モンゴルだるま@モンゴルよろずコーディネーター兼業遊牧民です。

自由でディープな旅と取材に対応するコーディネート会社を2002年にモンゴルで始めました。
2009年から遊牧民になるべく家畜とゲルを購入し、兼業遊牧をスタート。今年7回目の冬を迎えようとしています。

家畜は羊・山羊が大体200頭くらい(よく食べるため、頭数は変動)、牛30頭、馬40頭とシェパード2頭、雑種の子犬3匹、猫1匹と、兼業遊牧をサポートしてくれる牧民世帯や助っ人スタッフの生活を養う零細企業の経営者な私。


旅行会社とかツアー会社って言われることにちょっぴり抵抗があったときもありました。

起業当時、モンゴル国内で日本人で現地オペレーターを手掛ける小規模な会社というのが珍しかったせいか、ホームページで告知しても、ツアーそのものが売れることよりも、「格安ツアーありませんか?」とか「そのツアーもっと安くできませんか?○○社はもっと安いですよ」とか、大手旅行代理店ではなく、零細なあなたのところに申し込んでるんだから、当然安くしてくれるでしょ、という「値切りバトル全面戦争」みたいなお問合せにきりきり舞いしていたから。

どこかで大手パックツアーには負けないぞ、とか思ってた。

とはいえ、仕事がないときは、「ク○ブツーリズム」とか「○畿日本ツ―リスト」とか「○TB」といった大手旅行代理店が送客してくるパックツアーの40人を超える団体さんのガイドなどもやってました。
私は、学生時代(大学・大学院時代)に結構フィールドワークで自然の中で暮らしていたから、モンゴルの動植物・鳥関係の造詣が深いし、自分でも調べるのが好きなので、やたらとガイドするためのウンチクストーリーをもっているから、シーズン最初の頃は、「どうせ、暇でしょ?」と大手現地オペレーターさんから仕事をいただいていたのです。
その会社の専属ツアーガイドさんが私と一緒にくっついてきて、私の「ガイド解説」を盗む(技術移転ともいう)わけです。

パックツアーにはパックツアーの良さがあるし、不平不満が出ないように、いろいろ工夫されているんだなぁ、と勉強になります。

パックツアーの良さは一言でいえば「まとまっていて、至れり尽くせりでお手軽」。

この良さは、ありとあらゆるリスクヘッジが行われていて、私たち現地のランドオペレーターに課せられる要求もただごとではありません。
だから、なんとなーく「パックツアーを引き受けるというのは大変だ」という印象があります。

逆に言えば、お客様は、なんの心配もなく、なんの責任もなく、ただ、添乗員さんや現地ガイドのいうことに従って行動し、説明をきき、ものを見たり、体験したりすることができます。

プログラム内容自体も、とてもよくできています。
どこの国のパックツアーのパンフレットでもいいのですが、ご覧になってみてください。
どれも「定番の観光スポット」がコースに入り、「その国・土地の名物体験」が盛り込まれ、「午前・午後・夜」にそれぞれ何かしらの「イベント・アクティビティ」のハイライトが組み込まれています。

そして、きっちりタイムスケジュールが決まっている。

初めてのモンゴルであれば、パックツアーは無難というか、美味しいところを格安でお手軽に回れます。


パックツアーでなければできない体験、というのはモンゴルの場合はあまりないけれど、大勢で行くからこそ盛り上がれるという雰囲気や、ミニナーダム(その団体のためだけに、モンゴル相撲・少年競馬・弓競技などモンゴルの男の三大競技と呼ばれる伝統的なスポーツ祭典の小規模版)を開いてもらうには、20-50人くらいの観客が必要になるから、パックツアーだからこそできるお話、だと言えます。

またガイドや運転手などの経費が人数割になるから、1人当たりの負担は安くなるし、パックツアーというのは「定番」なルーティーンワークとして位置づけられていることも多く、大抵は、日本語を学んでいる大学生や日本に留学している大学生のアルバイトだから、ガイドのギャランティーは格安。
まぁ、格安パックツアーには格安の理由がある、ということですね。

パックツアーの良さは「いろんな要素を浅く・浅く触ることで体験した気分や異国情緒を味わえること」です。

スタンプラリーみたいに色んな国を旅行したい人にお勧めです。

最近は、パックツアー=大人数の団体旅行というわけでもないので、いろいろ、大手旅行代理店のパンフレットを取り寄せて、研究してみるのも楽しいです。

ちなみに、来年は、私もパックツアーってやってみようかなって思ってます。
料金は大手さんのようなわけにはいきませんが、ディープに学べて、「A-Ha」なセンスオブワンダー(何だろ?なるほどー!を楽しく感じられるセンス)を刺激する、お手軽ぎゅっと詰めでテーマを明確にできるような感じ。

今まで、パックツアーは私がやる商売ではない、ってちょっと馬鹿にしてました。
でも、パックツアー=幕の内弁当の面白さ・美味しさというのも、たまには味わった方がいいかなと。

私がやろうと思ってるパックツアーについては、また別の機会に。

こんなパックツアーがやってみたい、というリクエストがあれば、下記の「エコツアープログラムお申込み/お問合せフォーム」やコメント欄をご利用ください。(コメント欄は、読者のみなさんとシェアしてブログを盛り上げたいので、個人情報の記載はご遠慮ください。)

来年は2016 ASEMのホスト国にモンゴルがなってしまっているため7月の部屋の予約が受け付けられないホテルなどもあったり、交通規制や渋滞などでタイムスケジュールが崩れる可能性もあります。

*2016年7月のホテル事情についての記事(ご参考までに)【2016モンゴル旅行】#ASEM 2016開催中に使われる公式ホテルリスト

7月のご旅行を予定していらっしゃる方は、お早目にご相談くださいませ。

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