モンゴルだるまです。
今日は今年加入された、乗馬プログラムのニューフェーストリオをご紹介します。
左からニューちび栗・ニューツォーホル・ニュー星つきちび栗です。
右端はうちで生まれた子で、ニュー星つき鹿毛君。
それぞれ4-5歳で、種馬おじさん(12歳の黒鹿毛君だった)や仔馬付きの白馬母さん、若い雌馬未産のうちの馬とのトレードでやってきました。
馬の売買はこんな感じで、知り合いや友人の遊牧民さん同士での家畜の交換という形で行われます。
現金で売買するのは、あまりかっこいいことではないそうです。
馬っこたちは、今月下旬か来月くらいに冬営地のほうに移動になります。
春から秋までは、馬たちは、乗馬プログラムや放牧係で仕事するために捕獲される時以外は、ずっと草原で草を食って過ごします。
自分の馬、といえど、触ったり、遊んだり、運動させたり、ということはあまりないので、日本や欧米・アジアの乗馬リゾート・乗馬クラブの馬たちと違って、あまり人間との触れ合う時間はありません。
家畜の中でも「人間がいなくても「俺たちだけでやってけますぜ」という自主独立なサバイバル能力にたけている家畜なんですね。
ラクダと馬は、基本的に、人間がお世話になっている、という関係。
そのため、「主従関係」みたいな情がシーズンオフは極めて希薄になり、オーナーといいつつも、冬毛が映えてモコモコになると、「あんた誰?」くらいに馬はイメチェンしてしまうので、現状の写真を撮っておくことは個体識別と所有権主張、そして行方不明になったときのWanted写真づくりのためにも重要なことです。
同じ群で生まれ育った子たちなので、柵の中で捕獲作業をする際も、つるんで逃げ惑うので、トリオで並んでいるところを撮れました。
越冬予定地で使っていた深井戸が、諸事情で使えなくなってしまったため、根雪がつくまでは、草原の我が家のベースキャンプ付近でうろうろ放牧するようです。
今年は乗馬プログラムを早めに休業にして、越冬に備えているので、どの馬も心身共に穏やかで健やかな感じで、まんまるです。