モンゴルだるま@モンゴル語通訳・エコツーリズム普及仕掛け人兼業遊牧民です。
今日は、気温-15℃を超える猛烈な吹雪の朝でした。
いよいよ本格的な冬が始まるというのに、まだ、越冬体制は作り終えていないのが気がかりです。
気がかりなんだけど、天候とか手伝ってくれる人とか車の調子とか都会での仕事や作業など、いろんな絡み合い・しがらみがあるので、そう理想通り・予定通りにはコトが運ばないのは仕方ない。
なので、今日も、我が家の愛馬を紹介します。
今日は、今年やってきた新人さんの御紹介です。
名前:まだない
年齢:5歳 去勢馬
購入年:購入はせず、交換しました。
性格:ちょっと左側の口が敏感すぎるかも。走り出すとかなり速く、右前足をくじくというか、踏みこむときに「カクッ」とする癖があるので、要注意。
大人しく、右から近寄っても、左から近寄っても、わりと落ち着いています。
穏やかだけど、やっぱりまだ若いからか、走り出すとわりと頑固にスピードダウンを拒む傾向もあり。
備考;近所の人が売り込みにきた馬。
うちの乗用馬のうち、私が唯一乗りこなせない河原毛の「アクサンホンゴル(気性の荒い河原毛馬」という子と交換してくれ、と言われたものの、アクサンホンゴルはツーリストや私は乗り切れなけれど、上り坂でも下り坂でも、手綱をひっぱってスピード制御しようとしても、一度走る!となったら、まったくペースが落ちず、うちの馬のどの子よりもスピードが速く、かつ持続力もあったため、モンゴル人男性からはとても愛用されていました。
群に逃げ足の速い先導馬がいるのは、泥棒やオオカミから逃げるためにも大事、と身内スタッフの男性陣に説得されて、交換をあきらめたものの、アクサンホンゴルは、バチカさんの管理ミスで、吹雪の中、汗だく状態で馬つなぎにつながれたまま一昼夜をすごし、結果、体調を崩して病死してしまいました。
5月末のまさかの吹雪。この吹雪の前日、雇い主である私に内緒で、バチカさんの奥さんが勝手にウランバートルに出てきてしまっていたため、バチカさんは引っ越したばかりの夏営地で一人ぼっち。羊・山羊を吹雪が来る前に柵に入れてくれ、と指示してたのに、「近くで寝そべっているから大丈夫」とほったらかしにして、迷子になった馬3頭を探しにいっているところで、吹雪発生。
あわててベースキャンプに戻って、羊・山羊を柵に入れたものの、替え馬で馬の群を探しにいき、そのまま遭難しかかって近所の遊牧民宅に避難。その際、救援にかけつけた私たちとの連絡がうまくとれず、アクサンがまさか馬つなぎにそのままにされてるなんて、見えなくて、かわいそうなことをしてしまいました。
で、その数か月後、今度は、去年、ダーガ(明け2才)でナーダムに出場したハルザンダーガと呼ばれている鼻白栗毛のオスと交換してほしい、とまた同じ人が、この白馬を持ってやってきました。
モンゴルでは「Am muu xun」という言葉があるらしくて、ある人が「これが欲しい」と目を付けたのに手に入れられないと、目当てのものが手に入るまで、相手に悪いことが起こるような呪いをかける、というとっても縁起の悪い人のことを指すらしく、この白馬の元主人はどうやら、そういうタイプの人らしい。
結局、鼻白君も可愛らしい、私が大好きな子だったのですが、これ以上、うちの家畜に被害が出て、鼻白君まで失うことになるくらいなら手放そう、と決心したのでした。
いざ、乗ってみると、とても素直で足が軽いし、性格的にも気さくでなかなか可愛らしい。
去年は、ずっと材木を運ぶのに使われていた、ということで、ちょっと右前足と後ろ足が悪いのかな、と心配になるところもあり。
先日、瀉血して、やや改善。
地元で購入した馬なので、放牧用と運搬用として居残り組になる予定。
http://www.montsame.gov.mn/jp/index.php/economics/item/618-ufj
