
私はフォルダ分け派!
そっか、「女性は恋は上書き保存なのか!!」なんか目からウロコなテーマについての詳細でありました。
だーから、私は・・・
はい、どっちかといえばフォルダ分け派だと思います。
別に男性脳だっていほどじゃないと思うんだけど。
フォルダ分けというか、結局、友達とか仕事仲間からの延長上に恋がある、みたいな人なため、それぞれの時代ごとに、フォルダ分けというよりもタイムラインで記録処理ですね。
恋する気持ちの上書き保存っていうのもよくわからん。
仕事の楽しい思い出とかも、恋の思い出も共通シェアフォルダって感じだからもったいなくて、捨てられないし、そもそも失恋したことってそんな嫌な思い出として残ったりはしないんですよね。
そりゃ、確かに、終わるところとか、ドロドロだったり、冷たかったり、哀しかったり、「もう、終わりだねー・・・」と小田和正さんのハイトーンな声がリフレインしたりして、よく泣いたり、怒ったり、心が痛かったりしたけれど・・・でも、そういうことも含め、「何事も経験じゃん!」って思う。
自分が好きになった人で、「こんな人、好きにならなきゃよかったよ」って人はいません。
結果的にご縁がなかったり、相性が合わなかったり、そのタイミングが合わず、お互いが同じ方向を見ていなかったり、歩調が合わなかったりで、進む道が分かれてしまったとしても、それはそれとして、相手にも幸せになってもらいたいし、今、笑っててもらえればそれでいいかな、って思う。
記憶喪失みたいに完全に思い出消去できちゃうならいいかな、って思うけど、でも、私の人生を見守ってたり、観察してたりする人が結構、いるから、私だけ忘れててもどうしようもないかぁ・・・とかね。
恋を忘れちゃっても仕方ないし、覚えていた方が、面白いよね、と思ったのは、なんといっても、冒険者や旅する行動者たちの情報交換の場でもある「地平線会議」の大先輩・賀曽利隆さんのせい。
あえて、おかげ、とはいわない。
賀曽利さんって、温泉評論家でなんと、毎日継続して温泉入り続けた人世界一ってことでギネスブックにも載ってるわけですが、「歩く・見る・聞く」の食文化とか温泉文化とか、まぁ、とにかく「毎日どっかで「文化」と「温泉」と「郷土料理」とかに浸ってるような人です。
パリダカールラリーにもバイクで出場したこともあったり、世界一周しちゃってたり、日本一周しちゃってたり、バイク(自転車じゃなくてモーターサイクルのほうね)のライダー・ライターとして、その世界の人たちには崇拝されちゃってる人です。信奉者は「カソリック」と呼ばれています。
まぁ、この賀曽利さん、毎日、毎日、すごくたくさんの人に会ってると思うんですけどね、、、忘れないんですよ。くだらないことまで。
早く忘れちゃってよ、元気なおじさんライダーでいてほしいけれど、とりあえずボケてくんないかなとか思うくらいね、私の初恋の相手とのエピソード、忘れてくれないんですよ。
それは、私が初恋の人にくっつて、「地平線会議」のメインアクティビティでもある「報告会」に初めて参加したときのこと。
あー、あの時は若かった・・・片思いで胸きゅんきゅんでとっても可愛らしかった。。。
でもね、それってほんと一瞬のことだし、賀曽利さん、忘れてくんないかなぁ、
20年たっても忘れてなくて、びっくりした。しかも、それを皆の前で嬉しそうに大声で語るもんだから変な生き証人が増殖しとるし・・・
メモをとってるわけでもないのに、賀曽利さんは忘れないのです。
こういう「生き字引」的に「おじさん、なんでも知ってるよ」という人がいると、私がいくら上書き保存とかしようと思ったところで、会うたびに「あのときのだるまちゃんは・・・」って話し出すもんだから、もう全然ダメ。
初恋だからといって、一番大好きだった人か、というとたぶん、違うとおもうんだけど。
でも、かそりさんがあまりにも美しく、可愛らしく語るもんだから、私も、すっごくその人のこと、好きだった気がしてきちゃう・・・これは多分、第三者による記憶の書き換えですな。
でも、なーんにもなかった、っていうよりは、人生絶対楽しいと思う。
最近、ガナー君が、自分の「わけあり相手」の話をやたらしたがってて、私も「はいはい」って適当に聞き流しているのですが、先日、「絶対、おまえのつきあった人数より、俺の方が多い。ぜったい俺の方がモテ度が高かったはずだ」とか言い出しました。
まぁ、ガナー君もね、ネガティブ君になったり、情緒不安定になったりしなければ、見栄えはそれなりにすらっとスリムだし、ユーモアもあるし、男らしいところもあるし、狩りも上手だし(釣りは下手だけど)、車の運転も上手だし、修理できるし、料理もしてくれるし、ほんとよいところいっぱいのナイスガイだから、モテたと思うのですよ。
女性に優しいところもあるみたいだし。親切だし、面倒見よいしね。
でも私の方が・・・とか、もちろん言いません。
「はいはい、君にはかないませんわ。あー、私はラッキーな幸せものですねー」と軽く流しておくのです。
「今幸せでも、おまえ、ぜったい泣きを見るからな。今のうち、せいぜい幸せをかみしめとけや」とかよく言われます。
多分、そうかもしれないなー、とか思うこともあるけど、ま、いいや。
今が精いっぱい生きて、一生懸命がんばって、たのしく笑って全力投球でいられれば。
恋のフォルダって、そういう全力投球の記録なため、一応、「とっておきましょう」ということで、とりあえずデスクトップで保存です。
だから、とっちらかって、決定打の次!がないんだろうーなー。。。
フォルダ分けぐらいしておけばよかったな、って思うこともあるけれど。
でも、ま、思い出して、次の対策に役立つわけでもなさそうだし、もともと記憶力がよすぎるから、今のとっちらかった状態でもいいやね。

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