モンゴルだるま@モンゴル語通訳兼業遊牧民です。
日本は夏真っ盛りだと思いますが、モンゴルでは、冬の準備が始まっています。
9月以降の委託遊牧料として、彼らから出た要望は、草原に常駐できるトラック。
先日の草競馬会場でお手頃値段の物件を見つけたよ、と。
現在、羊76頭+子羊33頭、山羊27頭+子やぎ17頭、雌牛4頭+子牛4頭+明け二才のオス、馬27頭にゲル4軒と所帯規模が去年と比べて倍以上になり、引っ越しの手間も、薪や餌の需要も増えました。
さらに家畜小屋を移築増設することになり、あらたに材木を森からいただき、運ばねばならないし。
さらに、委託遊牧民の数も増えたので、副収入の手段として、必要だと。
私が兼業遊牧で目指しているのは、若い遊牧民が生まれ育った地元で自立できるように経済的基盤づくりをサポートしながら、私も遊牧経済で生計をたてられるようになること。
なので、彼らが望む形で報酬を払いつつ、持続性のあるライフプランの提示をして、お互いが納得できる関係を心がけています。
トラックを彼らの資産とすることで副収入が確保できれば、家畜を自由に売買出来ない分を補うことができます。
トラックで運送業をする補てんとして、身寄りと家畜を持たない遊牧民でベテラン乗馬ガイドでもあるおじさんを家畜の世話係スタッフとして、うちで引き取ることに。
なんだかんだいいながら、地元でわがエコツーリズム型遊牧コミュニティが広がりつつあります。

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