モンゴルだるま@モンゴル語通訳・エコツーリズム普及仕掛け人兼業遊牧民です。
今日からウランバートルで通訳のお仕事なので都会に戻ってきました。

「草原の我が家」のお引越しは、昨日、バチカさん夫婦の生活用メインゲルと家財道具の引っ越しと、子牛用の柵が完成したので、羊・山羊と牛とバチカさん達は「秋営地=ナマルジャー」に引っ越し完了。

残った私のゲルと倉庫用ゲル、乳製品づくり用ゲルの見張り番で昨日は引っ越し隊長ガナー君が「夏営地=ゾスラン」で独りきりのお留守番。どうやら退屈したのと「なんで、俺がこんなことやんなきゃいけないんだよ」という怒りが込み上げてきたらしく、夜中に何度か意地悪な携帯メッセージが入ってました。こういうことしなければ、ナイスガイだと思うんだけど、こういう「いい人」である自分にイライラして「人としてどうよ」という行動をとってしまうところに彼が「幸せになれない」大きな要因があると思うんだけど・・・ま、それはそれとして。

今日は物を全部、ナマルジャーに移動させたら、越冬地候補をいくつか回って、誰が占有権を持っているのかとか水の調達先などの調整をして、私の仕事が一段落ついたところで、越冬準備に入ります。

・・・なんて作業自体はあっさりしてるように見えるけど、今回、マルチン200という太陽光電パネルセット(結構おおきい太陽光電パネル2枚と240V変圧や過充電防止制御パネルとバッテリーがセットになったボックスと12V冷凍庫(90リットル容量)にベッド、冬用のへヴィビューティーなストーブがあるので、結構重労働なのです。そういう意味で、労働力になれないのは心苦しい・・・(といっても、引っ越し前半も私はほとんど家畜放牧係と料理係とお留守番(おもに燃料用の牛糞干しとアルガル集め)だったので、そんなに頭数的にはカウントされてなかったんだけど)

越冬前に車の修理もしなければいけないので、10月もやることいっぱいです。
ナマルジャーには1か月ほど滞在することになると思います。
今回は、私たちも馬を他の人に預けるための移動があったり、干し草や燕麦、フスマなどの調達をしたりするし、ガナー君は魚とりや狩りがあったり、私もビザの更新とか税務申告とかもあるので、あんまりナマルジャーにはいかないで、バチカさんにお任せ、ということになるか、日帰りで作業をやることになりそうです。

まぁ、ともあれ、9月の懸案事項であった「お引越し」がなんとか完遂できそうで、よかった、よかった・・・



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