最近壊れたものある? ブログネタ:最近壊れたものある? 参加中
最近、立て続けに自動車の致命的な故障が発覚し、想定外出費がすごくてビックリ仰天しています。

モンゴルって普通に「地図に載ってる道」ですら、お客様のブログやフェイスブックなどには「道なき道を走る」とか書かれてしまうほどのオフロード。
アイマグ(県)同士をつなぐ幹線道路は2015年くらいには、全21県アスファルト舗装道路が開通!という予定なのですが、どうなることやら。

ウランバートル市内ですら、約6割ぐらいは簡易舗装や未舗装道路です。

そういう過酷な道路状況に加え、内陸性気候の極端な寒暖の差とかもあって、日本に比べて自動車の老朽化が早い気がします。
運転が荒い、というのもありそうですが、でも、うちのドライバーさん達、基本は日々のメンテナンスに余念がない人たちですから、他社に比べたらまだ環境は車に優しいはずなだけど・・・。


ちなみに一番ひどいのが「あいのり」のモンゴルロケで使ったラブワゴン。
2000年製造のヒュンダイ・グレースという12人乗り用のボックスワゴンです。
購入したのは、モンゴルにこの車が入ってきた年の2007年。つまりは「あいのり」ロケのために購入したのでした。

わりと色々壊れたりしてたのですが、ついにエンジン回りの不具合が発覚。
7月末には、小学校時代の恩師を空港に迎えに行く途中、草原で「パスン」という虚しい音と共に息絶え、大慌てさせました。
運転手のガナー君が相当がんばって直して、なんとか動かしましたが、寒くなってきた今、危なくて・・・と走ってません。
一応、部品をいろいろ調達して、交換修理をするって言ってるけれど、今、全然暇がないので、哀しいけれど放置状態です。

さらに、大活躍していた日産パトロール(日本ではサファリという名前で親しまれてきた4WD車。モンゴルでは「オフロードの覇者」と愛されています)。
こちらは、製造年は2007年で、モンゴルに新車で入ってきたのを、ガナー君の弟の知り合いが購入。でも「ランクルのほうがいい」ということで、下取りに出すところを、うちが買い取ることになりました。
史上初の夏のフブスグル湖一周走破というチャレンジツアー(MONNIS2010)でも大活躍したすごい奴ですが、やはりちょっと普通じゃない、道なき道どころか、普通、車はこんなところ走ったことない、って言われる湿地帯とか岩場とか砂場とかを走り続け、かつ洪水気味の川なども渡りまくっていたせいで、足回りそのほか、入っちゃいけないところにいっぱい「水が入り」、不具合のチェーンリアクションが始まりました。

こちらも今、修理中です。トランスミッションオイルの交換前に、全面的に水抜きと洗浄をしたり、ブレーキ周りも分解して、水をふき取り、油で洗って、ブレーキ盤を交換し、ブレーキオイルも抜いてから充填し直しです。

他にもなんとフレームが割れてたとか、スプリングが割れてたとか、なんか満身創痍です。
バッテリーも交換しなくちゃいけないみたいで・・・
一番大手術が必要な感じですね。
さらにタイヤ交換もしちゃったから、結構な出費。

あとは、1トントラック。これは越冬準備に欠かせない戦力マシンなのですが、この子もほんとひどい状態でした。

一応、なんとか動いているのはこの子だけ。
9月のうちにかなりがんばって修理した甲斐がありました。

それにしても3台も車持ってるのに、3台ともが連続して不具合って、、、。

モンゴルの旅行代金の中でも、交通費が占める割合がおそらく7割くらいだと思うんですよね。
5割ぐらいが日本からの航空運賃で、残り2割弱が車両レンタル代。1割弱がホテル代で、わずかに残った分がガイド料とかアクティビティにかかるっていう感じ。

これはこれで、改善せねば、と思うわけですが、でも、公共交通サービスを使うならいざしらず、チャーターになると、車のオーナーにとっても、自動車の維持管理費や保険料等の年間コストはかなりの負担なので、どうにもしょうがない、と腹をくくるしかない部分ですね。

ただのルーティーンの整備や部品交換、保険料や車検代、税金だけでもそれなりにかかるのに、今回は、ほんと、してやられました。
逆にいうと、シーズン最後までなんとか走ってくれてありがとう、です。

ちなみに、モンゴルで車をチャーターする場合、かっこいい見栄えのよい車かどうかとか、グレードの高い車を選ぶより、ドライバーさんが整備・修理ができるかどうかのほうが重要なチェックポイントだと思います。