モンゴルだるま@モンゴル語通訳・よろずコーディネーター兼業遊牧民です。

強風のせいで、春営地の家畜小屋関係の施設やゲルが建てられず、引っ越し作業が難儀しております。

この風と雪は、この週末でますます強くなりそうです。

4月1日からの猛吹雪/大雪でオブスアイマグの引越移動中の100世帯あまり、60,000頭の家畜が雪に埋まる被害にあっているとのこと。

2015.4.1 snow storm
(写真はモンゴルの国会議員Hurelbaatar Chimedさんのフェイスブックからの転載/元URL:https://fbcdn-sphotos-b-a.akamaihd.net/hphotos-ak-xpf1/v/t1.0-9/22820_807480749306098_6833282583315369997_n.jpg?oh=06791b19cb6bf9097939b30038f9cf0d&oe=55A974B6&__gda__=1438395485_3d0531997dd4e399c77697deecc48b2c)


ハラホリン在住の玉ちゃんからもすんごい吹雪ですってさっきチャットできいた。

うちの近く(ナライハ/チョンジンボルドグのチンギスハーン騎馬像の間くらいのところ)でもすさまじい強風で、作業が全然できない上に、牛が迷子になってしまっているという。

これから、どんどん雪と風が強くなってきます。

うちの春営地も羊・山羊用の囲いは作ったけれど、まだ家畜小屋の屋根が付けられていない。ゲルの中で子羊・子ヤギと共に暮らしているわけですが、この週末がひとつの山場です。

まだ太陽光電パネルを設置していないので、ゲルの照明はろうそく。
ラジオとかテレビとかはないので、電波が不安定な携帯電話のみが情報源。
今夜はラクチャーおじさんが「草原の我が家」のゲルに泊って家畜の世話をしてくれていますが、去年生まれた子ヤギが早くも出産してしまったものの育児放棄してたり、子羊が出産がうまくできず、死産だったり、母体がもたなくて、獣医さんに連れて行ったりと、作業がとても多忙になっています。

今年の冬は例年になく暖冬で、とても過ごしやすかったのですが、ここにきて、ほんとシンドイ感じです。


2010年の春にも、やっぱり3月くらいに山羊がカシミアを採ってしまった後に猛吹雪にあって、大量に衰弱死/凍死したことがあります。
ツァガンサル以降、例年以上に暖かい日が続いていましたが、今週は夜中の冷え込みや突然の吹雪が頻発していて、非常に天候が読みづらいです。

明日のエコツアーのプログラムは中止しましたが、それだけでなく、いかに家畜たちを無事にこの週末の吹雪をやりすごさせるか、ラクチャーさんが頼りです。

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