モンゴルだるま@モンゴル語通訳・よろずコーディネーター兼業遊牧民です。
さて、気が付けば8月です。
あっという間に秋な感じのモンゴルです。
まだまだ暑い日が続いているのですが、草原では秋の花であるルリタマアザミ(またの名をヒゴタイ)やマツムシソウやアザミなどがまっさかりなので、秋を感じてしまいます。
やっと夏を感じているっていうのに、すでに頭の中は越冬準備でいっぱい・・・そんな今日この頃。
先週、やーっとウンドゥルシレートに預けていた馬たちが帰ってきました。
おととい、テレビの取材のために急きょ、半日乗馬プログラムを企画し、撮影したのですが、馬たち、久々だというのに、ほんとによい子たちでした。
9か月ぶりの再会は感動的といえば感動的なのですが、なんといっても予定していたロケ地が「えー!草原じゃないの?」ということで急に変更になってしまったので、結構、てんやわんやで、感動どころの騒ぎじゃなかったりして。
愛馬のちびくりげちゃんとの感動の再会していたら「おれもー。」「おれもー」と馬たちがわらわら寄ってきて、馬つなぎ場がぐじゃぐじゃに・・・
いつの間に、君たちはそんなにも人懐こくなったのか!
かるく驚きつつも、とにかく配馬して、レッツゴー、でした。
今回は、取材スタッフの方も含めて、生まれて初めて馬に触る、乗る、というお客様もいらっしゃったのですが、まぁ、とにかく「安全のための注意事項」をお伝えして、発進と停止、方向転換のやり方の基本を教えたら、「習うより、慣れろ」という強行軍。
でも、基本的に、乗馬はバランスと馬と気持ちをつなぐということを心がければわりと簡単に思い通りに馬を動かせるもの、という信念でのプログラムを試すよい機会だとも思いました。
良い馬とか悪い馬って、乗馬をしにいらっしゃったお客様だと、ついつい「いうこと聞いてくれる=いい馬」、「いうこと聞いてくれない=悪い馬」って思いがちだけど、それって、馬とのコミュニケーションを取る、取らない以前に「乗る」ってことを意識し過ぎて、馬との意思疎通が取れなくなってるってこともあるかもしれませんよね。
じゃ、何をどう心がけて、自分の気持ちや意志をどう馬に伝えれば、馬は乗り手の思いにこたえてくれるのか、どう乗ったら馬にとって、心地よいライディングになるのか?
この辺がモンゴルだるま牧場で私がお伝えしたいポイントですね。
これって、ただ、馬に乗るってことだけじゃなくても人間社会にも通用するリーダーシップだったり、パートナーシップだったり、チームワークだったり、自分の「役割」を意識することだったりのノウハウになるんですよね。
馬ってとても素直だし、あんまり複雑な思考回路で人間の命令を受け止めないので、実にわかりやすいのです。
そして、私たち人間は、馬の背中に乗っかりながら、馬の意志や気持ちをくみ取ってあげなければいけないし、そういう意識を持てば、必ず、馬は乗り手の気持ちにこたえてくれます。
乗りこなす=いうこと聞かせるという意識の方が意外と多いんだなぁとモンゴル旅行記ブログなどでの乗馬での感想などを読んでて驚くのです。
馬がいうことをきかない=馬になめられている→なめられないようにしないといけないっていう思考回路で、力づくで馬を走らせるようにして・・・→馬でガンガン草原走った―!って大喜び。
いや、別にそれでもいいのかもしれないんですよ。
そういう乗りこなし方もあると思うし。
でも、私、嫌なんですよね。
そういう馬の状態に思いやりのない力づくのやり方って。
どうせなら、馬が「はいご主人様のためならば」って感じでがんばってくれるというか、「一緒に走るのが楽しいですぅ」ってご機嫌になってくれるトレッキングのほうが楽しいと思うのです。
「何が何でもいうこと聞かせる」ってやり方は、Too Bossyな感じで、なんていうのかなあ、、、上から目線って苦手っていうか。
日本のテレビ制作会社で働いていたときもいろんなタイプの上司がいたわけですが、いつも頭ごなしに怒鳴りつけて、私の至らぬ部分をビシバシ責め立てる人・・・っていうのはたぶん、全然合わなかったと思う。
幸い、みなさん、厳しいしおっかないんだけど、愛情があるというか、私の将来の仕事のこととか考えてくれてるんだって思ってたし、実際、私にチャンスをいろいろな形で与えてくれたりしてたし、何より、忙しい仕事の中で私のことを見ていてくれていた、、、そういうことに気付くと「この人の思い通りの番組づくりができるように、私は全身全霊をかけて、働く!」って身を粉にしてボロボロになるまで働けたのでした。
馬がそこまで命がけで働くかっていうと微妙だけど、でも、馬好きな人のためになら、馬は結構ご機嫌でお仕事(乗馬トレックで人を乗せる)をしています。
仕事は仕事なんだけど、馬にとっても楽しい仕事っていうのかな?
