モンゴルだるま@モンゴル語通訳・エコツーリズム普及仕掛け人兼業遊牧民です。
エコツアー催行一筋10周年!
今年はちょいと本気で踏ん張るぜ、な感じの今日この頃。
といいつつ、とっても残念なお知らせをもらっちゃいました。ぐすん。
4月9日からモンゴル日本センターで始まるはずだった実践日本語通訳ガイド養成講座(モンゴル旅行業協会主催)で講師をすることになっていたので、結構、張り切って、レジュメでも作るか、なんて思いつつ、ハタと思った。
全然、連絡がない、ということはもしかして、人数集まらず催行せずって可能性もあり?
というわけで、旅行業協会で活動しているJICAボランティア(シニアでキャリアコーチとかサービス業とかむっちゃベテランの御姉さま)なおこさんに電話をかけてみた。
案の定、多分、催行しないみたいですよ、とのこと。
やれやれ。。。そんなに日本語ガイドの需要ないのかなぁ?
日本語上手な人はたーくさんいるけれど、正直、ほんとの意味で、通訳ガイドできてる人ってどれくらいいるの?と疑問。
英語やフランス語、ドイツ語といった欧米系の通訳ガイドに比べて、日本語ガイドは極端にレベルが向上していないのは20年前からあんまし変わってない印象。
やっぱ、チップ文化がないとモチベーションがあがらないのか?
それとも日本人旅行者向けには、あの程度でいいのか?
日本のパック旅行って現地の通訳・ドライバー・現地の乗馬ガイドには、ほんと、お金を出しません。
すっごい格安で現地着地型で作っている弊社ではとても作れないくらいの金額で催行しています。
(カラクリは、当然、モンゴル側現場にしわ寄せ・・・薄利多売ってニンジンぶらさげ、日本的根性論を押し付けて「経験アップのためだ」ってことで納得させられて、ガイドやドライバーは夏の間中、身を削って働くことになる・・・けど、こんな身を粉に、精神を削りながらやったところで、「流す」技術は身についても、誠心誠意のガイドホスピタリティやインタープリティング技術が向上するわけはない)
うちも初任給というかバイト通訳さん、最初はとっても低いです。
プロじゃない修行中のスタッフには、「むしろコッチが授業料もらいたいよ」くらいに私の仕事は2倍に、リスクは無限大になるから。
ただ、ちゃんとしてるなぁってなったら、それ相応に出し惜しみせずにギャラを支払うように心がけているので、弊社の助っ人ガイドさんもおおむね、この道10年以上のベテランさんとか気立てのよい若い人に恵まれています。
ただ、全体の底上げしないと、エコツーリズム精神を会社の経営幹部も現場マネージャーもガイドも全然わかってないのに、パンフには「エコツアー」の文字が躍ってるっていうケース多発中。
今年は、モンゴル政府も観光振興を基本政策の基軸にすえ、しかも「エコツーリズム」を文言として取り入れた上で自然環境観光振興方針を打ち出しています。
苦節10年、ようやく国も後押ししてくれて嬉しい!と思いきや、ここでも美味しい思いをするのは、大手旅行会社。
地元主導型・着地型でほんとの環境保全活動を核としたエコツーリズムを推進するためには観光法の改正や、エコツーリズムガイドラインの策定など、もっと商業的にワッショイする前に、実施環境整備をする必要があると思うんだがなぁ・・・
このガイド講座では、そんな思いもこめて、エコツーリズムとエコツアーガイド、インタプリテーションと環境教育、ガイドの役割みたいなことを講座で組み込ませていただこうって思ってたんだけどなぁ。
残念!です。
このモンゴル旅行業協会・日本委員会(私は日本人経営者だから入れてやんないって言われながらも、こういう講座の話とか、なんか企画とかがあると相談されたり、翻訳のタダ働きをするハメになる)が主催するというので、今年はうちの会社でのガイド講座、告知しないでいたのに、こんなことになるんだったら、並行してやっときゃよかったぜ。
といいつつ、なんだかんだと4月も5月も忙しいので、もうOJTで鍛えられそうな子を一本釣りでゲットしていくしかなってきました・・・
ボランティアの御姉さまも担当者ではなく、日本人ボランティアスタッフだから、ってことで、巻き込まれ、「やるからにはちゃんとしなくっちゃ」って張り切って準備していらっしゃった方だから、とんだトバッチリです。
この日本委員会は、日本からの旅行者を市場マーケットとしている、それなりに名のあるツアーオペレーターで結成されていて、日本にも営業事務所を持っている、それなりにしっかりしてるはずの組織なんだけど、結局、この直前まで責任者はみーんな国外に出張やアウトバウンドツアーの同行ガイドで不在なわけでして。
まぁ、経営トップからしてこういう意識の人たちでフォローアップも仁義もなくても20年とか10年とか旅行業やれてるわけですからね、わりと大丈夫なんでしょうね・・・
グダグダでもちゃんと私の10倍とか100倍とか売上げがあり、10倍も20倍もの日本人旅行者を集客できているのだから、ゴタクをならべて不平不満を感じたりする必要もないか・・・
むしろ、自分がもっともっとがんばって、ちゃんと現場の人たちが「エコツーリズムで行くことが持続的発展、自分の鍛錬・向上の道だ」って感じてもらえるような環境を作ってくことに集中すべき、っていう啓示なのだ、と受け止めています。
といいつつ、やっぱ、残念です。

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エコツアー催行一筋10周年!
