モンゴルだるま@モンゴル語通訳・エコツーリズム普及仕掛け人兼業遊牧民です。
今年は夏らしい夏を実感できないまま、すごく駆け足の秋に突入している感じです。
ほんと、5月に春・夏のベースキャンプに引っ越してからずーっと雨風に見舞われた感じです。
6月には、越冬方針が決まっていたはずなのですが、馬を預けるつもりで、夏から「馬係」として雇ったガナー君の古い同僚が、アル中ぶり返しで、メイン委託牧民バチカさんの奥さん(同じくアル中だった・・・いや、今もか・・・)とつるんで、飲んだくれた挙句、私とガナー君が鳥インフルエンザのウィルスサンプル採取調査というフィールドワークに出ている間に、「給料半年分」ってことで貸与していたバイクに乗ってバックれちゃったため、馬の預け先が不透明になっちゃったし。
11月から友人の冬営地の家畜小屋を貸してもらう代わりにバチカさんがその友人の家畜も預かるっていう話でまとまりつつあった話が、バチカさん奥さんの酔っ払いぶりは、我が谷間の隣人たちにも有名になっちゃって、「とても預けられない」ってことで話がまとまらなくなっちゃったし。
オマケに、われらの谷一帯に「家畜横領・泥棒一家」のロブサンとその息子たちとその親戚とその同郷者が押し寄せて、「これ、完全に過放牧状態ジャン!」という感じになってしまっってるし。
予定していた越冬地、家畜を預けない代わりに賃貸しようか、って話しを持ちかけられたものの、使わせてもらう予定だった井戸の持ち主が、「牛1頭あたり1回1000tg」とか吹っかけてきたので、これまた「いい加減にしろよ」って話です。
私有の深井戸(モーター付き)の水の相場は1リットル=2トゥグルグ。牛1頭が1回に飲む水の量はせいぜい10リットル。
井戸の所有者のいうなりに払ったら、それこそ、バチカさんの給料より牛の水代の方が高くなっちゃう。バカバカしい。
というようなことで、今の場所は私たち、とても気に入ってたのですが、あまり執着しないでもいいかな、って思うようになりました。
馬はいずれにせ、遠くに預けないと、オラーナ・ロブサン親子たちとその友人たちが狙ってるのはあからさまで、これから馬肥ゆる、な状況で危ない。
で、バチカさんに預ける牛と羊・山羊はどうするか?って話ですが、発想を変えて、新天地(私にとっては)を求めるのはどうかなって。
8月中旬に行った乗馬トレッキングの最初のキャンプを張ったあたりにバチカさんの昔の知り合いで、「越冬一緒にやってもいいよ」って言ってるおじいさん一家がいるって話をむしかえしまして。
バチカさん的にも自分と奥さんだけで越冬するというのは心細いし、手が足りないかもしれない、と言っていたので、私のこの提案は結構、気に入ったらしい。
テレルジ川のこっち側になるかあっち側になるかで、ナライハ地区に入るのか、エルデネソムに入るのかが変わってくるらしいけれど、どっちにせよ、追い出されたり、嫌がらせされたりすることはないだろうとのこと。(気の弱いバチカさんにとってはこれはかなり重要)
やっと今の谷にも慣れたところだったので、残念と言えば残念だけど、新しいところで新しい人たちと出会うっていうのもワクワクです。
後は馬の預け先と、いつ預けに行くか?が問題。
あんまり寒くなる前に出発したいんだけど、9月下旬から10月上旬、私は通訳のお仕事が入っている。
10月半ばからの移動でも馬は大丈夫だと思うけど、人間の方が寒くて辛そう・・・
馬にとって越冬しやすい環境のところに預けないと、ホームシックにかかって預け先から逃走することもあるから心配です。
秋冬のツアーがないシーズンに現金収入になるお仕事をいただけるのは、とてもありがたいことなのですが、兼業ゆえの板挟みです。
委託牧民や番頭さん(マネージャーさん=ガナー君)や地元の人たちの意見を聞きながら、最終的に決断を下すのは、オーナーの私だから、弱音なんて吐いてる場合じゃない。
家畜・世話をしてくれる牧民・UB市と預け先を行き来して諸々調整してくれるガナー君・私自身にとって最適化できるようにしなければいけません。
今年の冬はたぶん、去年以上に降雪も多く、寒さも厳しくなるでしょう。
人も家畜も(ついでに犬も)無事に越冬できるように、去年は失敗しちゃった羊・山羊の繁殖がうまくできるように、がんばらなくちゃ。