気持ちをつなげるって、社会性のある生き物にとって、すごく大切なことではないでしょうか?
あんまり小難しいことをいって、「乗馬は落ちるかもしれないから危険なスポーツ」とか「馬がいうこと聞いてくれない」とかそういう不安をあおって、お客様よりもガイドが優位にたってるみたいになるっていうのもちょっと苦手。
教えるってほどに正式にレッスンを受けて馬に乗れるようになったわけじゃないから、余計に技術を教えるインストラクターっていうとエラそうすぎるっていう気おくれもあるのです。
でも、馬とのコミュニケーションを取って、馬と心を通わせることで気持ち良く馬とダンスするように草原を駆け巡ることができるノウハウやコツがあるっていうのは、なんか手ごたえをもってわかってきたので、そういった経験をシェアするのが、この「1日集中乗馬プログラム」(初心者向け)ってことなのかなって。
馬の脚や背中など身体的なことや精神的、心理的なことまで心を配りながら、「馬が好き」って気持ちで楽しく安全にモンゴルの草原を自由自在に走れるようになりたい!
そんな気持ちのある方には一度ご参加いただけると楽しいと思います。
8月3日(日曜日)
8月8-10日
8月14-15日、
8月15-16日、
8月16-17日
はすでに、日帰り・1泊2日・2泊3日のプログラムの開催が決まっています。
連泊可能で最大3泊4日の集中合宿ができます。
日帰り&1泊2日は、12,000円
2泊2日(2日目の午後に終了)24,000円
2泊3日ー3泊4日は36,000円
です。
料金には、車でのウランバートル市内送迎・お食事・乗馬レッスン・乗馬レンタル・乗馬ガイド・通訳ガイド・遊牧民体験・ゲル宿泊・VAT(付加価値税10%)が含まれています。
お食事つきでゲル宿泊で遊牧民と同じような生活スタイルでお過ごしいただき、自然の中で馬とともに暮らす気持ちをシェアすることで、より自然に馬と仲良くなれるんじゃないかなって考えています。
あんまりゴージャスなおもてなし施設や過剰でいたれりつくせりのサービススタッフは今年に関していうと、ちょっと品薄な感じですが、でも、より旅やプログラムに自分が積極的にコミットしていく醍醐味が出てきているともいえます。
8月3日は、まだあと1-2名様のご参加、受付可能です。
あ・・・忘れてた。
お問い合わせ・お申込みはmongolhorizon☆gmail.com (☆を英数字半角@マークに変えて、こちらから折り返し対応できるようにお願いします)
8月16日(土)毎日放送(関東ではTBS系列)「知っとこ」(朝8:00-9:30)のなかの「世界の朝ごはん」という朝9時前後スタートのコーナーでモンゴルが紹介されます。
弊社とモンゴルだるまのゆかいな仲間たちの協力で、わくわくできるモンゴルの催し物とか観光スポットのネタ満載の楽しい取材ができました。
もしかしたら、ちょこっとだけ、モンゴルだるま牧場の乗馬プログラム、紹介されちゃうかもー?(といっても、私はコーディネーターだったので出演してないから、インストラクター部分の説明はざっくりしてると思うけど)
一応、往復約15㎞ほど、全体で3時間半ほどの乗馬プログラムで、初めての方も含め、全員、一人で駆け足で乗れるようになりました。
*この企画の募集は終わっています。2015年以降は1日で詰め込むのではなく、1泊2日、2泊3日など、じっくり、馬とのファーストコンタクト、馬の乗り方・制御の仕方、馬の気持ちを理解する&自分の意志を伝える方法、走り方を時間をかけて伝授するプログラムを実施しています。
日帰り乗馬プログラム(別ウィンドウで開きます)
日帰り・2泊3日、3泊4日の滞在型の乗馬トレッキングプログラムは随時受付中。
下記、お問合せ/お申込みフォームに必要事項をご記入の上、ご相談ください。
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さて、気が付けば8月です。
あっという間に秋な感じのモンゴルです。
まだまだ暑い日が続いているのですが、草原では秋の花であるルリタマアザミ(またの名をヒゴタイ)やマツムシソウやアザミなどがまっさかりなので、秋を感じてしまいます。
やっと夏を感じているっていうのに、すでに頭の中は越冬準備でいっぱい・・・そんな今日この頃。
先週、やーっとウンドゥルシレートに預けていた馬たちが帰ってきました。
おととい、テレビの取材のために急きょ、半日乗馬プログラムを企画し、撮影したのですが、馬たち、久々だというのに、ほんとによい子たちでした。
9か月ぶりの再会は感動的といえば感動的なのですが、なんといっても予定していたロケ地が「えー!草原じゃないの?」ということで急に変更になってしまったので、結構、てんやわんやで、感動どころの騒ぎじゃなかったりして。
愛馬のちびくりげちゃんとの感動の再会していたら「おれもー。」「おれもー」と馬たちがわらわら寄ってきて、馬つなぎ場がぐじゃぐじゃに・・・
いつの間に、君たちはそんなにも人懐こくなったのか!
