モンゴルだるま@モンゴル語通訳・エコツーリズム普及仕掛け人兼業遊牧民です。
来週からモンゴルの最果て・バヤンウルギーにツアーアテンドで行くのですが、現地のコーディネーターさんが、どうしても前金で旅費を払え、と言われたので、有り金かき集めて送金することにしました。
準備期間を入れると10日余りのツアーなので、へそくり(日本帰国用に冬からずーっと持っていた)をはきだして、両替してきましたよ。
商業銀行の日本円交換レートが1円=17TGを切ってしまってしょんぼりだったのですが、街の両替商では、まだ17.3TGでした。
US$1=1844TG。対米ドルは、結局トゥグルグ安戻ってきているようです。
不思議というか、まぁ、ウクライナとのごたごたのせい?
ロシアのルーブルも弱くなっている。
この前、プーチンさんが6時間ほどモンゴルを訪問したらしいのですが、その影響でしょうか?
中国との首脳会談の前後で、トゥグルグはいきなり強気の反転をしたのですが、中国元は相変わらず、トゥグルグよりも強くって安定的なのか。
いろいろ「おいしい話(らしい)」のお土産話題23項目(具体的な内容決まってない)の協議をしたっていう話題だけで、米ドルレートが、US$1=1900TGに届いちゃうか?っていうところから一気に1800TGを駆け下り、1790,1780TGくらいまでトゥグルグが強くなったのにね。
プーチンさんとの訪モを機に、再び1800TG台に戻り、じわじわと1850TG近くまでトゥグルグ安が進んでいます。
中国とロシアという大国に挟まれて、右往左往している国だなぁってしみじみ。
外貨政策については、中央銀行は介入せず、の方針で、完全に大国からの支援任せな感じです。
これでいいのか?というのはよくわからないので、いずれにせよ、あまり現金に頼らずに生活コスト低めで生活する、という方針はまだしばらく続けます。
ドル対円は2008年9月並になってきているんですね。
あのころはUS$1が100円を切るなんて信じられなかったけど、今となってみると、90円を切ってた時に$いっぱい変えておけばよかったなぁとか。
だぶついている現金がない人には、FXとか為替変動で利ザヤを稼ごうっていうのは向かないということですよね。
まめまめと為替変動に注視して、イザ!っていうタイミングでお金を動かせる環境にない人にとっては、外貨変動に目くじらをたてても仕方がないと。
最近、また日本とモンゴルのビジネスフォーラムとか、モンゴルへの投資話、二国間企業マッチングなどのイベントなどが立て続けにあったりで、円安ドル高傾向の中でも、それなりにモンゴル外国投資の誘致活動、息を吹き返しつつあるのかもしれませんね。
こういう傾向になると決まって、「モンゴル通」っぽい人たちが、モンゴルの商業銀行の定期預金口座をつくって財テクしよう、とか5年で2倍になるよ、とか見かけ倒しの「儲け話」っぽいあおり記事を書いたりしています。
でも、例えば、トゥグルグ建ての1年間の定期預金が1年で18%の利息がつきますよ。
複利でやっていけば、100万トゥグルグ預けておけば1年後には1,180,000TG、さらに2年後には、1,392,400TG・・・とまぁ、数字上は0金利政策の日本に比べれば儲かってるように見えます。
1年後なんか1万円以上も利息ついてるんだもんね。
確かに、この利息で、日本円がどんどん円安政策を進めて弱くなっている状態だと、トゥグルグを円に戻したところで、今なら儲かる、と言えましょう。
でもこの傾向がいつまで続くのかわかりません。
そして、この国は相変わらずじわじわとインフレが進んでいて、1年単位で見れば、約20%、日用品やガソリン等など生活必需品で見れば約30%近くのインフレ率です。
銀行の定期預金の利息率が高くなっているのは、それだけインフレ率が高くて現金の価値が目減りするから。
90年代半ばなんか、1ヶ月の利息が54%とかついてても、モンゴル人はだれも定期預金口座を開設しよう、なんてしてなかったし、実際、一番大きかったホトシバンクという商業銀行は1996年に倒産してしまいました。
つまり、いくら利息がつこうが、数字上儲かりそうに見えていても、銀行がお金を健全に運用できる環境がなければ、銀行はつぶれてしまいます。そして預金者の権利なんて外国人だっていうだけで、たいした保護は受けられません。
ドル建ての場合は、ドル高が進むと、定期預金の利息率はどんどん下げられます。
それでも、現金としてドルを持って、日本で円に換える、とかすればまだ為替差益で儲けは出るのかしら?
