モンゴルだるま@モンゴル語通訳・エコツアーインタープリター兼業遊牧民です。
昨日の子羊の去勢儀式は無事、予定通り、というか予想以上に楽しく、モンゴル人と日本人一緒に満喫できました。
私たちの遊牧生活にとって、群の繁殖管理をするために重要な去勢の儀式と、家畜繁栄の吉兆であるヤギの双子誕生を楽しい人たちと朗らかにお祝いできて幸せでした。
遅く生まれた子家畜は去勢できるほど、まだ睾丸が育ってないんじゃないかなぁ?と思ってたんだけど、なんとか無事全部とれちゃいました。
といいつつ、「たまが1個しか見つからない」子羊が2匹いたので、この子たちはまた日を改めて確認しないとね。
で、子ヤギ双子誕生のお祝いのホルホグと羊とヤギの「たまたま粥」を召し上がっていただきました。
でも「タマタマ粥」は実は、本来のものとは似て非なるもの・・・
なぜかというと、委託遊牧民の奥さんムギーさん(前のオラーナくんの奥さんだったムギーさんとくべつするためにビッグムギーと呼ばれてる)はウランバートルの人で、子供の頃は遊牧民だったけど、大人の作業をする頃には都会生活に入ってしまった人なので、去勢した睾丸をどう料理するのか知らず、勝手に適当に想像して、あれこれ私に指示してて・・・
私もおかしいなぁ?そんなものだったかなぁ?と内心首をかしげながら・・・
で、最後の最後の調理する段階になって
「実は全然知らない」とか言われてびっくり仰天!
ビッグムギーさんは結構、遊牧作業関係ではこういうことが多い。
知ったかぶりってほどではないんだけど、多分、なんにも考えてない、ピュアというか天然系。
結局、ドライバー陣があーだこーだ、軌道修正しようとしたんだけど、
「もうここまでやられちゃ、手遅れだ。材料自体は間違ってないから味は多分変わらないよ」
とみんな腹をくくる。
結果的に、睾丸を探すのが難しいくらいになっちゃってたんだけど、
でも参加者皆さん、ちゃんとタマタマを味わっていただくこともできました。
皆さんがいうとおり、味はそんなに変わらなかったし、感触も遜色ないものだったから、ま、こういうものもありか・・・
子羊14頭、子ヤギ4頭と去年生まれた子牛と2歳になる子牛を去勢しました。
子牛が放牧に出たまま行方不明になっちゃって、結局「タマタマ粥」はちっちゃいタマタマだけでした。
まだバチカさんも乗馬ガイドのアルバイトはしていたものの、まだ全然、遊牧とツーリズムを結びつけて考える想像力とか段取りとかがわかってないので、どうしても、ちょっぴり残念、なハプニングは出てしまうのです。
ツアーそのものが台無しになるほどのものではないけれど、やっぱり想像力が足りない人に対しての、お願い事をするときは私自身がもっと想像して、段取りを考えて指示しておかないといけないと反省。
でも、そんなこと関係なく、楽しく和気あいあいで楽しんでいただけてほんとよかったです。
といいつつ・・・やっぱり、人手不足だなぁ。
去年のプチムーギーさんの奥さんとして・コックとして・ツアーきりもり対応のおかみさんとしての能力の高さが懐かしい。
ま、去年はバチカさんもアシスタント牧民だったから、気が楽だったんでしょうね。
いろんなことを考えながら今年も試行錯誤の夏になりそうです。
とはいえ、今年は去年以上に盛り上がりました。
日本語ができるモンゴル人の友達2人が参加してくれて、初対面でも日本人のお客様とうちとけて、モンゴル人ならではの知識や意見、情勢などについての情報を教えてくれていたり、日本語ができないモンゴル人たちもお客様なのにホルホグ作りとか、片付けとかいろんなことでさささーっとお手伝いしてくれたので、素晴らしいイベントになったのでした。
ほんと、ツアーとかイベントって主催者やスタッフだけでなく、参加者の皆様と一緒に作っていくナマモノなんだなぁって実感しました。