かるく驚きつつも、とにかく配馬して、レッツゴー、でした。
今回は、取材スタッフの方も含めて、生まれて初めて馬に触る、乗る、というお客様もいらっしゃったのですが、まぁ、とにかく「安全のための注意事項」をお伝えして、発進と停止、方向転換のやり方の基本を教えたら、「習うより、慣れろ」という強行軍。
でも、基本的に、乗馬はバランスと馬と気持ちをつなぐということを心がければわりと簡単に思い通りに馬を動かせるもの、という信念でのプログラムを試すよい機会だとも思いました。
良い馬とか悪い馬って、乗馬をしにいらっしゃったお客様だと、ついつい「いうこと聞いてくれる=いい馬」、「いうこと聞いてくれない=悪い馬」って思いがちだけど、それって、馬とのコミュニケーションを取る、取らない以前に「乗る」ってことを意識し過ぎて、馬との意思疎通が取れなくなってるってこともあるかもしれませんよね。
じゃ、何をどう心がけて、自分の気持ちや意志をどう馬に伝えれば、馬は乗り手の思いにこたえてくれるのか、どう乗ったら馬にとって、心地よいライディングになるのか?
この辺がモンゴルだるま牧場で私がお伝えしたいポイントですね。
これって、ただ、馬に乗るってことだけじゃなくても人間社会にも通用するリーダーシップだったり、パートナーシップだったり、チームワークだったり、自分の「役割」を意識することだったりのノウハウになるんですよね。
馬ってとても素直だし、あんまり複雑な思考回路で人間の命令を受け止めないので、実にわかりやすいのです。
そして、私たち人間は、馬の背中に乗っかりながら、馬の意志や気持ちをくみ取ってあげなければいけないし、そういう意識を持てば、必ず、馬は乗り手の気持ちにこたえてくれます。
乗りこなす=いうこと聞かせるという意識の方が意外と多いんだなぁとモンゴル旅行記ブログなどでの乗馬での感想などを読んでて驚くのです。
馬がいうことをきかない=馬になめられている→なめられないようにしないといけないっていう思考回路で、力づくで馬を走らせるようにして・・・→馬でガンガン草原走った―!って大喜び。
いや、別にそれでもいいのかもしれないんですよ。
そういう乗りこなし方もあると思うし。
でも、私、嫌なんですよね。
そういう馬の状態に思いやりのない力づくのやり方って。
どうせなら、馬が「はいご主人様のためならば」って感じでがんばってくれるというか、「一緒に走るのが楽しいですぅ」ってご機嫌になってくれるトレッキングのほうが楽しいと思うのです。
「何が何でもいうこと聞かせる」ってやり方は、Too Bossyな感じで、なんていうのかなあ、、、上から目線って苦手っていうか。
日本のテレビ制作会社で働いていたときもいろんなタイプの上司がいたわけですが、いつも頭ごなしに怒鳴りつけて、私の至らぬ部分をビシバシ責め立てる人・・・っていうのはたぶん、全然合わなかったと思う。
幸い、みなさん、厳しいしおっかないんだけど、愛情があるというか、私の将来の仕事のこととか考えてくれてるんだって思ってたし、実際、私にチャンスをいろいろな形で与えてくれたりしてたし、何より、忙しい仕事の中で私のことを見ていてくれていた、、、そういうことに気付くと「この人の思い通りの番組づくりができるように、私は全身全霊をかけて、働く!」って身を粉にしてボロボロになるまで働けたのでした。
馬がそこまで命がけで働くかっていうと微妙だけど、でも、馬好きな人のためになら、馬は結構ご機嫌でお仕事(乗馬トレックで人を乗せる)をしています。
仕事は仕事なんだけど、馬にとっても楽しい仕事っていうのかな?