三角貿易みたいですね。
フットワーク軽く、あちこちにお金を積極的に回して資金運用するほうが、今のモンゴルではただお金を預けて置くよりは面白いと思います。
なぁんてことは、手元に自由になるお金がある人がいうことですね。
私としては、ドル・円の為替レートがどんどんトゥグルグ相手に弱くなっているのが気が気じゃないのですが、為替変動による損を、11月の肉売りで取り戻せたらいいなぁって思っています。
今日、あるものを搾りだしてきちゃったから、これからはあんまり円だドルだと為替変動に神経質にならずに家畜を肥え太らせることに専念したいものです。
来週からモンゴルの最果て・バヤンウルギーにツアーアテンドで行くのですが、現地のコーディネーターさんが、どうしても前金で旅費を払え、と言われたので、有り金かき集めて送金することにしました。
準備期間を入れると10日余りのツアーなので、へそくり(日本帰国用に冬からずーっと持っていた)をはきだして、両替してきましたよ。
商業銀行の日本円交換レートが1円=17TGを切ってしまってしょんぼりだったのですが、街の両替商では、まだ17.3TGでした。
US$1=1844TG。対米ドルは、結局トゥグルグ安戻ってきているようです。
不思議というか、まぁ、ウクライナとのごたごたのせい?
ロシアのルーブルも弱くなっている。
この前、プーチンさんが6時間ほどモンゴルを訪問したらしいのですが、その影響でしょうか?
中国との首脳会談の前後で、トゥグルグはいきなり強気の反転をしたのですが、中国元は相変わらず、トゥグルグよりも強くって安定的なのか。
いろいろ「おいしい話(らしい)」のお土産話題23項目(具体的な内容決まってない)の協議をしたっていう話題だけで、米ドルレートが、US$1=1900TGに届いちゃうか?っていうところから一気に1800TGを駆け下り、1790,1780TGくらいまでトゥグルグが強くなったのにね。
プーチンさんとの訪モを機に、再び1800TG台に戻り、じわじわと1850TG近くまでトゥグルグ安が進んでいます。
中国とロシアという大国に挟まれて、右往左往している国だなぁってしみじみ。
外貨政策については、中央銀行は介入せず、の方針で、完全に大国からの支援任せな感じです。
これでいいのか?というのはよくわからないので、いずれにせよ、あまり現金に頼らずに生活コスト低めで生活する、という方針はまだしばらく続けます。
ドル対円は2008年9月並になってきているんですね。
あのころはUS$1が100円を切るなんて信じられなかったけど、今となってみると、90円を切ってた時に$いっぱい変えておけばよかったなぁとか。
だぶついている現金がない人には、FXとか為替変動で利ザヤを稼ごうっていうのは向かないということですよね。
まめまめと為替変動に注視して、イザ!っていうタイミングでお金を動かせる環境にない人にとっては、外貨変動に目くじらをたてても仕方がないと。
最近、また日本とモンゴルのビジネスフォーラムとか、モンゴルへの投資話、二国間企業マッチングなどのイベントなどが立て続けにあったりで、円安ドル高傾向の中でも、それなりにモンゴル外国投資の誘致活動、息を吹き返しつつあるのかもしれませんね。
こういう傾向になると決まって、「モンゴル通」っぽい人たちが、モンゴルの商業銀行の定期預金口座をつくって財テクしよう、とか5年で2倍になるよ、とか見かけ倒しの「儲け話」っぽいあおり記事を書いたりしています。
でも、例えば、トゥグルグ建ての1年間の定期預金が1年で18%の利息がつきますよ。
複利でやっていけば、100万トゥグルグ預けておけば1年後には1,180,000TG、さらに2年後には、1,392,400TG・・・とまぁ、数字上は0金利政策の日本に比べれば儲かってるように見えます。
1年後なんか1万円以上も利息ついてるんだもんね。
確かに、この利息で、日本円がどんどん円安政策を進めて弱くなっている状態だと、トゥグルグを円に戻したところで、今なら儲かる、と言えましょう。
でもこの傾向がいつまで続くのかわかりません。
そして、この国は相変わらずじわじわとインフレが進んでいて、1年単位で見れば、約20%、日用品やガソリン等など生活必需品で見れば約30%近くのインフレ率です。
銀行の定期預金の利息率が高くなっているのは、それだけインフレ率が高くて現金の価値が目減りするから。
90年代半ばなんか、1ヶ月の利息が54%とかついてても、モンゴル人はだれも定期預金口座を開設しよう、なんてしてなかったし、実際、一番大きかったホトシバンクという商業銀行は1996年に倒産してしまいました。
つまり、いくら利息がつこうが、数字上儲かりそうに見えていても、銀行がお金を健全に運用できる環境がなければ、銀行はつぶれてしまいます。そして預金者の権利なんて外国人だっていうだけで、たいした保護は受けられません。
ドル建ての場合は、ドル高が進むと、定期預金の利息率はどんどん下げられます。
それでも、現金としてドルを持って、日本で円に換える、とかすればまだ為替差益で儲けは出るのかしら?
三角貿易みたいですね。
フットワーク軽く、あちこちにお金を積極的に回して資金運用するほうが、今のモンゴルではただお金を預けて置くよりは面白いと思います。
なぁんてことは、手元に自由になるお金がある人がいうことですね。
私としては、ドル・円の為替レートがどんどんトゥグルグ相手に弱くなっているのが気が気じゃないのですが、為替変動による損を、11月の肉売りで取り戻せたらいいなぁって思っています。
今日、あるものを搾りだしてきちゃったから、これからはあんまり円だドルだと為替変動に神経質にならずに家畜を肥え太らせることに専念したいものです。