モンゴルだるま@モンゴル語通訳・エコツーリズム普及仕掛け人兼業遊牧民です。
草原で家畜の世話する遊牧生活とウランバートルでの都会生活の割合は8:2から、秋になって6:4くらいの割合になりつつあります。

でも、草原生活では、テレビ用の衛星パラボラアンテナが強風で吹き飛ばされ、調整不能状態、ウランバートルの自宅アパートもケーブルテレビが調子悪い、という状況で、テレビっ子の私としてはちょっぴり辛いような、無駄な時間が減ってよかったような、そんな感じです。

昨日、当ブログでも速報でお知らせした、ウランバートル市内でおきた発砲・爆発物を仕掛けた、という騒動を、もうちょっと詳細なニュースソースから翻訳しているブログ記事をご紹介しますね。

JETROのモンゴルコレスポンデンスも担当している「モンゴル最新ニュース」の記事のほうがより詳細で生々しいです。


「政府庁舎北側で発砲事件が発生、省庁などに爆破予告も 」

今回は鉱山開発により自然破壊に対する抗議と同時に、ここ1か月で急激にトゥグルグ安になっていることへの懸念、国民の生活の経済的やりくりが混乱しつつあるなかで、なんの対策も講じない、あるいは緊急臨時国会のはずが10日間近くも延期されたことへのくすぶり、などが背景にあるようです。

爆発物というのが手りゅう弾らしいという記事でビックリ。どこからそんなもん調達してくるんだ?

でも、数年前くらいまで、イトウなどの大物の魚を取るのに、川床に手りゅう弾とか爆発物をしかけて大量にとる、という野蛮で自然破壊のダメージがひどすぎる漁法が各地で行われていた国ですから、どっかから手りゅう弾くらい調達できちゃったのでしょうか?

いずれにせよ、アンダーグラウンドな闇がいきなりつきつけられたようで暗澹たる気分です。

爆発物が仕掛けられていたという国会議事堂北側の公園、といえば、弊社オフィスのすぐ近く。
10mと離れていない場所で、ほんとに爆発したりしなくてよかった、とほっとしています。

デモ隊と爆発物の仕掛け人との関係性はまだ詳細はっきりしていないようですが、いずれにせよ、自然を守るために、人を傷つけてしまっては、どんな誇り高い行為も台無しだってことを冷静に考えてほしいです。