気持ちをつなげるって、社会性のある生き物にとって、すごく大切なことではないでしょうか?
あんまり小難しいことをいって、「乗馬は落ちるかもしれないから危険なスポーツ」とか「馬がいうこと聞いてくれない」とかそういう不安をあおって、お客様よりもガイドが優位にたってるみたいになるっていうのもちょっと苦手。
教えるってほどに正式にレッスンを受けて馬に乗れるようになったわけじゃないから、余計に技術を教えるインストラクターっていうとエラそうすぎるっていう気おくれもあるのです。
でも、馬とのコミュニケーションを取って、馬と心を通わせることで気持ち良く馬とダンスするように草原を駆け巡ることができるノウハウやコツがあるっていうのは、なんか手ごたえをもってわかってきたので、そういった経験をシェアするのが、この「1日集中乗馬プログラム」(初心者向け)ってことなのかなって。
馬の脚や背中など身体的なことや精神的、心理的なことまで心を配りながら、「馬が好き」って気持ちで楽しく安全にモンゴルの草原を自由自在に走れるようになりたい!
そんな気持ちのある方には一度ご参加いただけると楽しいと思います。
8月3日(日曜日)
8月8-10日
8月14-15日、
8月15-16日、
8月16-17日
はすでに、日帰り・1泊2日・2泊3日のプログラムの開催が決まっています。
連泊可能で最大3泊4日の集中合宿ができます。
日帰り&1泊2日は、12,000円
2泊2日(2日目の午後に終了)24,000円
2泊3日ー3泊4日は36,000円
です。
料金には、車でのウランバートル市内送迎・お食事・乗馬レッスン・乗馬レンタル・乗馬ガイド・通訳ガイド・遊牧民体験・ゲル宿泊・VAT(付加価値税10%)が含まれています。
お食事つきでゲル宿泊で遊牧民と同じような生活スタイルでお過ごしいただき、自然の中で馬とともに暮らす気持ちをシェアすることで、より自然に馬と仲良くなれるんじゃないかなって考えています。
あんまりゴージャスなおもてなし施設や過剰でいたれりつくせりのサービススタッフは今年に関していうと、ちょっと品薄な感じですが、でも、より旅やプログラムに自分が積極的にコミットしていく醍醐味が出てきているともいえます。
8月3日は、まだあと1-2名様のご参加、受付可能です。
あ・・・忘れてた。
お問い合わせ・お申込みはmongolhorizon☆gmail.com (☆を英数字半角@マークに変えて、こちらから折り返し対応できるようにお願いします)
8月16日(土)毎日放送(関東ではTBS系列)「知っとこ」(朝8:00-9:30)のなかの「世界の朝ごはん」という朝9時前後スタートのコーナーでモンゴルが紹介されます。
弊社とモンゴルだるまのゆかいな仲間たちの協力で、わくわくできるモンゴルの催し物とか観光スポットのネタ満載の楽しい取材ができました。
もしかしたら、ちょこっとだけ、モンゴルだるま牧場の乗馬プログラム、紹介されちゃうかもー?(といっても、私はコーディネーターだったので出演してないから、インストラクター部分の説明はざっくりしてると思うけど)
一応、往復約15㎞ほど、全体で3時間半ほどの乗馬プログラムで、初めての方も含め、全員、一人で駆け足で乗れるようになりました。
*この企画の募集は終わっています。2015年以降は1日で詰め込むのではなく、1泊2日、2泊3日など、じっくり、馬とのファーストコンタクト、馬の乗り方・制御の仕方、馬の気持ちを理解する&自分の意志を伝える方法、走り方を時間をかけて伝授するプログラムを実施しています。
日帰り乗馬プログラム(別ウィンドウで開きます)
日帰り・2泊3日、3泊4日の滞在型の乗馬トレッキングプログラムは随時受付中。
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