今年はちょいと本気で踏ん張るぜ、な感じの今日この頃。
といいつつ、とっても残念なお知らせをもらっちゃいました。ぐすん。
4月9日からモンゴル日本センターで始まるはずだった実践日本語通訳ガイド養成講座(モンゴル旅行業協会主催)で講師をすることになっていたので、結構、張り切って、レジュメでも作るか、なんて思いつつ、ハタと思った。
全然、連絡がない、ということはもしかして、人数集まらず催行せずって可能性もあり?
というわけで、旅行業協会で活動しているJICAボランティア(シニアでキャリアコーチとかサービス業とかむっちゃベテランの御姉さま)なおこさんに電話をかけてみた。
案の定、多分、催行しないみたいですよ、とのこと。
やれやれ。。。そんなに日本語ガイドの需要ないのかなぁ?
日本語上手な人はたーくさんいるけれど、正直、ほんとの意味で、通訳ガイドできてる人ってどれくらいいるの?と疑問。
英語やフランス語、ドイツ語といった欧米系の通訳ガイドに比べて、日本語ガイドは極端にレベルが向上していないのは20年前からあんまし変わってない印象。
やっぱ、チップ文化がないとモチベーションがあがらないのか?
それとも日本人旅行者向けには、あの程度でいいのか?
日本のパック旅行って現地の通訳・ドライバー・現地の乗馬ガイドには、ほんと、お金を出しません。
すっごい格安で現地着地型で作っている弊社ではとても作れないくらいの金額で催行しています。
(カラクリは、当然、モンゴル側現場にしわ寄せ・・・薄利多売ってニンジンぶらさげ、日本的根性論を押し付けて「経験アップのためだ」ってことで納得させられて、ガイドやドライバーは夏の間中、身を削って働くことになる・・・けど、こんな身を粉に、精神を削りながらやったところで、「流す」技術は身についても、誠心誠意のガイドホスピタリティやインタープリティング技術が向上するわけはない)
うちも初任給というかバイト通訳さん、最初はとっても低いです。
プロじゃない修行中のスタッフには、「むしろコッチが授業料もらいたいよ」くらいに私の仕事は2倍に、リスクは無限大になるから。
ただ、ちゃんとしてるなぁってなったら、それ相応に出し惜しみせずにギャラを支払うように心がけているので、弊社の助っ人ガイドさんもおおむね、この道10年以上のベテランさんとか気立てのよい若い人に恵まれています。
ただ、全体の底上げしないと、エコツーリズム精神を会社の経営幹部も現場マネージャーもガイドも全然わかってないのに、パンフには「エコツアー」の文字が躍ってるっていうケース多発中。
今年は、モンゴル政府も観光振興を基本政策の基軸にすえ、しかも「エコツーリズム」を文言として取り入れた上で自然環境観光振興方針を打ち出しています。
苦節10年、ようやく国も後押ししてくれて嬉しい!と思いきや、ここでも美味しい思いをするのは、大手旅行会社。
地元主導型・着地型でほんとの環境保全活動を核としたエコツーリズムを推進するためには観光法の改正や、エコツーリズムガイドラインの策定など、もっと商業的にワッショイする前に、実施環境整備をする必要があると思うんだがなぁ・・・
このガイド講座では、そんな思いもこめて、エコツーリズムとエコツアーガイド、インタプリテーションと環境教育、ガイドの役割みたいなことを講座で組み込ませていただこうって思ってたんだけどなぁ。
残念!です。
このモンゴル旅行業協会・日本委員会(私は日本人経営者だから入れてやんないって言われながらも、こういう講座の話とか、なんか企画とかがあると相談されたり、翻訳のタダ働きをするハメになる)が主催するというので、今年はうちの会社でのガイド講座、告知しないでいたのに、こんなことになるんだったら、並行してやっときゃよかったぜ。
といいつつ、なんだかんだと4月も5月も忙しいので、もうOJTで鍛えられそうな子を一本釣りでゲットしていくしかなってきました・・・
ボランティアの御姉さまも担当者ではなく、日本人ボランティアスタッフだから、ってことで、巻き込まれ、「やるからにはちゃんとしなくっちゃ」って張り切って準備していらっしゃった方だから、とんだトバッチリです。
この日本委員会は、日本からの旅行者を市場マーケットとしている、それなりに名のあるツアーオペレーターで結成されていて、日本にも営業事務所を持っている、それなりにしっかりしてるはずの組織なんだけど、結局、この直前まで責任者はみーんな国外に出張やアウトバウンドツアーの同行ガイドで不在なわけでして。
まぁ、経営トップからしてこういう意識の人たちでフォローアップも仁義もなくても20年とか10年とか旅行業やれてるわけですからね、わりと大丈夫なんでしょうね・・・
グダグダでもちゃんと私の10倍とか100倍とか売上げがあり、10倍も20倍もの日本人旅行者を集客できているのだから、ゴタクをならべて不平不満を感じたりする必要もないか・・・
むしろ、自分がもっともっとがんばって、ちゃんと現場の人たちが「エコツーリズムで行くことが持続的発展、自分の鍛錬・向上の道だ」って感じてもらえるような環境を作ってくことに集中すべき、っていう啓示なのだ、と受け止めています。
といいつつ、やっぱ、残念です。

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