モンゴルだるま@モンゴル語通訳・エコツーリズム普及仕掛け人兼業遊牧民です。
先週で夏のツアーシーズンがひと段落しました。
おかげさまで今年もブログ経由でとっても素敵なお客様にお申込みいただき、気づきと笑顔いっぱいの旅で夏を過ごすことができました。

今年の特徴というか、たぶん、私にとってもテーマだったんだろうなと思ったこと。
「家族」・「大切な友達」・「共通の楽しみ」

人と人とのつながりの中でも、特に濃い関係を持ってる方々のグループでのツアーが多かったです。

2015年は「馬と仲良く、つながる旅」を意識していて、大好きな馬たちといかに、馬に無理をさせず、楽しく、かつ乗り手が自分軸をもって自分のやりたいことを実現する達成感を共有したいって思っていました。

親子連れのお客様や熟年のお客様の場合、ガンガン馬に乗り続ける、遠くまで行く、何かすごいものを見ていただく、ということよりも、「仲良しの大切な人たちがのんびりと素晴らしい時間と自然を満喫していただく」ということを意識していました。

乗馬プログラムといいつつも、馬に乗る時間よりものんびりする時間を増やしてました。

のんびりするって意外と日本で日常生活を送っていると、作りづらいんですね。

のんびりするって「何にもしない」っていうことだけではなく、

のびのび自分を解放し、「今、ここにいる自分」を味わっていただくことだって思うんです。

だから、いつでもどこでも誰と一緒にいても、「自分らしく、そこにいる自分を味わう」ことはできるはずなんだけど、日常生活と切り離された「いつもと違う特別な時間と場所」に身を置くことでより、満喫できる。

「草原の我が家」のある場所は、見渡す限りの草原・・・だけど、適当な距離にポツンポツンと「お隣さん」のゲルが点在し、羊やヤギや牛が放牧されています。
なだらかな山が連なり、遠くに砂丘が見えます。



半径1km以内には、自分たち以外には人が生活していないし、自分たちの暮らしに必要なゲルとトイレと家畜囲いと馬つなぎ、そしてちょろちょろ流れる小川しかありません。

そういうところで、のーんびりと寝転がるだけでも、自分の体も心ものびのびできるのが実感できます。

 

草原の我が家 お客様生活空間です

 


あれもこれも、と詰め込みすぎの滞在計画にはしないから、戸惑う方もいらっしゃいます。
お客様:「滞在中は何をするんですか?」


私:「ご予算の範囲内で、お客様が何をなさりたいか、をアレンジさせていただくので、お申し付けくださいませ♡」


お客様「馬に乗らなくてもいいんです。眺めているだけでもいいんです。」

私:「とても素敵な過ごし方だと思います。スケジュールが空いているところをお知らせしますね」

素敵なアイディアだと思うのですが、
「ご自由に、と言われても、何も企画されていないのは困ります」というお答えが返ってきたり、結局、「思いつかないので、何か決まったツアーを教えてください」というお話になることも。

あー、のんびりするのが苦手で、自分の好きなような暮らしをイメージするのが難しい方もいらっしゃるんだな。

自分らしくいられる時間を自分で作るってすごく贅沢なことです。
1日、24時間、ほんとに自分のやりたいこと、やりたいと思ったことだけをやって、
自分らしさってなんだろうって自分の内面と向き合って、
自分が「今、ここに生きている」ことを感じる。

のんびり自分時間をお楽しみいただけるように、今年の「草原の我が家」は、お客さまゲルに、小さな図書コーナーを作っていました。
本棚を作ったり、買ったり、搬入したりする余裕がなかったので、小さな収納棚の中にちんまりと、馬やモンゴルのことを深く知り、より好きになっていただけるような本を忍ばせていました。

お客さまが寄付してくださった水性色鉛筆やカラーペンなどもちんまり。

小さな星座早見表やリーディング用・占い用のカードとかも。

ただ、ゲルのベッドに寝転がって、お昼寝しても気持ちがよいし、
すぐ裏にあるシャンダス山をゆっくり登って、大地に寝転がって空に吸い込まれる感覚を味わったり・・・

「決められていない時間」を自分でどう過ごすかを自分の感性で決める。

そんな時間が作れる旅を草原でお客様と一緒に作っていきたいなぁ。

 

いきなり、そんなことを言われても・・・という「のんびり」や「自由な旅をツアー会社に相談する」のが苦手な方もいらっしゃるということが、今年のやりとりの中で気づいたので、シーズンオフの間に、モンゴルで私たちがどんなふうにお客様の旅を企画していくのか、旅づくりのポイントなども記事にしていきますね。

 



ゲルでのんびりお昼寝してると珍客(うちの放牧中の馬っこ)訪問もあります

 

 

 

2017年のツアーについては、まだ料金のお見積りができる状況ではありませんが、「スケジュールだけでも押さえさせてください」というご相談は結構いただいていて、今のところ、2017年6-9月末までのスケジュールは6割ぐらいのご予約をいただいております。


スケジュールが埋まりました、といっても本決まりではないし、「あいのり可」で人数的にもキャパ十分なものもありますので、皆さまの旅の準備のお手伝いとともに、ブログでもご紹介させていただきますので、ご興味のあることやご相談ごとなどあれば、下記、お問合せフォームからご連絡いただければと思います。ご質問・ご相談については、プライバシー保護の点は考慮しつつ、ブログ記事として回答させていただきますのでご了承くださいませ。

無料での回答をご希望の場合は、ブログ記事にてご紹介させていただき、読者の皆様とシェアさせていただきます。
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