モンゴルだるま@モンゴル語通訳・エコツーリズム普及仕掛け人兼業遊牧民です。
今年は日本、なぜかモンゴルブーム?テレビや新聞などマスコミで現地取材が行われることが多い気がします。それも結構メジャーなテレビ局や番組枠で、ってことで、「ちょっと、モンゴルの波、来ちゃってる?」となんだか日本が近くなった気がします。

さて、普通の日本人にとっては、モンゴルってそれほどメジャーな国じゃないと思うんですよね。
なんとなく「辺境」というか「名前は知ってるけど、ちょっと想像できないわ」という人、私の仲良しさんでも結構いましたもん。

モンゴル住んでます、とかモンゴル語を日本の大学で専攻しました、ってだけで「変わり者」の烙印を押されること間違いなし、っていうか・・・

そんなマイナーなモンゴルでも、名前だけでも知られているのは、きっと、この名作「スーホーの白い馬」のおかげでしょう。

どんな話?って方は検索してみてくださいね。
わりとコンパクトにざっくりまとまってるなぁ、と思ったのがウィキペディアです。
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光村図書の小学校2年生の「国語」の教科書に載ってるのですが、実はこちらは教科書を使っていたにも関わらずそれほど記憶にないのですが、それは小学校1年生のときに読んだ絵本の印象が強烈だったからだと思います。

大胆な横見開きをどーんと使って描かれた競馬のシーンとか、すごーい、という感じ。
スーホの白い馬―モンゴル民話 (日本傑作絵本シリーズ)/大塚 勇三

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大学でモンゴル語を専攻し、モンゴル国にモンゴル政府奨学金で留学しているときに、椎名誠さんが映画「白い馬」の撮影のためにモンゴルにいらっしゃったときに監督・演出部/制作部づきの通訳だったわけですが、日本人ならほぼ誰もが知ってるであろう、有名なモンゴル民話「スーホの白い馬」が、なんとモンゴル国の人たちには「何それ?美味しいの??」くらいピンとこない話であったということはわりお驚愕でした。

蓋をあけてみれば、ウィキペディアにもあるように、中国領内の内蒙古自治区のシリンゴル盟でのお話。

モンゴル国では、同じくウィキペディアにあるように「フフーナムジル」という歌がとっても上手な青年が、駿馬を駆って超遠距離二股恋愛をした挙句、奥さんに浮気がばれて名馬は台無しになったけど、その名馬の亡骸を使って馬頭琴を作りました、というまず小学生に国語の授業で教材にしたくなることはなさそうなストーリーで広がっているのでした・・・

「スーホの白い馬」で競馬が嫁取り合戦になってるのがまた、モンゴル国メインでモンゴル人に携わっているととっても違和感なのですが、まぁ、それはおいといて。

いろんなメディアで「モンゴル」が取り上げられるのは、嬉しいことだ、と素直に喜んで宣伝しておくのがよかろう、と思った次第。

10月7日(月曜日)の午前9時から10分間の放送です。(この時間は普通のよい大人も子供もたぶん、おうちでテレビを見られる環境にはないと思うので、NHKオンデマンドとかビデオで録画とかしてくださいね。
放送後にその週の「おはなし」の動画がホームページから見られる・・・ような気がします。

詳細はコチラのリンクからぽちっとしてみてくださいな。
「おはなしのくに」第11回


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