お久しぶりです。
モンゴルだるま@モンゴル語通訳・エコツーリズム普及仕掛け人兼業遊牧民です。

再び、草原の我が家と森の我が家を行ったり来たりしているうちに、ウランバートル市は秋っぽくなっていました。

新学期直前で、街には学生・学童であふれかえっています。
地方から出てきた新入生は、ウランバートル市の車の多さやバスの使い方、信号機や横断歩道のルールなどに慣れていないので、大騒ぎです。

週末はナンバープレート制限が偶数(土曜日は偶数ナンバーが通行可)・奇数(日曜日は奇数ナンバーが通行可)という交通規制がしかれています。

平日は、従来のナンバープレート末尾の数字での制限です。

そんな中・・・明日から、ウランバートル市内の路線バス20社がストライキ決定。

元ネタはコチラのモンゴル語のニュースサイト(Medee.MN)http://www.medee.mn/main.php?eid=67499

ざっくり要約し、解説しておきますね。

9月1日から全路線バスにプリペイドのGGカード導入決定、とのことでしたが、導入決定したはいいものの、現在の路線バスって、20社の民間会社がウランバートル市と公共路線バス契約というのを結んで運行しているシステムで、そのシステムが全然整っていないとのこと。
さらに、車掌さん(コンダクトル)数百人が職を失うことへの反発もあり。

私が懸念していた通りでございます。
路線バスは1回のると、1本500TGなのですが、先日、このGGカード制のバスに乗って、1000TGしかないから500TGおつりをもらおうとしたところ、ドライバーに「自分は料金箱に手を触れることができないから、次に乗ってきた誰かから500TGを徴収するか、1000TG出せ」と言われました。
意味、わからんなぁ、と思いつつ、超渋滞にはまって、乗ってから20Mも動いていなかったので、「じゃ、おろしてくださいませ。」と言ったら、「バス停じゃないからおろせない」と。

わー、これもめるなぁ、、、と剣呑。
で、いろいろごそごそしてたら、20TGの束で500TG分出てきたので、それをぴんぴんに伸ばして料金箱に入れてやりましたが、ちょっと不愉快な気分になり、こんなへんてこなルール、うまくいくはずない!って思ってたわけです。

車掌さんって、大体ドライバーさんの奥さんとか親戚とか友達がやってたりするので、1日中面白くない路線をぐるぐるしているバスのうんちゃんにとっては大切な仕事のパートナーだし、無賃乗車とか、酔っ払いのあしらい、子供や身体の不自由な人、お年寄りに席を譲らせるように席に座ってる若者を調整したり、さらに、ごちゃごちゃ乗ってきた人を見事に見分けて、ちゃっちゃか運賃徴収したりと、なかなか優れたプロ技術だな、って90年代初頭でまだ初乗り50ムング(1TG=100ムング 素敵なチャリ銭があったのです)の頃から感動してみていたのです。

冬は窓にびっしり霜がついてしまい、今、どこを走ってるのか、見当がつかなくなっちゃうときなどに、どこのバス停で降りるか、とか行きたい場所を告げておけば、降りるところで教えてくれる、など車掌さんの役割って結構、いろいろあるしね。

ひとりぼっちで孤独にイライラしてるドライバーだけより、絶対快適な路線バスの「旅」を楽しめるはず。

いつまでストが続くのかわかりませんが、GGカードじゃなきゃだめ、みたいな「独り勝ち」制度に統一する、とかできもしない条例発布するよりも、普通に、現金もプリペイドカードもあり、にすればいいんじゃないのかなぁ。

不正連発のこの国で、まだプリペイドカード導入のワンマンバス運行は難しいと思います。

いずれにせよ・・・明日からちょっと不便になるのかな?
もしくはファーストレーンがすくからむしろ渋滞緩和しちゃたりしてね。

一応、お知らせです。

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