にほんブログ村
昨日の子羊の去勢儀式は無事、予定通り、というか予想以上に楽しく、モンゴル人と日本人一緒に満喫できました。
私たちの遊牧生活にとって、群の繁殖管理をするために重要な去勢の儀式と、家畜繁栄の吉兆であるヤギの双子誕生を楽しい人たちと朗らかにお祝いできて幸せでした。
遅く生まれた子家畜は去勢できるほど、まだ睾丸が育ってないんじゃないかなぁ?と思ってたんだけど、なんとか無事全部とれちゃいました。
といいつつ、「たまが1個しか見つからない」子羊が2匹いたので、この子たちはまた日を改めて確認しないとね。
で、子ヤギ双子誕生のお祝いのホルホグと羊とヤギの「たまたま粥」を召し上がっていただきました。
でも「タマタマ粥」は実は、本来のものとは似て非なるもの・・・
なぜかというと、委託遊牧民の奥さんムギーさん(前のオラーナくんの奥さんだったムギーさんとくべつするためにビッグムギーと呼ばれてる)はウランバートルの人で、子供の頃は遊牧民だったけど、大人の作業をする頃には都会生活に入ってしまった人なので、去勢した睾丸をどう料理するのか知らず、勝手に適当に想像して、あれこれ私に指示してて・・・
私もおかしいなぁ?そんなものだったかなぁ?と内心首をかしげながら・・・
で、最後の最後の調理する段階になって
「実は全然知らない」とか言われてびっくり仰天!
ビッグムギーさんは結構、遊牧作業関係ではこういうことが多い。
知ったかぶりってほどではないんだけど、多分、なんにも考えてない、ピュアというか天然系。
結局、ドライバー陣があーだこーだ、軌道修正しようとしたんだけど、
「もうここまでやられちゃ、手遅れだ。材料自体は間違ってないから味は多分変わらないよ」
とみんな腹をくくる。
結果的に、睾丸を探すのが難しいくらいになっちゃってたんだけど、
でも参加者皆さん、ちゃんとタマタマを味わっていただくこともできました。
皆さんがいうとおり、味はそんなに変わらなかったし、感触も遜色ないものだったから、ま、こういうものもありか・・・
子羊14頭、子ヤギ4頭と去年生まれた子牛と2歳になる子牛を去勢しました。
子牛が放牧に出たまま行方不明になっちゃって、結局「タマタマ粥」はちっちゃいタマタマだけでした。
まだバチカさんも乗馬ガイドのアルバイトはしていたものの、まだ全然、遊牧とツーリズムを結びつけて考える想像力とか段取りとかがわかってないので、どうしても、ちょっぴり残念、なハプニングは出てしまうのです。
ツアーそのものが台無しになるほどのものではないけれど、やっぱり想像力が足りない人に対しての、お願い事をするときは私自身がもっと想像して、段取りを考えて指示しておかないといけないと反省。
でも、そんなこと関係なく、楽しく和気あいあいで楽しんでいただけてほんとよかったです。
といいつつ・・・やっぱり、人手不足だなぁ。
去年のプチムーギーさんの奥さんとして・コックとして・ツアーきりもり対応のおかみさんとしての能力の高さが懐かしい。
ま、去年はバチカさんもアシスタント牧民だったから、気が楽だったんでしょうね。
いろんなことを考えながら今年も試行錯誤の夏になりそうです。
とはいえ、今年は去年以上に盛り上がりました。
日本語ができるモンゴル人の友達2人が参加してくれて、初対面でも日本人のお客様とうちとけて、モンゴル人ならではの知識や意見、情勢などについての情報を教えてくれていたり、日本語ができないモンゴル人たちもお客様なのにホルホグ作りとか、片付けとかいろんなことでさささーっとお手伝いしてくれたので、素晴らしいイベントになったのでした。
ほんと、ツアーとかイベントって主催者やスタッフだけでなく、参加者の皆様と一緒に作っていくナマモノなんだなぁって実感しました。

にほんブログ村