モンゴルだるま@モンゴル語通訳・エコツアー普及仕掛け人・兼業遊牧民です。

一部の読者様は薄々気がついていらっしゃると思いますが、ワタクシ、「ディープなテレビっ子(NHK限定)」です。
毎朝、NHK朝ドラを見るために早起きし、終わった途端二度寝してしまったり、ついつい「あさイチ」に夢中になって犬の散歩を忘れたりします。

今朝の「あさイチ」は短縮バージョンで昔のおさらいだったのですが、私が1年のうち、めったにない「朝から晩までお仕事」という勤労デーにあたった時の回が放映されていて、とってもお得な気分でした。

「ワーキングメモリー」の強化がテーマのひとつ。

アラフィフ40代後半の奥さんが「フライパンを火にかけっぱなしにして5時間放置」で「忘れちゃってたのー」とケラケラ笑っているのを見て、「省エネ時代になんと愚かな・・・」とか「火事になったらどうすんねん(怒)」と画面にむかってマヂギレする大人げない私。

でも、私も翻訳作業などに集中しすぎて、焦がした鍋も2個や3個じゃありません。(そして、それらは焦げがどうしても落としきれない場合、犬のエサ入れに降格される。)

でね、これは、ワーキングメモリーという前頭葉にある記憶容量(PCでいうとRAMみたいなもの?)をたっぷり使うことで解消できるらしい、という話だったのです。

で、この記憶容量を増やしたり、強化するための練習が「3文とか4文の文章を音読しながら、赤文字で書いてある任意の単語を覚えて、あとで取り出してみる」というもの。

当然のことながら、通訳という仕事をやっている身としては、わりと楽ちんな話です。
というか、私らの仕事では、3文や4文どころかその倍ぐらいの文章量を「そっくりそのまま別言語で再生」(しかも正確に)することが当たり前なのです。
場合によっては、パワポ等を使ってのプレゼンを聴き手に通訳することもあり、その場合は、パワポスライドに出ている部分を要約し、スライドにない部分の説明を補足再生し、かつプレゼンの流れを追いながら、通訳するという二重・三重の作業をこなすのです。


仕事で使っている以外にワーキングメモリー強化に役立ってたのねー!と思う日常行動がありました。
最近のお気に入りSNSであるFBで高校の同級生と折り紙のこととかをチャットしながら(福山ローズの反転折りとかw)、スカイプで仕事の打ち合わせ(といっても相手は音声、私はチャット)もしつつ、ビジネスプランをエクセル使って作り、NHKの連ドラや「仕事の達人」とかを見ながら、携帯電話でもモンゴル語でしゃべる・・・


こうしてみるとだ、現金収入源が最近減ってきている分、暇人ライフのおかげで、自分のワーキングスキルは強化されている、ということではないか!!!


まぁ、こういう自堕落な生活をもって、「ワーキングメモリー強化」とほざくのはいかがか、とは思いますが、女性の日常生活って、同時並行で「あれも、これも」と作業する必要性ってあると思います。

子供に対しての注意アンテナを張りながら、家事を効率よくこなし、かつ自分らしい時間も確保する、さらにお仕事も「あなたじゃなきゃダメなの!」っていう代替がきかない役割でバリバリがんばっている。

そんな高校時代の同級生の「かっこいい女性」たちとの「たわいもないチャット」交流は、よい刺激です。

仕事で使う、使わないは二の次で、脳の活性化とか体の活性化って楽しい。
いつ、何が起きても対応できるように意識的に鍛えておくというのは、一日のうちで確保したい時間割りです。

「あさイチ」で紹介されていた3-4文を音読し、「赤字」を記憶し、取り出す、というのはたとえばこんな文章なんかでいいみたいですよ。

1:明日から天気が回復するそうです。
2:交通事故が多発しています。
3:ゴミ捨ての時間と場所が指定されるようになりました。

だったら、それぞれの文を音読しながら
[天気」「事故」「指定」
を順序よく記憶します。

私はスピーチ通訳の時などはほとんどメモを取らないし、原稿をいただいた挨拶などでもほとんど、元原稿・自分が翻訳した原稿に視線を落とすことをしません。

そのかわりにキーワードを瞬時に選択し、それらを覚えて数珠つなぎにしておけば、それらのキーワードの前後を即座に再生できるのです。

いくつかの文章の任意バラバラのキーワードを連想ゲームでつなげて記憶し、再生するときは、連想ゲームの要素をもう一度バラかす。

複雑怪奇な感じに聞こえるかもしれないけれど、これは記憶術といってもよいかも。

小学生の頃、同級生の間で学習塾通いがはやり、ほとんどが進学塾なるものに通っていたとき、私は水泳とか軟式野球とか剣道、そろばん、ピアノなどの「お習いごと」で忙しかったので、とても学校の授業に加えて、別に「お勉強する」余裕がありませんでした。

なので、かわりに学校の授業中、先生の説明や板書書きなどを全部時間内に記憶し、いつでも再生できるようにする、という集中力と記憶再生力を意識的に鍛えていました。
辞書などでも、言葉を覚えるというよりは、単語のページと場所を覚えておく。
すると、その前後や同じページにある単語も同時に覚えていられる。

点より線、線より面、面より立体、立体より時系列含めての4次元の記憶。

天然ボケな私ではありますが、一応、混交玉石ではありつつも、記憶容量をフル活用することで、マダラボケ防止をしておきたい、と思っております。

ながらライフばんざーい!

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