モンゴルだるま@モンゴル語通訳・エコツアーオペレーター兼業遊牧民です。
雪、雪、雪でえらいことになっている日本列島(特に東日本)と、寒波襲来でえらいことになっているらしい「草原の我が家」@モンゴル。
どっちも備えがないととっても大変です。
備えがあっても、いざっていうときに即座に動かないと、後々えらいめにあうというのも共通点です。
今年の冬は立春すぎからが手ごわいですね。

さて、今年はなんとなく、ブログ更新が滞ってしまって、すみません。
ライフスタイルが急にくるくる変わって回っているというか。。。

日本とモンゴル行ったり来たりのお仕事ライフ(理想を言えば、夏から秋にかけては爽やかで大自然に囲まれたワイルドモンゴル、冬と春はぬくぬくと知的欲求やシステマティックにことがとんとん拍子で進むアーバンジャパンで暮らすという二重生活)がいいなあ、と思ってたら、意外と早く、行ったり来たりになっております。

遊んでばかりのような、自分のリチャージタイムとしてとても重要な学びの時間のような。
学ぼうとかアクションを起こそう、と思うには、3週間弱ってちょっと微妙に短いですね。
1か月でも短かったけど。

要は何をやりたいか?ってことなんでしょうね。
そして、私は、学生時代からずっと「日常生活を非日常的にワクワク生きたい」と思っていたので、そういう意味では今年はとってもよい滑り出しです。

雪が多くて、山梨県はほんとにとっても大変で。
停電しちゃっているところとか、雪に閉ざされて孤立しているところとか、たくさんあるときいて心配しています。

地平線会議仲間の大西琢也君が、この大雪非常事態をどう乗り切るか!の知恵の10か条を「拡散希望」ということでフェイスブックに投稿していたので、ブログでもシェアさせていただきます。

【以下、引用】

拡散希望)■命を守る除雪中の事故防止10箇条■

歴史的な豪雪のさなか。

山梨県などの各所に住んでいる友人に電話をして、
状況を確認しました。

雪国ではない地域での除雪は
かなり困難と危険を伴います。

特に「屋根雪」は気をつけましょう。

今後も天候悪化による積雪量の増加。
そして屋根からの落雪なども予想できます。

無理をしないで、助けあいましょう。
自助、互助、公助です。

それぞれが1週間は籠城できる
ライフライン(水、食糧、燃料など)の
準備をしておきましょう。

===以下、内閣府「雪害対策」のページから引用

http://www.bousai.go.jp/setsugai/

平成22年度の豪雪による死者の65%は高齢者
82%は除雪作業中でした。

一人での除雪作業は危険です!
地域一斉の雪下ろしなど
除雪は必ず2人以上で!

■命を守る除雪中の事故防止10箇条■

□作業は家族,となり近所にも声かけて2人以上で!
□建物のまわりに雪を残して雪下ろし!
□晴れの日ほど要注意,屋根の雪がゆるんでる!
□はしごの固定を忘れずに!
□エンジンを切ってから!除雪機の雪詰まりの取り除き
□低い屋根でも油断は禁物!
□作業開始直後と疲れたころは特に慎重に!
□面倒でも命綱とヘルメットを!
□命綱,除雪機など用具はこまめに手入れ・点検を!
□作業のときには携帯電話を持っていく!

===

★ 屋根からの転落による死者41%
安全帯・命綱とヘルメット,
すべりにくい靴(厚底は避ける)を着用しよう!
命綱は使う前によく点検!
スノーダンプは小回りのきくものを使おう!

★屋根からの落雪による死者17%
新雪や晴れの日雪のゆるみに注意!
携帯電話を持って!
家族・隣近所に声をかけてから!

★除雪機に巻き込まれた死者5%
雪詰まりの処理はエンジンを切ってから!

★転落死者のうち51%が地面に強打
建物の周りに雪を残して雪降ろし!

★水路への転落による死者10%
水路への雪捨ての最中滑らないように注意!

★転落死者のうち60%が1階の屋根から
低い屋根でも油断しない!

★除雪作業中の発作による死者8%
疲労時は作業しない!(年齢65歳以上)

★屋根からの転落事故の32%は,はしごから
はしごは必ず固定!
はしごから屋根への移動時は特に注意!

空き家の除雪が行われず,危険な状態になっている場合には,法律*の定めに基
づき市町村長
の判断で雪下ろしを行うことが可能です。お困りの際は市町村に問い合わせ下さい。
*災害対策基本法第64条第1項
よくある除雪作業中の事故とその対策
作成:内閣府災害予防担当03‐3501‐6996/国土交通省国土政策局地方振興課
03‐5253‐8404
「雪害対策のページ」http://www.bousai.go.jp/setsugai/index.html
「豪雪地帯対策のページ」http://www.mlit.go.jp/kokudoseisaku/chisei
/crd_chisei_tk_000010.html


【以上、引用終わり】

モンゴルでは、吹雪が3日間以上続くことなどもあるので、他人ごととは思えません。
もうすぐモンゴルに帰る私ですが、留守番部隊のガナー君から「ここ数日、寒波でえらい寒くなっているので、冬営地で石炭と干し草・フスマの救援物資のリクエストが来ているから送金して」とのこと。

日本にいても、モンゴルの銀行のインターネットサービスをつかって、必要な金額だけ送金できるようになったのはとても安心です。

あんまり高額のお金を預けておくと、領収書なしでざっくりと使い果たしてしまいがちなモンゴル人ですが、使用目的と金額を指定されて、それを記録に残しながら渡すことができる、という意味でも、銀行振り込みはとっても便利。

それにしても、今回のフスマと干し草の使用量は半端ありません。
ウシの数が2倍に増えたからでしょうか?
去年より寒さは緩く、フスマなどの補助飼料の備蓄も多かったはずなのですが、今回の越冬は、家畜小屋の冬の備えがまったくできておらず、隙間風ひゅーひゅーなのです。
私が10月以降、ずっと忙しいままで手伝いにいけなかったのが悪いのですが、それにしても、道具も材料も渡しておいてもほったらかし、というところに、一番悪かったのは人選だなぁと反省したり。

まぁ、とにかく留守番部隊には感謝するしかないですね。
厳しい冬、というのは2009-2010年の冬のような状態に使うものだ、と思っていたけれど、今回、私、ほとんど「草原の我が家」で冬を過ごしていないので、えらそうなことはいえませんもの。

えらい、というのは、うちの方言で「大変だ」とか「疲れている状態」のことを指すのですが、今回の越冬は、誰にとっても、なんとなく「えらい」状況なんだなぁ。

それにしても・・・ほんと、東京でこんなに本気の雪だらけって久々の体験です。
風邪をひいちゃった方も多いみたいだし、雪かきでがんばりすぎて筋肉痛やぎっくり腰ということもありますね。
滑って転んでさぁ大変、とか屋根からの落雪も油断なりません。

でも、これって、20年、30年前はたまーに東京でもあったことだったはず。
気を付けながら、これもよい経験、と思って、元気に乗り切りましょう。