今日は、気温-15℃を超える猛烈な吹雪の朝でした。
いよいよ本格的な冬が始まるというのに、まだ、越冬体制は作り終えていないのが気がかりです。
気がかりなんだけど、天候とか手伝ってくれる人とか車の調子とか都会での仕事や作業など、いろんな絡み合い・しがらみがあるので、そう理想通り・予定通りにはコトが運ばないのは仕方ない。
なので、今日も、我が家の愛馬を紹介します。
今日は、今年やってきた新人さんの御紹介です。
名前:まだない
年齢:5歳 去勢馬
購入年:購入はせず、交換しました。
性格:ちょっと左側の口が敏感すぎるかも。走り出すとかなり速く、右前足をくじくというか、踏みこむときに「カクッ」とする癖があるので、要注意。
大人しく、右から近寄っても、左から近寄っても、わりと落ち着いています。
穏やかだけど、やっぱりまだ若いからか、走り出すとわりと頑固にスピードダウンを拒む傾向もあり。
備考;近所の人が売り込みにきた馬。
うちの乗用馬のうち、私が唯一乗りこなせない河原毛の「アクサンホンゴル(気性の荒い河原毛馬」という子と交換してくれ、と言われたものの、アクサンホンゴルはツーリストや私は乗り切れなけれど、上り坂でも下り坂でも、手綱をひっぱってスピード制御しようとしても、一度走る!となったら、まったくペースが落ちず、うちの馬のどの子よりもスピードが速く、かつ持続力もあったため、モンゴル人男性からはとても愛用されていました。
群に逃げ足の速い先導馬がいるのは、泥棒やオオカミから逃げるためにも大事、と身内スタッフの男性陣に説得されて、交換をあきらめたものの、アクサンホンゴルは、バチカさんの管理ミスで、吹雪の中、汗だく状態で馬つなぎにつながれたまま一昼夜をすごし、結果、体調を崩して病死してしまいました。
5月末のまさかの吹雪。この吹雪の前日、雇い主である私に内緒で、バチカさんの奥さんが勝手にウランバートルに出てきてしまっていたため、バチカさんは引っ越したばかりの夏営地で一人ぼっち。羊・山羊を吹雪が来る前に柵に入れてくれ、と指示してたのに、「近くで寝そべっているから大丈夫」とほったらかしにして、迷子になった馬3頭を探しにいっているところで、吹雪発生。
あわててベースキャンプに戻って、羊・山羊を柵に入れたものの、替え馬で馬の群を探しにいき、そのまま遭難しかかって近所の遊牧民宅に避難。その際、救援にかけつけた私たちとの連絡がうまくとれず、アクサンがまさか馬つなぎにそのままにされてるなんて、見えなくて、かわいそうなことをしてしまいました。
で、その数か月後、今度は、去年、ダーガ(明け2才)でナーダムに出場したハルザンダーガと呼ばれている鼻白栗毛のオスと交換してほしい、とまた同じ人が、この白馬を持ってやってきました。
モンゴルでは「Am muu xun」という言葉があるらしくて、ある人が「これが欲しい」と目を付けたのに手に入れられないと、目当てのものが手に入るまで、相手に悪いことが起こるような呪いをかける、というとっても縁起の悪い人のことを指すらしく、この白馬の元主人はどうやら、そういうタイプの人らしい。
結局、鼻白君も可愛らしい、私が大好きな子だったのですが、これ以上、うちの家畜に被害が出て、鼻白君まで失うことになるくらいなら手放そう、と決心したのでした。
いざ、乗ってみると、とても素直で足が軽いし、性格的にも気さくでなかなか可愛らしい。
去年は、ずっと材木を運ぶのに使われていた、ということで、ちょっと右前足と後ろ足が悪いのかな、と心配になるところもあり。
先日、瀉血して、やや改善。
地元で購入した馬なので、放牧用と運搬用として居残り組になる予定。
http://www.montsame.gov.mn/jp/index.php/economics/item/618-ufj