ラーメンにつけたいサイドメニュー ブログネタ:ラーメンにつけたいサイドメニュー 参加中
モンゴルだるま@モンゴル国で起業&移住10周年です。
ラーメンにつけたいサイドメニューといえば・・・餃子!ですよね。
カリカリ&ジューシーなラーメン屋さんならではの餃子を、お酢・ラー油たっぷりのタレに浸してから、ラーメンにトッピングして食べたい!

あとはザーサイかなぁ。

と答えは明快だけど、それで終わるのはもったいないですね。
せっかくだから、モンゴルにおける日本資本・日本技術導入によるラーメン屋の変遷史のダイジェスト情報でもまとめておきましょう。

ウランバートルも、日本資本のラーメン屋さんというのはわりと進出の垣根が低いらしく、何軒かが進出し、そして、ある程度繁盛し、だけど何かしらの事情で消えて・・・でも、また次が出てきて・・・という感じで、「ラーメン」は日本のファストフード的認識で日本クオリティ(に近い)サービスで食事ができるお店が多いです。

90年代前半にうまれたレーニンクラブ内(現スフバートル広場前バス停のところの建物)にできた「たけちゃんラーメン」がモンゴル初の日本式コシのあるラーメンでした。
標高1300mという高原地域ゆえ、ちょっぴり麺がふやけすぎになってしまうところはあったけれど、羊肉と油っぽさと塩っからさで胃もたれしやすい、血圧があがりやすい食生活の中で、ラーメンはかなり贅沢な「癒し系ソウルフード」でありました。(でもモンゴル側共同経営者の策略で経営そのものがぐちゃぐちゃになって潰れてしまったのがとても残念)

ほかに、フラワーホテル内のフジ三四郎という日本食屋さんでもラーメンあります。
今もラーメンはメニューに残ってるはず。

さらに、4-5年くらい前かしら?旧国立デパートの斜向かいという超一等地に登場した「金の豚」は劇的に美味しい自家製麺とチャーシュー、そして味噌ラーメンが感動的でした。こちらは若くてイケメンな感じの社長さんだったし、お客様も日本大使館とかJICA、大手商社さんのような「富裕層」だけでなく、庶民にとってもちょっぴり贅沢だけど満足できる感じだったし、モンゴル人にも固定ファンが生まれていました。ここは、店舗の貸主が家賃をいきなり上げてくる嫌がらせで、結局、閉店することになってしまった・・・これはほんと残念でした。

同じ時期、つまりは2006年前後というのは第2次(金の豚が第1次として)ラーメン黄金期だったっすね。

静岡からの出資で、財務省近くにできた「Japanふじ」とか、日本在住10年以上だったセレブなモンゴル人兄弟が日本の売れ筋ラーメン屋さんの技術指導・協力でつくった「ナラ」というのもできてました。
「Japanふじ」はちょっとプライドが高い感じの日本人オーナーがやっていらっしゃったのですが、味がイマイチな上、何をたのんでも、最初に持ってくるのは「塩ラーメン」という不思議なこだわりのあるお店でした。
でもあまりにもそのこだわりが不思議だったこともあって、わりと早めに日本人オーナーは撤退し、その後日本語ができるモンゴル人がラーメンよりも「定食」中心で経営方針を変更。
それはそれでお弁当の宅配とかもよくがんばってて美味しかった記憶が。でもやっぱり今はつぶれて普通のモンゴル料理屋になってしまってます。

ナラは「ジンギスカン定食」とかお祭りの屋台っぽい焼きそばが美味しかったんだけど、去年の終わりぐらいに急に「インド高級雑貨屋」に変わってしまいました。

ちょっと遅れて、札幌ラーメンの「千代田CHIYODA」と「金の豚」と同じ秋田系ラーメンで再チャレンジだった「林泉堂」が登場。この二点は正統派日本のラーメン屋的にがんばっていると思います。


林泉堂はラーメンはまずくて、「これはないな(特に味噌ラーメン)」と思ってたのですが、コロッケ定食とかおいしいものもあったので、定食サービスがなくなったのがとても残念で、最近は全然行ってないんだけど、餃子と横手焼きそばがあるのが特徴。
林泉堂は旧アルド映画館・23学校東側にあります。
夜は飲み屋になってるので、日本人サラリーマンや出張ベースの方が常連さんみたい。



私が応援しているのは、「千代田Chiyoda」です。
ウランバートルホテルの北側・国立体育館の反対側にある小さなお店です。
わりと控えめで、「知ってる人だけ入ってきてね」といった感じの佇まい。
うなぎの寝床みたいな感じの店構えですが、スタッフはわりと家庭的にあたたかく、一生懸命なのが好感をもてます。


千代田はラーメンの種類は豊富で、全部の味でチャーシュー麺にできるというところが嬉しいんだけどね、、、餃子ないんですよ。

親子丼とか卵丼とかチャーハンはあるんだけど・・・サイドディッシュがないのが爆発的に繁盛してる感じじゃない原因だと思います。
でも、麺はシコシコだし、スープもおいしいし、チャーシューもちゃんとしてるから潰れちゃやだな、と思うので、臨時収入が入った時とか大学の講義が終わったあとに自分へのご褒美として食べに行ったりして、盛り上げています。

シンガポール華僑(マレーシア華僑だっけ?)がオーナーの日本ラーメンの店が、セレブ的大手企業がつまっているオフィスビルであるセントラルタワー(17階建てで高級ブティックや世界的に有名なブランド正規店と食事処も入ってる)のなかにある「赤丸」もセレブに人気なジャンク・ファストフードっていう位置づけで繁盛しています。
システマティックなサービスで明朗会計ですし、従業員さんが英語と日本語、モンゴル語のマルチリンガルさん。オーナーは華僑だからさらに中国語もオッケーならしい。
いろんな意味で外れがないのは「赤丸」かなぁ・・・トッピングも豊富ですしね。

ほかに日本的ラーメンが食べられるのは、市内中心部から平和橋を超えたすぐのところにある「ヤマトダイニング」らしいんですが、入ったことない。
でも野菜工場があったり、日本人シェフがいるとか、元横綱・朝青龍がいきつけだったりするそうです。メニューもなんだか美味しそう。(でもテーブルチャージが高いのと、全体的なメニュー層が若干敷居が高い)

今、私が知ってて、在留邦人の方がたのあいだでも、それなりに評判があるところはこんな感じです。

全体的にモンゴル人のなかにも日本のラーメンは根強い人気ですから、まだまだ日本からの進出の余地があるニッチ産業の一つではないかしらーと思います。

その場合は、ぜひ、餃子もセットで持ち込んでくださいませ。

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