モンゴルだるまです。
今日は、吹雪で寒風ぴゅーぴゅーです。
なんだかんだと越冬準備といいつつ、全然方針が決まらず、右往左往な毎日です。

突然ですが、明日、本格的に冬営地に行くことになりそうです。
理由は、川が凍り始めると子羊・子ヤギが渡河できなくなるから。

先日のゲル運びでトラックが川にはまってさぁ大変!だったことから、急にさっき決まった話。
決まったような感じなんだけど、ガナー君の心の中で決まっただけで、バチカさんは携帯電話が繋がらなくて何考えてるかわかりません。

バチカさん奥さんは、今日から何が悪いのかよくわからないんだけど、「定期入院のため」10日間ほどウランバートルの病院に入院なう。

彼女がガナー君に電話で「川が凍る前に・・・」と言い出したらしい。
この人、別に遊牧民でもなんでもないから、単に自分が「引っ越しの重労働」したくないだけじゃないのかなぁ?とかうがった見方もしてしまう。

川渡り、大した川幅じゃないのに、意外とめんどくさい話になってきましたよ。

先日、川で大スタックしたあと、冬営地(予定)に置き去りにされたバチカさん宅のメインゲル、昨日、建ててきたんだそうです。

多分、隙間風ぴゅーぴゅーの物置ゲルに戻るの嫌なんでしょうね。

今の秋の放牧地の草の状態がとても良いので名残惜しい気もしますが・・・

でも、冬営地も今度は、川のほとりで薪拾いも楽ちんで、他にもいくつか遊牧民家族がいる小規模集落というから、兼業遊牧始めてから初めての経験で楽しいかも。

とにかく、明日は朝4時起きで草原に帰ります・・・
トラックのエンジンがかかれば、だけど。

なんか、8月くらいから綿密な計画というかイメージを描いていたはずの越冬・・・
もう何が何だかよくわかんない現地の事情やガナー君の気持や自分の仕事の都合などで、完全になし崩し。
計画なんか立てる必要なかったじゃん、という感じです。

子供の頃は一人でちゃりんこ乗って、フラフラと目的地を決めず「行けるところまで行っちゃおう」というような「行き当たりばったり」な旅が好きでした。

大人になってからも、もう人生が「行き当たりばったり」になってきています。

今年の夏に敢行したホーストレッキング3泊4日も、実は「こんなところに行きたいな」ぐらいしかイメージがないままに、集客して、なんと4名様ものあっという間に集まっていただいた挙句、「修行っぽい」旅になってしまったり・・・

もう、これが私の人生なんだろうなぁ・・・

でも、こういう暮らし方も、めんどくささを棚に上げてしまえば、「悪くないかも」。

それにしても30数頭の馬、どうすればいいんだろう・・・
これもまた気がかり。


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