モンゴルだるま@モンゴル語通訳・よろずコーディネーター兼業遊牧民です。

今日、羊・山羊・牛を預け先から引き取りました。
これで、馬・羊・山羊・牛と我が家の家畜たち勢ぞろい@春営地です。

今年の春営地の拠点を3月25日に決めて、とりあえず場所取り用にゲルを建てました。


2015春営地


場所取り用のゲルからの風景。
3月29日、初めて私が訪れたときは、あったかそうな感じの草原だったのですが、一夜明けた3月30日には、真っ白な雪原になってました。

3年くらい前に秋営地として使っていた場所です。当時は、砂場っぽかったのですが、3年たって、砂は吹き飛ばされたらしく、もう砂っぽくはありません。

トイレポイントになる隠れ家が多く、他にもいろいろ「なんかやってみたくなる」野望がむくむく膨れ上がる場所です。



他にご近所さんから「うちの冬営地の家畜小屋、使ってもいいよ」という申し出をいただいたのですが、パートナーのガナー君が「今度こそ、自分たちで家畜小屋作って、長く使える拠点にする」という目標を抱いているので、なーんもない荒野での土木作業が始まることになりました。

家畜小屋の予定


荒野といっても、5年ほど前に韓国系企業が無許可で開墾し、地元の遊牧民たちの反対陳情で追い出された、という跡地なので、点々と基礎用の穴が掘られています。

その穴や捨土で盛り上がった部分をうまく利用していきます。

家畜小屋の構造はいたってシンプル。

大きさは大体、8mx4mくらいの長方形。
ずるずるーっと棒で線を引いて、大きさを決めます。
長さ4mの板状の材木を積み重ねて壁にします。
柱をいくつか建てて、屋根用の梁をのせます。
細い丸木を屋根にし、足りない部分はビニールシートで屋根カバーにします。
で、出来上がり。

文字にすると、すんごいシンプル。
でも、全部手作業だから、たーいへん。

トラック2台分の材木を使って建てます。
家畜小屋づくりは、もう4回目。
そろそろ安住の地としたいところです。



春営地に作るのは家畜小屋以外に、ヒツジ・山羊の囲いがあります。
これはもっと簡単。

高さ1mx3-4mの鉄製フェンスx9枚。
杭9ー10本。
扉。

杭は深さ60cmくらいの穴に埋め込んで固定。
フェンスを杭に針金で固定。
扉をくっつけて出来上がり。

一応、これらの作業を3-4日間でやることになってます。

でも、途中で家畜を引き取りに行く作業が生じたので、ほんとに間に合うのかなぁ?と疑問も。

私はウランバートル市で風邪を治すのに専念しつつ、事務的な作業をしているのですが、「草原の我が家」からの電話報告の後ろで、めーめーと羊やヤギの声が聞こえてくるのはよいものです。

まだ外は雪もちらほら(今週末は雪予報)ですが、やっぱり、モンゴルにも春がきたなって感じです。

今週末は雪予報ですが、作業用のゲル(今建てているゲル)の中で作業をする予定です。

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