モンゴルだるま@ウランバートルです。
今月はウランバートル中心の生活ですが、週末に「草原の我が家」の冬営地撤収作業第1弾をしてきましたよ。

3月14日、ホワイトデーに生まれた我が家の子畜第1号の子牛「ホワイトラブ」も一時はちゃんと生き残れるのか?と心配なほど衰弱していました。
その年最初の子畜の育ち具合で、その家の家畜の繁栄も占える、というほど、第一子誕生はモンゴルの遊牧民にとって重要です。

そこで、十分なケアをとってもらえない状況の委託遊牧民バスカさん夫婦に預けておくのが心配だったので緊急避難させました。

ゴルドックというナライハ地区の飛び地にも、今、拠点があるので、そちらに預かってもらうことにしたのです。
もともと社会主義時代「乳牛ファーム」で乳搾り係をしていたというおばさんがいるところです。

生の牛乳を買うにせよ、補助飼料のフスマやおから(豆腐作りをする工場を見つけて、300㎏ほど調達した)を保管するにせよ、この預け先のほうが安心できます。

母牛のシャルガは、これまで私が購入したゴンジウネー(明け3歳の牝牛)の中でも最も小さく華奢。
生後半年のときにお母さん牛ハラーにくっついて我が家に来た女の子がもうお母さん。
なんかおばあちゃんになった気持ちです。

子牛の頃から甘えん坊で、ちょっとのんびりマイペースで、よく放牧先で昼寝してたり、他の牛にちょっかい出しては迷子になってお家に帰れなくなって、モーモー泣いているところを捕獲される、ということが多かったシャルガ。

それが今ではお母さん。すごいなぁ。母性本能が強くて、とにかく子牛を守りたがります。
なかなか子牛に触らせてもらえなかったのですが、ファインダーを向けると、いつもの癖でついポーズをとってしまいます。そして、ホワイトラブもまた同様。
こういうのってDNAのなせる業?


シャルガとホワイトラブ2ショット


シャルガとホワイトラブ3月23日
ホワイトラブ生後9日目


シャルガのおっぱいも蛋白源豊富なオカラやフスマのおかげで随分出るようになってきたみたいです。

やはり、丁寧に搾ってあげることで、乳腺のつまりが取れたということもあるのでしょう。

大きさ的にいうと、私の乳房と同じくらい。乳首は断然向こうのほうが立派ですが・・・

暖かくなってきたし、4月になったらホワイトラブも離乳食・・・じゃなかったフスマやオカラ、干し草などを食べるようになります。
このまますくすく順調に育ってほしいです。

にほんブログ村 海外生活ブログ モンゴル情報へ
にほんブログ村