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今年は夏らしい夏を実感できないまま、すごく駆け足の秋に突入している感じです。
ほんと、5月に春・夏のベースキャンプに引っ越してからずーっと雨風に見舞われた感じです。
6月には、越冬方針が決まっていたはずなのですが、馬を預けるつもりで、夏から「馬係」として雇ったガナー君の古い同僚が、アル中ぶり返しで、メイン委託牧民バチカさんの奥さん(同じくアル中だった・・・いや、今もか・・・)とつるんで、飲んだくれた挙句、私とガナー君が鳥インフルエンザのウィルスサンプル採取調査というフィールドワークに出ている間に、「給料半年分」ってことで貸与していたバイクに乗ってバックれちゃったため、馬の預け先が不透明になっちゃったし。
11月から友人の冬営地の家畜小屋を貸してもらう代わりにバチカさんがその友人の家畜も預かるっていう話でまとまりつつあった話が、バチカさん奥さんの酔っ払いぶりは、我が谷間の隣人たちにも有名になっちゃって、「とても預けられない」ってことで話がまとまらなくなっちゃったし。
オマケに、われらの谷一帯に「家畜横領・泥棒一家」のロブサンとその息子たちとその親戚とその同郷者が押し寄せて、「これ、完全に過放牧状態ジャン!」という感じになってしまっってるし。
予定していた越冬地、家畜を預けない代わりに賃貸しようか、って話しを持ちかけられたものの、使わせてもらう予定だった井戸の持ち主が、「牛1頭あたり1回1000tg」とか吹っかけてきたので、これまた「いい加減にしろよ」って話です。
私有の深井戸(モーター付き)の水の相場は1リットル=2トゥグルグ。牛1頭が1回に飲む水の量はせいぜい10リットル。
井戸の所有者のいうなりに払ったら、それこそ、バチカさんの給料より牛の水代の方が高くなっちゃう。バカバカしい。
というようなことで、今の場所は私たち、とても気に入ってたのですが、あまり執着しないでもいいかな、って思うようになりました。
馬はいずれにせ、遠くに預けないと、オラーナ・ロブサン親子たちとその友人たちが狙ってるのはあからさまで、これから馬肥ゆる、な状況で危ない。
で、バチカさんに預ける牛と羊・山羊はどうするか?って話ですが、発想を変えて、新天地(私にとっては)を求めるのはどうかなって。
8月中旬に行った乗馬トレッキングの最初のキャンプを張ったあたりにバチカさんの昔の知り合いで、「越冬一緒にやってもいいよ」って言ってるおじいさん一家がいるって話をむしかえしまして。
バチカさん的にも自分と奥さんだけで越冬するというのは心細いし、手が足りないかもしれない、と言っていたので、私のこの提案は結構、気に入ったらしい。
テレルジ川のこっち側になるかあっち側になるかで、ナライハ地区に入るのか、エルデネソムに入るのかが変わってくるらしいけれど、どっちにせよ、追い出されたり、嫌がらせされたりすることはないだろうとのこと。(気の弱いバチカさんにとってはこれはかなり重要)
やっと今の谷にも慣れたところだったので、残念と言えば残念だけど、新しいところで新しい人たちと出会うっていうのもワクワクです。
後は馬の預け先と、いつ預けに行くか?が問題。
あんまり寒くなる前に出発したいんだけど、9月下旬から10月上旬、私は通訳のお仕事が入っている。
10月半ばからの移動でも馬は大丈夫だと思うけど、人間の方が寒くて辛そう・・・
馬にとって越冬しやすい環境のところに預けないと、ホームシックにかかって預け先から逃走することもあるから心配です。
秋冬のツアーがないシーズンに現金収入になるお仕事をいただけるのは、とてもありがたいことなのですが、兼業ゆえの板挟みです。
委託牧民や番頭さん(マネージャーさん=ガナー君)や地元の人たちの意見を聞きながら、最終的に決断を下すのは、オーナーの私だから、弱音なんて吐いてる場合じゃない。
家畜・世話をしてくれる牧民・UB市と預け先を行き来して諸々調整してくれるガナー君・私自身にとって最適化できるようにしなければいけません。
今年の冬はたぶん、去年以上に降雪も多く、寒さも厳しくなるでしょう。
人も家畜も(ついでに犬も)無事に越冬できるように、去年は失敗しちゃった羊・山羊の繁殖がうまくできるように、がんばらなくちゃ。

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