久々のウランバートル連泊中のモンゴルだるま@モンゴル語通訳・エコツーリズム普及仕掛け人兼業遊牧民です。

ウランバートルって都会なわけですが、なんというか、私のエネルギーを吸い取るというか・・・、浸食するというか・・・
すっごく疲れる。

でも、このウランバートルをメインに生活するっていうのも、経済活動的にはとても重要なことだし、在留邦人のお仲間のほとんどがこの街で暮らしているわけですから、あんまり[つかれる、つかれる」と愚痴っていてもハッピーにはなれないもんね。

というわけで、久々だから気づいたことなぞ。

まず9月は新学期ってことで、地方から出てきたばっかの若者=大学1年生であふれかえるため、横断歩道が混雑します。
そして車道全体が朝から晩まで混雑・鬼渋滞するので、わずか数km程度の移動なら歩いた方が速いかもしれません。通常の1.5倍から3倍以上の時間がかかります。

時々、建設中の建物からいろんなものが落ちてくるので、足元だけでなく、頭上も注意です。

トゥグルグ安が止まりません。
でも来週あたりに緊急臨時国会(緊急なんだから、とっとと開いたら?と思うのですが、まさかの延期されての開催)で、おそらく通貨規制か金融緩和か何かしらの対策が取られると思うのです。

アベノミクスにしてやられ、円安がとまらなーい、ららららー、とあわてて手持ちの日本円を換金しちゃった自転車操業的庶民にとっては、「あーあ、やっちゃった」な展開ですが、去年並の1円=17tg台になってるみたいです。

地方にフィールドワークに出る前、あわてて換金しちゃったのもやっぱり失敗。
私はいつも為替相場の読み違いで失敗ばかりしています。

いずれにせよ、通貨暴落によるインフレは避けていただきたいところ。
私の場合、「生きた株=ライブストック=家畜」がいるので、いよいよお金が枯渇しちゃったら、羊やヤギなど流動資産の切り売りで対応することになるんだろうけれど。

とはいえ、家畜は大事な食糧であり財産(あ、順番逆か?)なので、できれば大切に活用して増やしたいものですから、お金に困って殺生することになったりはしたくない。

引っ越しと改築のシーズンだったりもしますね。
うちのアパート(というかお隣さん)がどうも隣人チェンジしているらしく、いろんな瓦礫が廊下に放り出されています。ちゃんと片付けてくれるのかな・・・

一応配管工事やメンテナンスサービスは終わったんだと思うけれど、なぜかお湯がすさまじい茶色というか血の色で、お風呂に入ろうとしてビックリです。
お湯が出るのはとっても素敵なことで命の洗濯には欠かせないよね、と思うわけですが、なんだか地獄に落ちたような気分になるのが玉にきずです。

ちょっとメールチェックしてなかったら、いろんな局や制作会社から、海外在住日本人としてテレビ出演しませんか?的なご依頼メールをいただいていたりする。

「こんなところに日本人」以外にもテレビ東京さんとかNHKさんとかまぁ、いろいろ似たような企画があるものですね。
海外に目を向けるのも良いことだし、日本の皆さんが何か「がんばろう」って気持ちになれたりするなら、素敵なことだなぁ、と思いつつ、私、そもそもがテレビ取材のコーディネーターだったりするので、「撮られるよりは撮る方の裏方」が好きなのです。
またラジオ出演は大好きなんだけど、あんまりビジュアル的に公共の電波に乗せるのはどうかしら?っていう感じなんですよね。

そんなわけで、なるべく、お声掛けいただいたときは、企画や番組内容を吟味(といってもなかなかモンゴルでは番組視聴ができないんだけど)したうえで、「この方がお勧め!」という方をご紹介させていただきつつ、なんとか番組成立のお手伝いをお仕事として引き受けられたらうれしいなぁ、なんて思ってるわけです。

たまーに熱烈な読者様から「モンゴルだるまを取材しないなんて!」と言っていただくこともあるのですが、取材する側的には、このブログもちゃと「ちぇきら!」してくださっているようで、お声掛けもかなり熱烈にしていただているんですよね。

なぜかウランバートル在住の新興勢力的同業他社のおにいちゃんたちからも「出演料は払いますから」なんていっていただいちゃったりもするんだけど、今のところ、お金の問題っていうよりは、自分の状況的に「今はまだ「その時」ぢゃない」って心理状態なので、ごめんなさい。

もうちょっと自分軸がしっかりしたら・・・とかいいつつ。
自分の時間の使い方とか家の掃除の仕方とかビジネスの人事采配とかスケジューリングとか営業とか、そういうことが自分のイメージ通りになるように努力と実践に本腰いれて取り組んだあとでのほうが、きっとメッセージ性があるだろうし、とか。

日本の家族に迷惑かけたくないとか。
今の顔とかダイナマイトボディだと、本気で嫁に行けなくなっちゃう、とか。

まぁ、そんなこんな。

なんか10月末か11月中旬くらいまでは忙しいみたいだしね。
てか、スケジュール表ちゃんと作成して時間管理しないと大変なことになっちゃいそうだ。

モンゴルの経済状況がテレビであおりたてるほどよいわけじゃない、とか「今更、そういうこと言っちゃうの?」というようなこと書いちゃってる「モンゴル投資コンサルもしてますよ」的ブロガーさんもいるみたいだけど、でもね、こういう上がり下がり、どんな国でもあるわけで。

というか、マネーゲームだけしたいっていう人は、普段の生活やビジネスの「余剰金」で遊んでみたら?と思うわけですね。
一応、20年余、この国でビジネスとかお仕事(ビジネスっていうのは稼ぐためにやり始めたお仕事をとおして、この国によりそってきていると、多少の乱気流はモンゴルではデフォルトじゃん、と思うわけです。

ちなみに「お仕事」はいわゆる、モンゴルとか日本の発展のために「ご依頼いただいて引き受けた成り行き仕事の蓄積のこと」。

2009年のちょっと遅れてきたリーマンショックの煽り波のときにも混乱したことあったし、1996年のカシミア原毛輸出の自由化のあともいくつか商業銀行がおとりつぶしになったし、1991年の民主化・市場経済直後なんか、銀行の預金金利が月利50%近くでも預ける人がいないとか預金の引き出し制限があるとか、とにかく、この国、ずーっと経済政策手探り状態、試行錯誤の連続なんだもん。

普通のビジネスやマネーゲームを知ってる人たちだったら、最初の波にのって、2-3年は稼げる。
でも波や風がちょくちょく変わるので、その変化にノリノリで挑んでいける人にとっては、とっても楽しいし、上流サイドの人にとっては、変化は実は「上流の都合」で起こしてたりするんだろうしね。

庶民としては、まぁ、どんなときでも風に流され、流れにまかせつつ、自分軸をもって、「なんとか乗り切ろう」ってがんばるしかない。

今はちょうどそういう時期なんだと思います。

だからね、ちょっと肌寒いけど、気持ちのよい日々が続くようになった秋のウランバートルで機嫌よく暮らすためにどうするか?ってことを考えた方がよいと思うんだ。

だって、通貨の上がり下がりとか給料とか賃金とか報酬の上がり下がりなんて、そう簡単に操作しづらいんだもん。(でも国家レベルでは横車を押してでも、モンゴルのご都合で、がしって何か仕掛けてくると思うので、お金関係については、勝負かけるなら、今日・明日じゃね?と思ってる)

そんな週末。
久々に「草原の我が家」に帰ります。

なんか詰め込み過ぎなのですが、そんな近況です。
もうちょい情報整理できたら、記事の再利用・再構成するかもです。

いつもご愛読、ありがとうございまーす。
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