モンゴルだるま@モンゴル語通訳エコツーリズム普及仕掛け人兼業遊牧民です。
モンゴルの秋(モンゴル陰暦による)の月に遊牧民が行う年中行事のひとつ「仔馬の焼印式」のお話の続きです。(第一弾は こちら「仔馬に焼き印をつける儀式 馬と男の力比べだ」
生まれてから一度も人間に捕まったことがなかった仔馬たちは、力いっぱい抵抗し、屈強な男たちをひきずりまわし、てんやわんやになりましたが、最終的には、人間の知恵とチームワークと体力勝ちで押さえつけらる仔馬たち。
今年生まれた仔馬は4頭。オス;メスの比率は2:2.
メスがおとなしいとか、オスが力が強いとかっていう性別差は、当歳馬ではあんまりありません。
仔馬に焼き印をつける儀式も、今年で6回目。
試行錯誤でいろいろな方法を試してきましたが、今年が一番、効率的できれいに焼き印をつけられたと思います。
その秘訣は・・・
1)仔馬が暴れないように、しっかり抑え込んであきらめてもらう。
2)暴れてケガをしたり、焼き印がずれないように足をしばって固定。
3)焼き印をあてる部分の毛をハサミで丁寧にちょきちょき切っておく(バリカンが理想的といいつつも、うちでは持っていないし、結構、産毛が長くて濃いので、シェーバーや人間用のカミソリではたちうちできないから、羊の毛刈り用のハサミを使用)
4)そおっと真っ赤に熱した焼き印を静かに押し付けます。
5)肉が焼け焦げる寸前で止めて、焼き印を押した箇所に冷たい清水をかけて洗い、冷まします。
6)くっきりした印がつきました。仔馬は解放されて元気に立ち上がり、足をひきずることもなく、とっとこお母さんの元に。
仔馬の焼き印をつける儀式は、仔馬が一人前になりましたよ、という印であり、オーナーの所有権を主張できる財産になったことを示します。
このあとの儀式については、写真係の自分が作業でてんやわんやになってしまったため、写真がないのですが、アツアツの焼き印を、馬乳酒を満たした入れ物の中にいれて、じゅーっと冷まし、引き上げたあと滴る馬乳酒の滴を儀式に参加した人みんなが両手で受けて、すすります。
そのあとで、ちょっとした宴会を催しますが、馬乳酒があるので、モンゴルウォッカやヨーグルトの蒸留酒シミンアルヒはなし。とてもささやかな儀式です。
この焼印は一家の大切なシンボルなので、青いハダクという絹の布に包まれ、ゲルの神聖な場所の梁(オニ)に挟んで保管されます。
こんなモンゴルの遊牧生活の日常にちょっと興味が出てきたよ、という方は、下記、お問い合わせ/お申込みフォームからご連絡ください。
天候や仔馬の生育状態、他の遊牧作業やツアー業務との兼ね合いもあるので、なかなか日程が決めづらい儀式ではありますが、エコツアープログラムのひとつとして、お客様も参加できる楽しいイベントもございます。
(アメブロメッセージ機能は連絡手段としては使えないことが多いので必要事項をご記入いただければ確実に届き対応しやすいお問い合わせ・お申込みフォームをご利用くださいませ)
2017年のモンゴル旅行のお申込み・企画相談受付中です。
■お問い合わせ/お仕事のご依頼はコチラ■
お客様の個人情報はお仕事のご依頼受付・対応のために使わせていただき、外部・第三者に漏らすことはありません。
モンゴルの秋(モンゴル陰暦による)の月に遊牧民が行う年中行事のひとつ「仔馬の焼印式」のお話の続きです。(第一弾は こちら「仔馬に焼き印をつける儀式 馬と男の力比べだ」
生まれてから一度も人間に捕まったことがなかった仔馬たちは、力いっぱい抵抗し、屈強な男たちをひきずりまわし、てんやわんやになりましたが、最終的には、人間の知恵とチームワークと体力勝ちで押さえつけらる仔馬たち。
今年生まれた仔馬は4頭。オス;メスの比率は2:2.
メスがおとなしいとか、オスが力が強いとかっていう性別差は、当歳馬ではあんまりありません。
仔馬に焼き印をつける儀式も、今年で6回目。
試行錯誤でいろいろな方法を試してきましたが、今年が一番、効率的できれいに焼き印をつけられたと思います。
その秘訣は・・・
1)仔馬が暴れないように、しっかり抑え込んであきらめてもらう。
2)暴れてケガをしたり、焼き印がずれないように足をしばって固定。
3)焼き印をあてる部分の毛をハサミで丁寧にちょきちょき切っておく(バリカンが理想的といいつつも、うちでは持っていないし、結構、産毛が長くて濃いので、シェーバーや人間用のカミソリではたちうちできないから、羊の毛刈り用のハサミを使用)
4)そおっと真っ赤に熱した焼き印を静かに押し付けます。
5)肉が焼け焦げる寸前で止めて、焼き印を押した箇所に冷たい清水をかけて洗い、冷まします。
6)くっきりした印がつきました。仔馬は解放されて元気に立ち上がり、足をひきずることもなく、とっとこお母さんの元に。
仔馬の焼き印をつける儀式は、仔馬が一人前になりましたよ、という印であり、オーナーの所有権を主張できる財産になったことを示します。
このあとの儀式については、写真係の自分が作業でてんやわんやになってしまったため、写真がないのですが、アツアツの焼き印を、馬乳酒を満たした入れ物の中にいれて、じゅーっと冷まし、引き上げたあと滴る馬乳酒の滴を儀式に参加した人みんなが両手で受けて、すすります。
そのあとで、ちょっとした宴会を催しますが、馬乳酒があるので、モンゴルウォッカやヨーグルトの蒸留酒シミンアルヒはなし。とてもささやかな儀式です。
この焼印は一家の大切なシンボルなので、青いハダクという絹の布に包まれ、ゲルの神聖な場所の梁(オニ)に挟んで保管されます。
こんなモンゴルの遊牧生活の日常にちょっと興味が出てきたよ、という方は、下記、お問い合わせ/お申込みフォームからご連絡ください。
天候や仔馬の生育状態、他の遊牧作業やツアー業務との兼ね合いもあるので、なかなか日程が決めづらい儀式ではありますが、エコツアープログラムのひとつとして、お客様も参加できる楽しいイベントもございます。
(アメブロメッセージ機能は連絡手段としては使えないことが多いので必要事項をご記入いただければ確実に届き対応しやすいお問い合わせ・お申込みフォームをご利用くださいませ)
2017年のモンゴル旅行のお申込み・企画相談受付中です。
■お問い合わせ/お仕事のご依頼はコチラ■
お客様の個人情報はお仕事のご依頼受付・対応のために使わせていただき、外部・第三者に漏らすことはありません。