー!!なんて。

お孫さんやお子様たちとの時間を楽しみながら、のーんびり独りでもゆったりとした時間を過ごせるような。

美味しいものをちょこちょこ詰め合わせる格安パックツアー的な面白さではなく、ひとつひとつに意味を込め、大切に作り、そして、意味のあるお重に詰める大切な儀式の時にいただくおせち料理のような旅。

パックツアー的に決められたコースを細かく決めたタイムスケジュールでこなすのが嫌いなだけで、お客様が望まれるワクワクや幸せな体験を、少しずつ、ゆったりとゴージャス気分で過ごしていただけるように旅を紡ぐ。そういうのだったら、「定番ツアー」というのもありだなって。

自分が作るのが苦手という意識で避けていたけれど、きっと、そんな心持ちで旅を企画すれば、老若男女、幼いお子様たち、皆さまに喜んでいただける旅が作れるんじゃないかしら?

お客様を主役に。
さらりとした現地の人達との交流を楽しみ、宿泊施設はビジネスとしての宿泊施設のサービスを望み、馬は道具として乗ってみたいだけの人にも、私自身の想いや価値観を押しつけずに、自分らしくお楽しみいただけるように、心がける。

私は自分のスタッフをもっと信頼していいって思いました。
私と共にくらす馬っこたちや、世話をしてくれている牧民スタッフを信頼していいって。
たかだか1週間程度のことで、馬を台無しにするような仕事を私たちはしないって。

そんなわけで、もうちょっとじっくり考えながら、ご家族で行けるファミリーパックや、寒くてもいいから、この時期にしか、まとまった時間をとれそうにないからっていう学生さん向けのプログラムなども作ってみます。
グルグルと長い長い回り道を続けながら、やっと、そういう形なら「定番」もいいなって思えるようになりました。

というわけで、こんな定番がいい!というのがあれば、そんなこともコメント欄やお問合せフォームでお寄せいただけると、とても嬉しいです。


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